中海シーバスポイントマップ総まとめ

テレビやYouTubeの釣りチャンネルでメジャーになりつつあるシーバスフィールドとしての【中海

そのポイントは多様で、エリアによって使えるルアーや釣れる時期が変わります。

このページでは、中海シーバスのエリアごとの特徴の解説と全ポイントへのリンクを掲載しています。

安来エリア

安来エリアのポイントまとめ

安来エリアの特徴

・大きな河川がの流れ込みが多い
・潮通しの良いポイントが多い
・真冬でも釣れる安来港

安来エリアの大きな特徴の一つが大きな河川の流れ込みが数多くあることです。

伯太川吉田川】【飯梨川】【田頼川】といった大きな河川の河口部は安来エリアの中でも超一級ポイントです。

この中でも伯太川・吉田川・飯梨川は砂が堆積してできたポイントなので手前は極端なシャローエリアになっています。

これらの河口エリアで釣りをする場合、ほぼウェーディング必須のポイントといえます(アカエイに注意)。

砂が堆積してできたエリアは大雨で簡単に地形が変わるので、ウェーディングをするときには必ず下見をするようにしてください

安来東部エリア(安来港ハーモニータウン汐彩恵乃島堤防島田船溜まり)は大きな河川の流れ込みのような目立った変化はありません。

ただ、海岸線が入り組んでいるので所々に潮通しのいい実績ポイントが存在します。

こういったポイントでは回遊待ちで大型シーバスを狙うことができます。

また、安来エリアの中央部に位置する【安来港】は常夜灯が多く冬でもベイトが集まりやすいポイントです。

足場が良くて駐車スペースも多いので、ちょっと時間があるときに立ち寄って釣りをすることができます。

以前、安来港で真冬にアジング用のワームで50cm前後のシーバスの数釣りを楽しんだことがありました。

ベイトの溜まり方次第では冬でもシーバスの数釣りが楽しめるポイントです。

松江南部エリア

松江南部エリアのポイントまとめ

松江南部エリアの特徴

・中海を代表する超一級ポイント
・釣り場スペースが広いポイントが多い
・実績の高い未開拓エリアがある

松江南部エリアは中海を代表する超一級ポイント【中海大橋下】【大海崎橋周辺】エリアが存在する中海屈指の人気エリアです。

中海大橋下】は中海と宍道湖をつなぐ「大橋川」の出入口になるポイントなので、中海から宍道湖を行き来するシーバスが必ず通るポイントになります。

シーバスたちはここを通らずに中海~宍道湖を行き来することはできないので、ハイシーズンになると大勢のアングラーで賑わいます。

中海大橋下はサヨリ・コノシロ・アミエビの溜まりやすい場所でもあるので、ベイトが溜まっているときは60cm~クラスの数釣りを楽しむことのできるポイントです。

大海崎橋】は松江市大海崎町と大根島とを結ぶ大海崎堤防に架かる橋です。

大海崎橋の下は100mほどの水路になっていて、中海を移動するシーバスの回遊ルートになります。

水路幅が100mほどしかないので通過するシーバスを非常に狙いやすいポイントです。

駐車場が広いのもとても魅力的です。

中海大橋下も大海崎橋も橋の下や橋のすぐ横が人気のポイントですが、実際には少し離れた場所でもそれほど釣果は変わりません。

日によっては橋から離れた場所で入れ食いになることもあります。

橋の下や橋の横がハマることもあれば、橋から離れたところで釣りをしてる人にバタバタと釣れることもあります。

その日その日で状況は変わります

また【意宇川河口】【市の原川河口】【意東川河口】もそれぞれ釣り座が広く、ランガンをした方が釣果に結び付きやすいです。

どのエリアも釣り座が広いので、先行者がいる場合には先行者の邪魔にならないように釣りをしましょう。

大海崎港周辺から中海大橋にかけての沿岸部(松江市大井町の集落周辺)は駐車スペースが狭く、目印になるようなストラクチャーもないため釣り人が多いエリアでありません。

そのため、中海の中でも開拓の進んでいないエリアの1つといえます。

僕自身も、かつてランカークラスを1本だけ釣ったことがありますが、安定して釣果を残すことはできていません。

でも、釣具屋で釣果情報を聞くと、このエリアで釣れたという情報をけっこう耳にします。

釣れる時期や釣れるタイミングなどまだまだわからないことが多いエリアですが、シーバスの回遊ルートになっているのは間違いありません。

ベイトが溜まっているようなときには積極的に狙ってみるのも面白いでしょう。

松江北部エリア

松江北部エリアのポイントまとめ

松江北部エリアの特徴

ほぼ全域がシャローエリア
未開拓のポイントが多い
足場の良いポイントが多い

このエリアは松江市新庄地区本庄地区がポイントの中心になります。このエリアは手前の水深が浅いためシャローミノーやシンキングペンシルがメインルアーになります。(場所によっては軽めのバイブレーションも十分に使えます)。

弁慶島周辺】はウェーディング必須のポイントです。

このエリアはかつて干拓地にする計画のあった場所で、東側は森山堤防、南側は大海崎堤防で仕切られています。

堤防で囲まれた潮通しの悪いエリアと考えられていたため、あまり多くの釣果情報を聞くポイントではありませんでした。

しかし、10年ほど前に森山堤防の一部が掘削されて架橋化したため(【森山橋】)、境水道からの潮がこのエリアに流入してくるようになりました。

そのため今後も長い時間をかけてこのエリアの自然環境は大きく変わっていくと考えられます。自然環境の変化とともにこのエリアでのシーバスの動きにも変化があることでしょう。

僕は現在このエリアの開拓を進めていて、ランカーシーバスも片手では足りない程度には釣っています。

釣れる時期や釣れるタイミングなど、わからないことが多いエリアですが、 コノシロやボラ、ママカリがけっこう溜まるエリアです。

これらのベイトに付いたランカーシーバスの入れ食いを妄想しながら通っています。

新庄地区・本庄地区は数年前に護岸工事が完了したエリアなので、足場がとても良いポイントが多いのが特徴です。

自動車をちょっと横付けしてスニーカーで釣りをすることも可能です。

中海シーバス入門者にとってはとてもおすすめのポイントのうちの一つです。

ポイント開拓も兼ねてこのエリアで積極的にシーバスを狙ってみるのも面白いでしょう。

米子エリア

米子エリアのポイントまとめ

米子エリアの特徴

・足場の良いポイントが多い
・足元から水深のある場所が多い
・ランガンの方が良い釣果が期待できる

米子エリアは市街地にほど近く、護岸整備された足場の良いポイントがとても多いのが特徴です。

中海のアーバンサイドともいうべきエリアです。

※誇大表現には注意が必要です。

そのため、中海シーバス初心者がおかっぱりで釣りをするのにとてもおすすめのポイントが多いです。

市街地に近いためアクセスしやすいポイントが多いのも魅力的です。

その反面、落水時には簡単に登れないようなポイントも少なくないので、万が一に備えてライフジャケットフローティングベスト必ず着用するようにしましょう。

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米子エリアに多く見られる護岸整備された足場の良いポイントは、足元から水深のあることが多いです。

そのため米子エリアは、中海の中でもバイブレーションプラグが活躍するポイントが特に多いエリアです。

僕は中海北部エリア(境港エリア、松江北西部エリア)で釣りをすることが多いため、バイブレーションプラグを持たずに釣りに行くことがけっこうありますが、かつて米子エリアでのシーバス狙いにハマっていたときにバイブレーションプラグを持っていなくて痛い思いをしたことがあります。

米子エリアのポイントでシーバスを狙うときは、バイブレーションプラグやジグヘッドワームを持っていた方が確実に釣果を伸ばすことができます。

米子エリアは中海最奥エリアです。

境水道~大橋川~宍道湖を行き来するシーバスがどのようなルートで米子エリアを回遊するのかわからない部分もありますが、米子エリアは小シーバスからランカーシーバスまでとにかく釣果情報の多いエリアです。

確かなのはシーバスの魚影はかなり濃いエリアということ。

米子エリアに精通したアングラーなら「このポイントはシーバスの通り道になっているから回遊待ちでも釣れる!」といえるポイントがあるかもしれませんが、地形の変化が乏しいエリアでもあるので、初めての場合には沖に現れた潮目や河川の流れ込み、排水口といった変化を狙ってランガンした方が好釣果が期待できます。

実績は十分なエリアなのでぜひ挑戦してみて下さい。

境港エリア

境港エリアのポイントまとめ

境港エリアの特徴

・足場の良いポイントが多い
・水深は浅め
・ランガンでも回遊待ちでも狙える

境港エリアは護岸整備されているポイントがほとんどで、中海シーバス初心者にはとても釣りのしやすいエリアです。

駐車可能なスペースが広いポイントも多いの非常にアクセスしやすいのも特徴です。

餌釣り師やファミリーフィッシングの釣り人も数多くいます。

中海エリアの中でも餌釣り師の遠征者はほとんどが境港エリアに集中しているといえるくらいメジャーなフィールドです。

軽装で釣りができるので中海シーバス初心者にとっては本当におすすめできるエリアです。

境港エリアはほぼ全域で護岸整備されていますが、米子エリアのように足元から水深が深い場所はそれほど多くありません。

全体的にみるとシャローエリアが多く、(シャロー)ミノーやシンキングペンシルがメインルアーになるエリアといえます。

ミノーでも1mくらい潜るものは根掛かりする場所が少なくありません。

全体的には潜行深度1m未満のものが使いやすいです。

もちろんポイントによってはバイブレーションが使える場所もあるのでお忘れなく。

境港エリアは全体的に足場がいいので岸沿いをどんどん歩いて移動することで釣果を伸ばすことができます。

このエリアは境水道の出入口に当たるので、潮通しが良く、潮の流れがよく効いているポイントが多いです。

中海のほかのエリアに比べると海水の塩分濃度も高く、キジハタ・サゴシ・カンパチなの海の魚も釣れることがあるので、釣りをしていて楽しいエリアです。

岸沿いにランガンしながらシーバスを探すのも良し、潮の流れの効いているポイントで回遊待ちをするのも良し。

産卵期には大型シーバスが通過するエリアなので、中海大橋などと並んで中海を代表する超一級ポイントになります。

産卵前後の11月~5月頃にはぜひメーターオーバーのシーバスをランガンor回遊待ちで狙ってみて下さい。

時期やタイミングが合えば、初心者でもメータークラスが狙える夢のあるエリアです。

また、中浜港はハゼがよく溜まっている場所なので、ボトムをスローに巻いているとヒラメやマゴチなどの外道もよく釣れます。

江島・大根島エリア

江島・大根島エリアのポイントまとめ

江島・大根島エリアの特徴

・全域で護岸整備されている
・ランガンも回遊待ちもできる
・港湾以外は全域がシャローエリア
・クロソイがけっこう釣れる

江島・大根島エリアは歩いて釣りができる場所はほぼすべて護岸整備されています。

島1周をスニーカーで釣り歩くことも可能なくらい、どこも足場がとても良いです。

水を被っていて滑りやすい場所もあるので、滑りにくいシューズを履きましょう

駐車可能なスペースがポイントから近いのも助かります。

島のほぼ全域で釣りが可能なので、当ウェブサイトに掲載していない場所でもシーバスポイントになり得るポイントはたくさん存在しています。

島を1周するつもりでランガンすれば1匹くらいは魚に出会えると思います(*’▽’)

江島・大根島エリアは足場がいいので島1周をランガンすることも可能です。

シャローランナーなど浅いレンジを素早く探れるルアーを1本持って1ポイント・1キャストくらいでどんどん移動して行けば効率的に狙えます。

かなり浅い場所もあるので、普通のミノーやバイブレーションよりもシャローランナーの方がオススメです。
手返しは悪くなりますが広範囲に探れるのでシンキングペンシルもOKです。

また江島・大根島エリアには【汽水域研究所前】【亀崎】【何連崎】など潮通しのいいポイントもあるため、回遊待ちでシーバスを狙うことも可能です。

これらのポイントでは朝夕マズメになるとシーバスがベイトを食い上げるシーンを目撃することもあります。

潮通しのいいポイントはシーバスの通り道にもなるのでじっくり狙ってみるのも面白いでしょう。

江島・大根島エリアには【江島船溜まり】【馬渡港】【遅江港】【波入港】【二子港寺津港】など多くの船溜まり(すべてが小規模)があり、港湾内はある程度水深があります。

しかし、船溜まりから一歩足を踏み出すと島の周囲全域がシャローエリアになっています。

(港湾内さえそれほど深くはありません)

江島・大根島エリアでランガンするときはシャローランナーシンキングペンシルを忘れずに持って行きましょう。

境水道から中海にかけての汽水エリアの冬の風物詩といえばクロソイです。

中海よりも外洋に近い境水道の方がクロソイがよく釣れるイメージを持たれる人は多いですが、実は大根島エリアで釣りをしているとけっこうクロソイが掛かります。

しかも水深1mくらいのかなり浅場で40cmオーバーの良型が釣れることも少なくありません。

真冬の釣り物の少ない時期にはクロソイを狙ってみるのも面白いでしょう。

クロソイを専門的に狙っている人の話によれば甲殻類系ワーム+テキサスリグが鉄板ですが、45cmオーバーを狙おうとすると小魚系ワーム+ジグヘッドの方が相性がイイようです。

ぜひ冬のクロソイゲームにも挑戦してみましょう。