釣りビジョン番組やYouTubeチャンネルでメジャーになったシーバスフィールドとしての『宍道湖』。
湖としては日本で7番目に広く、汽水湖としては中海に次ぎ日本で3番目に広い汽水湖です。
その広さゆえ、釣りを始めたばかりのアングラーや遠征者にとってはポイントを特定しにくいフィールドといえます。
このページでは、宍道湖シーバスのエリアごとの特徴の解説と全ポイントへのリンクを掲載しています。
宍道湖全体の特徴
宍道湖は日本の湖の中で7番目の面積を誇り、その広さは79㎢を超えるといわれています。
しかも、その全域でシーバスが狙うことができます。
シーバス(スズキ)は宍道湖七珍に数えられるほど地元ではメジャーな魚です。
また、宍道湖はシーバスだけではなく、ブラックバス・ライギョ・ナマズなどの淡水魚や10kgオーバーの鯉、クロダイなど、釣れる魚種もとても豊富です。
面積が広い反面、水深はとても浅く、最大深度は6mほどです。
宍道湖全体の平均水深は4.5mといわれております。
オカッパリから狙えるエリアでは~3mくらいまでがほとんどです。
そのため、シーバスの気配がないエリアで粘るよりも、大きく移動してシーバスを探した方が好釣果を得られることも少なくありません。
宍道湖北岸エリア
宍道湖北岸エリアのポイントまとめ
宍道湖北岸エリアの特徴
・小規模河川の流れ込みが多い
・全域で水深が浅め
宍道湖北岸エリアの特徴の一つとして目立った変化がないことが挙げられます。
つまり、宍道湖北岸エリア全体がポイントになり得るということです。
しかし、その反面、どこを狙えばいいのかわからない…という事態が起こり得ます。
宍道湖は日本を代表するシーバスフィールドの一つですが、その難しさを忘れてはいけません。
宍道湖北岸エリアのもう一つの特徴として小規模河川の流れ込みが多いことが挙げられます。
勘のいい人ならわかるかもしれません。
宍道湖を攻略するうえでは、小規模河川の流れ込みというのは一つのキーポイントになります。
というのも、昔から「シーバスは流れを釣れ」と言われるくらい、水の流れや潮の流れが重要な釣りです。
潮の流れの変化というのは、潮目という形で現れることもあります。
でも、必ず目で見えるわけではありません。
そこで、水の流れを発生させるわかりやすいファクターが河川の流入です。
宍道湖北岸エリアには小規模河川の流れ込みが多く、宍道湖攻略のキーポイントになります。
宍道湖北岸エリアの三つ目の特徴として全域で水深が浅めということが挙げられます。
整備された船溜まりや小規模河川の河口以外は、水深が浅いエリアがとても多いです。
そのため、シーバスのスクールがないときの見切りのタイミングが重要になります。
宍道湖南岸エリア
宍道湖南岸エリアのポイントまとめ
宍道湖南岸エリアの特徴
・小規模河川の流れ込みが多い
・全域で水深が浅め
宍道湖南岸エリアも基本的には宍道湖北岸エリアの特徴と同じです。
目立った変化が少ないエリアのため、河川の流入するエリアを中心に探っていくのが効率的です。
また、宍道湖南岸エリアも全域で水深が浅めです。
そのため、潮の変化がないエリアやベイトが少ないエリアでは、シーバスの回遊を期待するよりも、移動を繰り返しながら小さな変化を探していく方がシーバスに出会える確率が高いでしょう。
宍道湖西岸エリア
宍道湖西岸エリアのポイントまとめ
宍道湖西岸エリアの特徴
・数・型ともに期待できる
・淡水の魚が釣れる
宍道湖西岸エリアは斐伊川水系を構成する宍道湖-大橋川-中海-境水道の入口にあたる部分です。
ヤマタノオロチ伝説で有名な斐伊川をはじめ、新建川、十四間川、平田船川など中・大規模河川の流れ込みがあります。
また、淡水河川のベイトから汽水域のベイトまで、ベイトの種類・数の豊富なエリアです。
そのため、6月~10月頃の宍道湖最盛期になると、毎年大型シーバスの釣果情報を度々耳にするようになります。
さらに、宍道湖西岸エリアは淡水河川の流入するエリアのため、様々な淡水魚も釣れます。
僕が釣ったことある淡水魚はブラックバス、ナマズ、フナ。
ほかにもライギョが釣れるという話も聞いたことがあります。
シーバスついでに淡水魚も狙いたいアングラーにとっては、宍道湖西岸はおすすめのエリアです。