釣りビジョン番組やYouTubeチャンネルでメジャーになったシーバスフィールドとしての『大橋川』。
中海と宍道湖とを結ぶその河川のポイントは多様で、エリアによって使えるルアーや釣れる時期が変わります。
このページでは、大橋川シーバスのエリアごとの特徴の解説と全ポイントへのリンクを掲載しています。
松江市街地エリア
松江市街地エリアのポイントまとめ
松江市街地エリアの特徴
・全域で足場がいい
・無料の駐車可能スペースがない
松江市街地エリアの大きな特徴の1つが橋脚や明暗部などの都市型ストラクチャーが多いことです。
松江市街地は山陰のシーバスポイントの中でも最も都市型河川といえるエリアです。
街灯や常夜灯に照らされた水面にはハッキリとした明暗部が現れ、ナイトゲームでは足元からポイントになります。
松江市街地を流れる大橋川は足元から水深があるため、ほとんどのポイントでウェーディングはできません(一部可能なポイントあり)。
また、このエリアは川幅が比較的狭いため、中海~宍道湖を行き来するシーバスを回遊待ちで狙うのにも適したポイントです。
松江市街地エリアは毎年多くのランカークラスが釣れるポイントなので、気になるポイントがあれば積極的にシーバスを狙ってみましょう。
大橋川の松江市街地エリアはほぼ全域が護岸整備されているので足場がとてもいいです。
散歩できるような場所はほぼ全域がポイントになり、スニーカーのような普段靴で釣りをするのも問題ありません。
なお、松江市街地エリアは地域住民や観光客の往来がとても多い場所なので、キャストの際には周囲に充分に気を配りましょう。
中海エリアや大橋川下流域エリアと違って、大橋川の松江市街地エリアには無料の駐車可能ペースはほとんどありません。
その代わり、大橋川沿いに有料駐車場がたくさんあるので、取り締まりやトラブルを避けるために有料駐車場を利用するようにしましょう。
大橋川北岸エリア
大橋川北岸エリアのポイントまとめ
大橋川北岸エリアの特徴
・流芯狙いの回遊待ちポイントが多い
・大型シーバスの実績が高い
松江市街地エリアから中海方面へ下った大橋川下流域にあたる大橋川北岸エリアは、松江市街地エリアのような都市型のストラクチャーは少なく、純・中規模河川エリアといえます。
釣りのスタイルもスニーカーでどんどん歩きながら狙っていくよりも、ウェーディングスタイルで釣りをするエリアが増えてきます。
使えるロッドも松江市街地エリアでは~9ftくらいまでが圧倒的に使いやすいですが、大橋川北岸エリアでは10ftクラスでもまったく問題ありません。
また、大橋川北岸エリアはピンで撃つようなポイントも少ないので、90mm未満の小型ミノーやシャッドよりも90mm以上のミノーの出番が増えます
ルアーをセレクトするにあたっては中規模河川用のものをチョイスしましょう。
大橋川北岸エリアでのシーバスの主な狙い方は河川の流芯を狙った回遊待ちです。
大橋川北岸エリアには複数の河川が合流する【多賀神社前】や大型シーバスの実績が非常に高い【葦林前】があり、このようなのエリアにはベイトも溜まりやすいので、川の流芯に大型シーバスが入ってきやすい状況が整っています。
毎年秋~冬になると多くのアングラーで賑わうエリアです。
大橋川下流域の北岸エリア・南岸エリアは大型シーバスの実績が非常に高いエリアです。
僕自身もこのウェブサイトに掲載している大橋川北岸エリアのすべてのポイントでランカークラスを釣った経験があります。
それくらい大橋川下流域はランカーシーバスの実績のあるエリアといえます。
特にコノシロやヒイラギ(エノハ)が溜まっているときには大型シーバスの祭りになるくらい大型シーバスが連発することがあります。
また晩夏~晩秋にかけては大橋川下流域のいたるところでサヨリが溜まります。
サヨリに付いたシーバスは30~90cmとサイズの幅が広く、大型に絞って狙うのは難しいですが、シーバスの数釣りを楽しむことができます。
大橋川南岸エリア
大橋川南岸エリアのポイントポイントまとめ
大橋川南岸エリアの特徴
・流芯狙いの回遊待ち
・大型シーバスの実績が高い
松江市街地エリアから中海方面へ下った大橋川下流域にあたる大橋川南岸エリアは、松江市街地エリアのような都市型のストラクチャーは少なく、大橋川北岸エリアと同様に純・中規模河川エリアになります。
大橋川南岸エリアは北岸エリアよりも市街化が進んでいるため護岸工事がされているポイントも多いです。
そのため、足元から水深のある場所も少なくないので、どちらかといえばウェーディングではなくオカッパリメインのエリアといえます。
大橋川北岸エリアと同様に、ロッドの長さは9ft以上のロッドの方が釣りがしやすいというポイントもいくつもあります。
また、大橋川南岸エリアをメインに釣りをする場合はタモがあった方がいいでしょう。
大橋川南岸エリアは松江市街地エリアのようなストラクチャーや明暗部になるようなポイントはほとんどありません。
塩楯島の周辺や馬潟郵便局裏の弁天島周辺の流れのヨレを狙う場合以外は、大橋川北岸と同様に川の流芯を狙った回遊待ちでシーバスを狙います。
また、剣先や馬橋川河口は複数の河川が合流する流れの複雑な超一級ポイントで、こういうエリアにはベイトも溜まりやすいので、回遊待ち以外もベイト付きのシーバスを狙うこともできます。
大橋川下流域の北岸エリア・南岸エリアは大型シーバスの実績が非常に高いエリアです。
僕自身もこのウェブサイトに掲載している大橋川南岸エリアのいくつかのポイントでランカークラスを釣った経験があります。
またランカークラスは釣れませんでしたが、大橋川南岸エリアでバチ抜けに遭遇してシーバスのバチパターンがハマったこともありました。そのとき、20mくらい離れたところにいた別の釣り人はランカーを連発していました(僕はタモ入れ担当)。
大橋川下流域はポイントとタイミングさえ合えば大型シーバスを狙える可能性が高いポイントなので、釣り場が込んでいなければ積極的にルアーをキャストしてみましょう!