【ステップアップ】3月は水温に注意!冬と春が混在することを意識しよう!!【第5回】

梅の花が咲き始め、春の足音が聞こえる季節。

暦の上でも春を迎える3月。

バチ抜けも本格化する時期です。

でも、意気揚々と釣りに出掛けても「全然釣れねぇ…」となることも普通にあります。

このページでは3月のシーバスフィッシングのギャップについてご紹介します。

季節は春!でも水温は…

3月になると、全国各地で10℃を超える日が増えてきます。

2月中旬から下旬にかけて梅が咲き始め、3月に入ると見頃を迎えます。

突き刺さるような寒さもなくなり、冬をオフシーズンに決めていた釣り人も、冬眠から目覚めるようになります。

でも、海の中はといえば…

水温はまだまだ真冬です!

2月に水温が底を突き、3月はこれから上がり始める時期です。

つまり、(実は当たり前の話なのですが)3月の水温は1月と同じくらいです。

たとえば、中海の3月上旬~中旬の水温は、12月下旬~1月上旬の水温くらいです。

3月下旬になると、ようやく12月上旬くらいの水温まで上がってきます。

そのため、3月になっても、アングラーとしては12月~2月にシーバスを狙うような展開を頭に置いておく必要があります。

春のベイトへの対応も必要

3月は水温こそ1月並みですが、バチ抜けが活発化したり、イナッコ(ボラの稚魚)も多く見られるようになってきます。

日照時間が長くなったり、昼夜の寒暖差が大きくなり始め、着実に春が近づいて来ます。

そのため、これらのベイト群についたシーバスに遭遇したときのために、このシーバスにアプローチするための準備をしておく必要があります。

もちろん、バチ抜けやマイクロベイト付のシーバスは、そのパターン向けに開発されたルアーでなくても全然問題なく釣れます。

でも、やはり餅は餅屋。

パターン向けに開発されたルアーの使いやすさは抜群です。

春のベイトへの対応もお忘れなく。

3月のシーバスの狙い方

3月になると『』『バチ抜け』『イナッコ』といったキーワードがSNSや釣りメディアに踊るようになります。

でも、実際には3月(特に上旬)の水温は1月並みです。

すなわち、オフシーズンと考えているような時期と同程度の水温です。

そのため、シーバスの狙い方も12〜2月と同じような狙い方が基本になります。

真冬にバイブレーションが効果的なエリアであれば、3月でもバイブレーションが活躍します。

真冬でもミノーが効くエリアでは、3月でも依然としてミノーが効果的です。

また、それと同時に、3月はバチ抜けやイナッコに付いたシーバスに遭遇することがあります。

もちろん、専用ルアーでなくても、使い方次第では手持ちのルアーでアプローチすることはできます。

ただ、専用ルアーには専用ルアーなりの使いやすさがあります。

そこで、冬の釣りを意識しつつ、春ベイトへの対策も準備しておきましょう。

3月は春の足音を聞きながら冬のアプローチをする

『春』というキーワードの踊る3月。

日中は気温が上がり、着実に春の訪れを感じられる季節です。

でも、海の中はまだまだ冬。

バチ抜けやマイクロベイトにこだわっていると

ビギナー
全然釣れない…(;´・ω・)

ということにもなりかねません。

3月にシーバスを狙うときは、春のベイトの対策をしつつも、冬のパターンをベースにシーバスにアプローチすることを意識しましょう。

関連記事