シーバス用のラインの太さ・強さの選び方

釣りで使用するラインにはナイロン・フロロ・PE(・ポリエステル)などがあります。

※ラインの種類の使い分けについてはこちらをどうぞm(_ _)m

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釣りを始めてみようと思って釣具屋さんに行くと、釣り道具の種類の多さに本当に驚きます。 釣り糸も、ただの糸と思うなかれ。 …

現代のソルトシーンにおいて定番となっているラインはPEラインですがPEにもいろんな太さや種類があります。

0.6号・0.8号・1.0号とか4本編み・8本編みとか…

初心者のうちはどの太さやどの種類を選べばいいのか迷ってしまいます。

このページではシーバス釣りで使いやすいPEやリーダーの太さについてご紹介します!

PE(メインライン)は太さ(号数)で選ぶ

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PEは太さと引張強力で表記される

PEは(ほぼ)すべての製品で【号数(太さ)】と【lb(ポンド)数(引張強力)】が併記されています。

ここで注意しなければならないのはPEの太さに決まりはないということ。

PEの太さ(号数)は(ナイロンやフロロと異なり「太さ」ではなく)「重さ」が基準になっている

太さを表すのに重さを基準にします。

よくわかりませんよね(;´・ω・)

PE糸の太さ標準規格は、単位のデニール(d)表示を使用し、1号=200dとする。PE糸の許容範囲は、上限・下限のデニールが、前後の号柄の標準値を追い越さないものとする。
d(denier)とは、長さ9000m当たりの質量をグラム単位をもって表したものである。
(200d=200g)
日本釣用品工業会HPより

日釣工(にっちょうこう)のHPによればPEの太さはこういうことだそうです。

なにが言いたいのかといえば、

PEは同じ1号でもメーカーによって太さにバラつきがある

ということです。

ナイロンやフロロの場合、太さ(号数)を表すのはラインの標準直径(mm)なので太さは同じになります。

でもPEは、太さを表すのになぜか質量(グラム)を用いるので同じ1号の太さでも直径(mm)が同じとは限りません。

ショーカラ
実にメンドクサイ!
これには(一応)理由があります。
ナイロンやフロロのような化学繊維のモノフィラメントラインは、ラインそのものが真円に近いので、ラインの直径を測ることが可能です。
PEは細糸を複数本編み込んだ縒糸(よりいと)なので、どれだけ密に編み込んでも糸と糸の間にどうしても隙間ができます。
そのため、PEはライン自体が真円になりにくいです。×4のPEは触ってわかるほどに扁平です。
PEはモノフィラメントラインのように真円ではないため直径が測れないので、質量により太さを表しています。

PEは太さを基準に選ぶ

ショーカラ
PEは太さにバラつきがある(`・ω・´)キリッ

と言っておきながら太さを基準にしろだなんて矛盾しているようですが

PEは太さを基準に選ぶ

のが基本です。

なぜバラつきのある太さを基準に選ぶのか?ということですが理由は単純です。

リールに表示されているPEの糸巻量は号数表記になっている

からです。

たとえばシマノの場合「PE:1-400」という感じで表記されます。

これはPE1号が400m巻けるということです。

ただしPE1号の太さは(重さを基準にしているため)すべての製品で同じわけではありません。

395mしか巻けないラインもあれば410m巻けるラインもあり得ます。

多少のバラつきはあると思いますがリールの表示が号数表記なので太さを基準にするのが基本です。

もう1つ理由があります。それは、

lb(ポンド)の方がばらつきが大きい

からです。

たとえば…

管理人が超絶オススメする「よつあみアップグレード」ですが、同じメーカーなのに、4本縒り(X4)と8本縒り(X8)では4lb(約2kg)の引張強力の差があります。

X4は1.2号の太さでも20lbです。

PEを選ぶときにlb(ポンド)を基準にすると太さを基準にしたとき以上に太さにばらつきがでる

ことになります。

これらの理由からPEを選ぶときは必ず太さ(号数)を基準にします。

PEは何号を選べばいいの?

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シーバスに限らず現代のソルトシーンの主流は【細糸】です。

メディアや釣具屋でオススメしているのは0.8号だったり、場合によっては0.6号だったりします。

でもハッキリいいます。

これは入門・初心者には細すぎます。

障害物が何もないようなオープンウォーターでバレにくい魚を釣るのであれば、初心者でも0.8号や0.6号で釣れると思います。

しかし、どこで釣りをするのかわからないオカッパリでシーバスを狙う場合、いろんなシチュエーションがあり得ます。

障害物がたくさんあって、障害物に巻かれないように強引にシーバスを引っ張らなければいけない
足場が悪くて身動きが取りにくいから強引なやりとりをしないといけない
手前の水深が浅くてタモで掬えないから強引にシーバスを岸にズリ上げないといけない

特に、足場が悪いとき最優先に考えるのはシーバスの取り込みよりも身の安全です。

身の安全を確保しつつシーバスを取り込むことを考えると細糸では太刀打ちできません。

(もちろん取り込める場合もあります)

初心者がPEを選らぶときは1.5号を基準にしましょう。

細糸のメリット・デメリット

PEは、ナイロンやフロロと比べると、太さに対する引張強力が非常に強いラインです。

だいたいナイロンやフロロよりも4倍くらい強いです。

ナイロンやフロロだと4~5号くらいの太さが必要な場合でも、PEだと1号で事足ります。

PEは細糸を使えるのです。

メリット

細糸の最大のメリットは抜群の飛距離にあります。

糸が細くなればなるほど空気抵抗が軽減してルアーの飛距離が伸びます。

今まで届かなかった未開のポイントまでルアーを届けることができます。

0.8号と1.5号を比べると飛距離はかなり違います。

デメリット

細糸のデメリットは、太糸よりも引張強力が弱いことです。

引張強力が弱いと強引なやりとりをすることができません。

また、引張強力が弱いと重いルアーを投げたときに高切れすることがあります(後述)。

それと、細糸になればなるほどラインがガイドに絡むといったライントラブルが増えることもデメリットとして挙げられます。

(人によるかもしれませんが)私の場合は、あまり細糸を使うと、キャストしたときに人差し指がラインの強さに負けて切れることがあります。

(指が切れると、絆創膏を貼らない限り釣りは終了です)

太糸のメリット・デメリット

メリット

太糸の最大のメリットはラインブレイクを気にせずに強引なやりとりをすることができることにあります。

初心者の場合、そもそもやりとりに慣れていないので、ラインブレイクを気にせずに少々強引にでもシーバスを寄せられるため、1号以上(できれば1.5号)のPEがオススメです。

デメリット

太糸のデメリットは飛距離が犠牲になるということです。

ただし、入門・初心者の頃に飛距離が伸びないのは、ラインの太さ以上にキャスト慣れしていないことの方が大きいです。

キャスト慣れしていないと、そもそもルアーの飛距離は安定しません。

逆に、入門・初心者の頃にラインを細くして飛距離を稼ごうとすると、それなりに飛距離が出てしまうため誤ったキャストフォームが身についてしまうおそれもあります。

ラインが細いと、キャストフォームが悪くても太糸よりも飛距離がでてしまうため、キャストフォームのクセを直さないままキャストを覚えてしまう可能性があります。

少々飛距離を犠牲にしても、ヒットしたシーバスを確実にランディングできる手段を選びましょう。

ちなみに、細糸派には「ルアーが飛ばなければ、そもそもシーバスのいるところまで届かないかもしれないだろ!」という意見もあります。

一理ありますが、絶対ではありません。

日本全国津々浦々には様々なシーバスポイントがあって、60m70m飛ばさなければシーバスが釣れないようなポイントもあれば、管理人がよく釣りをするポイントのように20m飛べば十分すぎるというようなポイントもあります。
要は、「自分がキャスト可能な範囲でシーバスを釣ることができるポイント」で釣りをすることが重要です。
「そんなポイントを知らないよ」という場合には、遠慮なく釣具屋さんで聞いてみてください。
細糸を使って大遠投しないとシーバスが釣れないようなポイントでわざわざ釣りをする必要はありません。

リーダーはナイロン20ポンド以上!

20ポンド(5号)以上ほしい

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リーダーもメインラインと同様に主流は【細糸】です。

最近メディアや釣具屋でオススメしているのは16lbだったり、場合によっては14lbといった細糸です。

でも、これは入門・初心者には細すぎます。

20lb(ポンド)(=5号)はほしいところです。

ちなみに、管理人がシーバス釣りを始めた頃に推奨されていたのは25lb~のフロロでした。

なぜ、20lb以上のリーダーが必要かといえば、一つには、魚とのやりとりに慣れていない初心者が少々強引なやりとりしてもラインが切れないように、強めのラインを使った方が良いということが理由として挙げられます。

もう一つはルアーの高切れ(キャスト切れ)を防ぐためです。

ラインに力が加わるのは、なにもシーバスが掛かったときだけではありません。

ルアーをキャストするときにもラインには大きな力が加わります。

このときリーダーが細くて弱いと、リーダーの結び目からラインが切れてルアーだけが飛んでいってしまうことがあります(高切れ)。

ルアーを高切れさせないために、どのくらいの強さが必要かといえば

1g=1ポンド

と言われていました(かなり昔の話です)。

25gのルアーをキャストするには25ポンド必要ということです。

これは少し大雑把な目安ですが、キャストの力加減に不慣れな初心者の頃に、このくらいを目安にしておくと無難です。

シーバスで使うルアーはだいたい1oz(1オンス=28g)くらいまでが多いので、最低20lb以上(できれば25lb)はほしいところです。

なお、ラインは30ポンドくらいを超えて太くなってくると、1g=1ポンド以上の力を発揮します。
たとえば、35ポンドくらい強さ(太さ)があると60gくらいのルアーなら普通に投げられます。
なので「40gのルアーを投げたいから40ポンド必要!」と厳密に考える必要はありません。
投げたいルアーの重さの60~70%くらいの太さがあれば投げられます(ただし、30ポンド以上は確保してください)。

これらも、あくまで目安です。

ナイロンがオススメ

シーバスフィッシング用のリーダーには、扱いやすく、適度に伸びがあり、引張強力が強いナイロンラインが圧倒的にオススメです。

決してフロロがダメというわけではありません。

積極的にフロロを選ぶ理由はないというだけのことです。

ところで、最近はメディアでも釣具屋でもリーダーにフロロを推奨されることがほとんどです。

管理人がシーバスを始めた時代もどちらかといえばフロロを推奨されることの方が多かったです。

理由は、

「フロロの方が強い」と誤解されている

からです。

しかしフロロの方が強いというのは誤解です。

引張強力はそもそもフロロよりナイロンの方が強いです。

耐摩耗性(根ズレ耐性)は、ナイロンかフロロかという違いより、製品による差が大きすぎました。

耐摩耗性を謳うナイロンの根ズレ耐性は極端に強いです。

※詳細は下記の記事を参考にしてみてください。

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メインラインとしてもショックリーダーとしても使用されるナイロンとフロロカーボンの2種類のライン。 どちらも優れたラインな…

また、フロロはラインが硬いので、太いラインになればなるほどPEとの結束(ノット=knot)がやりづらくなります。

慣れてしまえば30ポンドくらいのフロロならいくらでもラインシステムを組めますが、初心者でノットを組み慣れない間はフロロよりナイロンの方が圧倒的にラインシステムを組みやすいです。

初心者のシーバス用ライン選び(まとめ)

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メインラインの主流はPE
PEは太さ(号数)を基準にする
強引なやりとりのためにやや太めを選ぶ
基準は1.5号
オープンウォーターなら1号でも〇
強引なやりとりができるようにリーダーは20ポンド以上
高切れ(キャスト切れ)しない太さを選ぶ
高切れしないためには1g=1ポンドが目安
ナイロンを選べば間違いなし
フロロが強いというのは誤解
メインライン:1.5号
◆リーダー:ナイロン22~25ポンド



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