ロッドの硬さ表記の秘密

ロッドを買おうと思ったときにけっこう悩むのがロッドの硬さ。

ほとんどのロッドは数字の最後にMLとかLとかMっていうアルファベットが付いていますが、この表示がメーカーによって微妙に違う。

なので初めてロッドを選ぶとき

入門者
結局どれを選べばいいの?

ということになります。

このページではロッドの硬さ表記についてご紹介します。

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ロッドの硬さの表示方法

ML表示

ほとんどすべてのルアーロッドに、UL、L、ML、M、MH、Hといった【ロッドの硬さ】が表示されています。

大雑把にまとめると…

UL=ウルトラライト(超柔らかい)
L=ライト(柔らかい)
ML=ミディアムライト(やや柔らかい)
M=ミディアム(普通)
MH=ミディアムヘビー(やや硬い)
H=ヘビー(硬い)
XH=エクストラヘビー(超硬い)

といった感じで。

ショーカラ
以下では、このような硬さの表示方法を便宜的に
ML表示
と呼びます

パワー表示

おそらく釣具屋で買えるルアーロッドの90%以上はML表記でしょう。

でも超大手メーカーの中にはML表示以外の別の表示方法を採用しているメーカーがあります。

それはシマノです。

シマノのルアーロッドの中にはL・ML・M・MHといった表示のないルアーロッドがあります。

シマノではML表示じゃないロッドの場合、次のように表示してあります。

ex)S603=3番パワー(3番の硬さ)
ex)1631=1番パワー(1番の硬さ)

これはシマノの伝統的な硬さの表示方法で、ML表示のないロッドでは、数字の並びの中の最後の数字がロッドの硬さ(パワー)を表しています。

ショーカラ
以下では、このような硬さの表示方法を便宜的に
パワー表示
と呼びます
最近のアングラーには馴染みが薄いからなのか、あるいは、そもそもシマノロッドを使用したことない人にとってはパワー表示は意味がわからないためか…理由はわかりませんが最近ではシマノのロッドもML表示のロッドの方が多くなっています。

シマノのロッド表記はわかりにくいので、 ついでに他の数字についても説明しておきます。

一番左の頭についているアルファベットまたは数字がスピニングロッドとベイトロッドの区別を表しています。(下1桁の3412がパワー表示)

ex)S603=スピニングロッド
ex)B604=ベイトロッド
ex)1631=ベイトロッド
ex)2652=スピニングロッド
B=ベイト or S=スピニング
1=ベイト or 2=スピニング

真ん中の2桁(まれに3桁)の数字はロッドの長さを表しています。

ex)S603=6.0ft
ex)B604=6.0ft
ex)1631=6.3ft
ex)2652=6.5ft(または6.6ft)

60は6.0ft、63は6.3ft、65は6.5ft(または6.6ft)です。

65について補足です。
65という数字は、もともと6ft半という意味だったと記憶しています。
1ftは12インチなので、1ftの半分は6インチです。なので、私の中では6ft半6フィート6インチ(6.6ft)という認識でした。
つまり、12進法のフィートを、日本人にわかりやすく10進法に変換していると思っていました。
しかし、近年になってシマノのロッドに17114というロッドが登場しました。これは、7.11ftのロッドです。このロッドは、12進法のフィートを12進法のまま表示しています。
この711(7.11ft)の表示方法に従えば、65という長さは6ft半(6.6ft)ではなく、数字どおり6.5ftということになります。
長さを測ってみればわかりますが、65が6.6ftなのか6.5ftなのか最近はよくわからなくなってきました。
ジギングロッドではシマノ以外でもパワー表示で示されているものが多いです。
シマノの場合、ジギングロッドだけでなくキャスティングロッドにもパワー表示が採用されているロッドあります。
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ML表示の基準

ML表示はメーカーによって異なる

圧倒的多数のロッドに採用されているML表示ですが、実はメーカーによってけっこう違いがあります。

シーバス(オカッパリのキャスティング)ロッドを例にとってみます。

ダイワL=5~28g
シマノML=6~28g
がまかつM=5~30g(ラグゼ チータR3参照)
※上記に当てはまらないロッドも多く存在します

どれも適合ルアーウェイトが~28g(30g)のロッドですがML表示がすべて違います。

見事なまでにバラバラです。

ではメーカーは、どんな基準でML表示を設定しているのでしょうか?

この点については2パターンに分けて説明します。 

エキスパートアングラーモデル

ダイワやシマノの最上位機種(モアザンエクスセンス)のロッドは、プロスタッフやプロインストラクターの意見(わがまま?)をふんだんに取り入れた超個性的な(尖った性能の)ロッドです。

このようなエキスパートアングラーモデルのロッドはそのエキスパートアングラーの主観によってML表示が設定されています(噂話)。

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開発担当プロ
このくらいの硬さならMLだよね~

って感じで。

でも、普段柔らかめのロッドを使っている他のエキスパートアングラーがそのロッドを使えば

別のプロ
いやいや、けっこう硬めだからMHクラスじゃない?

ということもあるそうです。

でも、開発担当のプロアングラーがMLクラスといっているのでMLクラスになるそうです(噂話)。

エントリーモデル

ダイワのラブラックスやラテオ、シマノのルナミスやディアルーナといったエントリーモデルのロッドは、良くも悪くも癖のないロッドです。

エキスパートアングラーモデルとは対照的な性格です。

エントリーモデルに関してどのようにML表記を設定してるのかはわかりませんが、僕は次のように考えています。

ダイワもシマノもミディアムライトクラス(MLクラス)が標準的な硬さと考えています。

(ここ↓からは各社の思想が現れるところ)

ダイワは

ダイワ担当
標準的なシーバスロッドは~35gくらいまで使えた方がいいよね!

って感じでML=~35gという設定になっています。(と、僕は勝手に考えています)

シマノは

シマノ担当者
標準的なシーバスロッドは~28gくらいまで使えた方がよかろう!

って感じでML=~28gという設定になっています。(と、僕は勝手に考えています)

ちなみに、がまかつは

がまかつ担当
そもそも標準的なロッドならMLではなくMクラスでしょ。
標準的なロッドであれば~30gくらいまで使えた方がいいでしょ!

って感じでM=~30gという設定になっています。(と、僕は勝手に考えています)

要するに・・・

ML表記は各社の設計思想・釣り思想に基づいてけっこう大雑把に設定されているようです。

昔フィッシングショーで聞いた話ですが、マジな話

だいたいこのくらい

という感じで設定してるらしいです。

なので、僕はML表示はあてにせずに適合ルアーウェイトの方を参考程度に考慮しています。

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シマノのパワー表示

シマノのパワー表示は

〇〇gのオモリをぶら下げたらこのくらい曲がるからこのロッドは2番パワー

という一応のシマノ的な目安があると聞いたことがあります。

でも、結局それもシマノにしか分からないので、メーカー的な目安があるからユーザーにも分かりやすい…ということにはなりません。

僕の持っているロッドはシマノのものが多く、だいたいのロッドがパワー表示ですが、いまだによくわかりません。

ショーカラ
これが4番?5番でも良さそうなくらい硬いけどなぁ…

っていうロッドもあります、けっこう。

結局のところよくわからないです。

まとめ

ML表記はあまりあてにならない
パワー表記もシマノの人にしかわからない
ロッドを選ぶ時は触ってみて(できれば思い切り振ってみて)判断すべし
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ML表示は釣り業界全体として統一的な基準があるわけではなく、各社(または各エキスパートアングラー)ごとの判断で勝手に設定されているのでロッドを選ぶ時の基準としてはかなり曖昧なものです。

シマノのパワー表記も一応のシマノ的な目安はあるそうですが、それはシマノの開発側にしかわかりません(複数本所有していて使い比べができるシマノユーザーにはわかるかもしれませんが…)。

ロッド選びは触って振る

最近はネットショップが充実していて、トイレにいながらロッドを注文できる時代になりました。

でも、ロッドは釣りにおいてまさに右腕ともいうべきタックルなので、ロッドに不満があると釣り自体に集中できなくなります。

ロッドは、自分で触ってみて(できれば試投会などで思い切り振ってみて)選ぶのがベストです。



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