【ビギナー向け】釣果アップのために試したい!釣れないときに意識すべき4つのポイント!!

釣りというのは、何も考えていなくても面白いように釣れることがあります。

反対に、いくら試行錯誤しても釣れないこともあります。

ただ、エサ釣り・ルアーフィッシングに関わらず、釣りをするうえで特に意識していなければならない重要なポイントがあります。

このページでは、釣果アップのために意識すべき4つのポイントをご紹介します。

執筆者
ショーカラ(y-nax)
『釣り』の翻訳家
最近の釣りメディアでは、釣りに関する情報がメーカーのために中・上級者目線で発信されるようになりました。ナチュラルリリースでは、ビギナー目線で語られることが少なくなった「釣りに関する『キホンのキ』」をビギナー目線で発信しています。

『流れ』を意識する

『流れ』は釣りの最重要ファクターの1つ

釣りにおいて流れというのは最も重要なファクターの1つです。

昔から「流れを釣れ!」と言われるくらい、魚の活性と流れは密接に関連しています。

エサ釣りにおいては特に重要な要素といえます。

流れもなく、魚も釣れない場所で釣りをするのは、本当に無駄骨になることが多いです。

そこで、少しでも流れのある場所で釣りをするようにしましょう。

「潮の流れ」と「水の流れ」

ここで『流れ』というのは大きく2つに分けられます。

1つは潮の流れです。

これは、月の引力によって周期的に発生する潮汐の影響によるものです。

潮の流れは、潮汐表を見ながらある程度予測することは可能ですが、気圧や地形によっても変化を受けます。

魚が釣れないときには、少しでも潮の動くエリアで釣りをするようにしましょう。

なお、釣りにおいては「上げ3分(ぶ)、下げ7分」と呼ばれる、魚の釣れやすい時間帯が存在します。

干潮からの上げ始めの2時間くらいと、満潮からの下げ始めの2時間くらいです。

ただし、あくまで目安なので、過信しないようにしましょう。

ショーカラ
3minutesや7minutesではありません

もう1つの流れが水の流れです。

河川からの水の流入や、工場からの排水の流入する場所に起こる流れのことです。

このような場所は、常に新鮮な水の動きがあるため、プランクトンや小魚が集まりやすい場所といわれています。

言い換えれば、エサが豊富な場所ということです。

潮の流れと違って、安定して釣れるチャンスがある場所です。

そのため、潮が動いていないときでも、水の流れのある場所を探して釣りをしてみると、釣果に恵まれることがあります。

タナ(レンジ)を意識する

タナというのは、魚がエサを捕食したり遊泳する水深のことです。

ルアーフィッシングではレンジと呼んだりします。意味は同じです。

このタナというのは、釣りにおいて『流れ』と双璧をなす重要なファクターの1つです。

ショーカラ
一 潮
二 タナ
三 ショーカラ

エサとなるカニやエビや小魚などは、その種類によって遊泳層がある程度決まっています。

たとえば、カニやエビ。これらのエサは底層域に生息しています。そのため、カニやエビを捕食している魚も、底層域を意識しています。

そこで、カニやエビを捕食している魚を狙う時は、釣り人も底層を狙うことになります。

あるいは、ヒラメやマゴチ。これらはターゲットそのものが底層に生息しています。

また、小魚も、種類によっては遊泳層が決まっている魚種がいます。

サヨリであれば表層。ヒイラギであれば底層。アジあれば表層から底層まで。

このように、タナというのは、ターゲットを狙うためのとても重要な鍵になります。

ベイトを意識する

ベイトとは、ターゲットとなる魚が捕食しているエサのことです。

エサ釣りであれ、ルアーフィッシングであれ、ターゲットとなる魚が「どんなエサを捕食しているのか?」ということを意識するのはとても重要です。

エサ釣りのような静の釣りでは、ターゲットに違和感を与えないために、ターゲットがメインで捕食しているエサを意識します。

また、ルアーフィッシングのような動の釣りでも、エサを捕食しているタナ(就餌層)に的確にルアーを送り込むために、ターゲットが捕食しているエサを意識します。

あるいは、ルアーのサイズとエサのサイズとが極端に異なると、ターゲットに警戒心を与えてしまいます。その意味でもターゲットが捕食しているエサを意識することは重要です。

釣りにおいて、ターゲットとなる魚が「いま、どんなエサを食べているのか?」を意識すると、釣果に直結することになります。

釣れないときは移動する

潮・タナ・ベイトに思いを馳せても魚が釣れない。

よくある話です。

そんな時は、思い切って釣り場を移動してみましょう。

潮やタナやベイトを考慮したところで、いま目の前に魚が居なければ、当然、魚は釣れません。

そんな場所で釣りを続けていても、たまたま魚が通りかかるのをただ待つだけになってしまいます。

このような釣り方は、とても効率が悪いといえます。

そこで、手を尽くしても魚からの反応がない時は、その釣り場を見切って、釣り場を大きく移動してみましょう。

魚を探して移動するのも釣りの面白さの一つです。

釣り場の『見切り』を覚えると、確実に釣果に(良い)影響が現れます。

また、釣り場をいくつか巡ることで、いろいろな釣り場の情報を得られます。

これは、今後の釣り場選びにも役立つ情報です。

一つの釣り場にこだわらず、手を尽くしても釣れない時は、釣れそうな場所を探して移動してみましょう。

釣りの基本は潮・タナ・ベイト…と釣り場!

潮やタナやベイトというのは、釣り人であれば誰でも知っている重要事項です。

でも、これらを常に意識して、釣りに繋げている釣り人というのは案外多くはありません。

ここでご紹介したことは、釣りの基本にして王道の考え方ですが、これを実践するのがなかなか難しいものです。

思うように魚が釣れない時は、ぜひ、基本に立ち返って釣りをしてみましょう。

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