【ゼロから始める】ビギナーのための「釣れる」ルアーの選び方!【第19回】

ルアーフィッシングの醍醐味でもあり、ルアーフィッシングの難しさでもあるルアー選び

最近では動画共有サイトやSNSを使って「シーバス 釣れる ルアー」という形で検索するビギナーが増えています。

「このルアーで釣れた!」という写真をSNSで目にすると、ついそのルアーが欲しくなってしまう。

これは、古今東西変わらぬアングラーの性(さが)です。

でも、ルアーは魔法の道具ではありません。

大事なことなので何度でも言いますが、ルアーはただのプラスチックです。

「このルアーだけ使っていれば魚が釣れる」というような魔法の道具ではありません。(第15回参照

SNSで「釣れた!」といわれているルアーが、あなたにとって釣れるルアーかどうか…

それはわかりません。

このページではビギナーのためのルアーの選び方をご紹介します。

この記事は2019年10月31日に公開した記事をリライトしたものです

基本的にはどれも「釣れる」ルアー

釣具屋で売られているルアーは基本的にはどれも「釣れるルアー」です。

特に有名メーカーのルアーに関していえば、「釣れるかどうか?」という部分を疑う必要はまったくありません。

ところで、最近では某100円ショップのルアーで魚を釣る動画企画が人気があるようです。

使った人であればわかると思いますが、100円ショップのルアーでも普通に釣れるんですよね。

100円ショップのルアーがどれほど開発テストをしているかはわかりません。

むしろ、(想像だけど)開発テストなんてほとんどしてないと思います。

でも、普通に釣れます。

ましてや、メーカーのプロスタッフや開発担当者が開発テストを繰り返して製品化しているルアーであれば、釣れないはずがありません。

釣具屋でルアーを選ぶときに「どれが釣れるか?」という視点で選ぶ必要はありません。

それでも釣れないんだけど?

釣具屋の目につく場所に並んでいるルアーであれば、基本的にはどのルアーでも魚は釣れます。

ただ

ビギナー
それでも釣れないんだけど…?

というビギナーはけっこういるはずです。

自分もそうでした。

これについてはハッキリと言っておきます。

ポイントかタイミングが合っていない

ということ。

ルアーの使い方云々ではなく。

ルアーの性能の問題でもなく。

ただただ、ポイントとタイミングです。

たとえば、底層ベッタリにシーバスが付くことの多い水深6mくらいのポイントで、カゲロウをどれだけ投げてみても、基本的には釣れません。

あるいは、夕マズメくらいに魚が入り始める激浅のドシャローエリア。こういうポイントでデイゲームでをしてみても、どんなルアーを投げても釣れません。魚が居ないんだもの。

どれだけ「このルアーは釣れる!」と言われようが、ルアーは魔法の道具ではありません。

プラスチックの塊です。

ポイントやタイミングが合っていなければ、基本的にはどんなルアーでも釣れません。

ビギナーが選ぶべきは超定番ルアー

超定番ルアーをおすすめする理由

シーバスフィッシングでは『超定番』といえるルアーがいくつかあります。

ショーカラ
まぁ、僕が勝手に『超定番』って認定しているだけですけど

このウェブサイトでも何度かご紹介していますが、超定番ルアーにはとても優れたメリットがあります。

性能が尖っていなくて使いやすい

性能が尖っていないというのはクセが少ないということです。

そもそも

「超定番ルアーが、なぜ超定番ルアーとして定着しているのか?」

考えたことがあるでしょうか。

ビギナー
そんなの、魚が釣れるからだろ?

と思うかもしれません。いや、それ自体はそのとおりなんですが…。

でもそれを言うと、魚が釣れるルアーなんて山のようにあるんです。

でも、超定番ルアーと呼ばれるようになるルアーというのは、その中のごくごくわずかです。

これは、ルアーの性能が尖っていないことと関係しています。

日本のシーバスフィールドというのは日本全国津々浦々。実に多様なフィールドが存在しています。

「この地域では抜群に釣れる!」というルアーがあったとしても、性能が尖っていてクセが強いと、ほかの地域ではまったく定着しないこともあります。

逆に、超定番ルアーとして定着しているルアーというのは、日本全国津々浦々多様なフィールドのアングラーから愛され続け、使われ続けています。

だからこそ『超定番』なのです。

そして、全国津々浦々多様なフィールドのアングラーに使われ続けるということは、クセが少なく、日本全国だいたいどんなところへ行っても「使える」「通用する」ということです。

ビギナーにとっては、性能の尖ったクセの強いルアーを使いこなすよりも、超定番ルアーの方がはるかに使いやすく、ハードルも低いです。

釣具屋やネットで手に入りやすい

手に入りやすいというのはルアーフィッシングをするうえではとても重要です。

こんな言い方をするとMarine Sweeperさんに怒られるかもしれませんが…

やっぱり、ルアーってよくロストするし、よく壊れるんですよね。

そんなロストしやすくて壊れやすいルアーを、投げては巻いて投げては巻いて…を繰り返すのがルアーフィッシング。

そのルアーがなかなか手に入らないということになると、そもそも釣りになりません。

釣具屋やネットでようやく買えたとしても、今度は使うのに勇気が要ります。

逆に、超定番ルアーというのは、釣具屋で売っていることが多いです。仮に釣具屋で売ってなくても、ネットなら簡単に手に入ることが多いです。

しかも、転売ヤーの暗躍による価格高騰と無縁なものがほとんど。定価以下で買えます。

超定番ルアーというのは簡単に手に入るので、安心して使い倒していくことができます。

もちろん魚もよく釣れる

これは言わずもがな。

魚が釣れないルアーが長く愛され続け、使われ続けることはあり得ません。

もう一度言います。

魚が釣れないルアーが長く使われ続けることはあり得ません。

魚が釣れないルアーが長く使われ続けるはずがありません。

釣獲力という点ではまったく疑う必要がないのが超定番ルアーです。

ビギナーにとって『いいルアー』とはどんなルアー?

『いいルアー』とは使いやすいルアー

超定番ルアー以外でもビギナーにおすすめできるルアーというのはたくさんあります。

では、ビギナーにとって『いいルアー』というのはどんなルアーでしょうか。

これはアングラーごとの考え方にもよりますが…

殊にビギナー目線で考えると、『いいルアー』というのはビギナーが使っても使いやすいルアーです。

使いやすいというのは

  • ビギナーが投げて飛距離が出る
  • ビギナーが巻いても巻き抵抗がよくわかる
  • ビギナーが巻いてもアクションエラーが少ない
  • ビギナーが使っても普通に釣れる

といったところでしょうか。

超有名ルアーでも使いにくいものもある

超有名ルアーの中には、キャストが上手い人が投げるとメチャクチャ飛距離が出るけど、キャストが下手な人が投げるとそれほど飛ばないってルアーがけっこうあります。

これはビギナー目線で開発されたルアーではないので、超有名ルアーであっても、ビギナーの頃には使用を避けても問題ありません。

あるいは、(流行りに乗っかって)全然泳がない超有名ルアーというのもあります。ルアーが泳いでいる感覚がわからないのはビギナーにとってデメリットのほうが大きいので、使用を避けても問題ありません。

ほかにも、ウエイトボールが戻りにくくてアクションエラーが起こりやすい有名ルアーもあります。

こういうビギナー目線とは言い難いルアーは少なからず存在しています。

これらのルアーは、いくら有名ルアーであっても、ビギナーにとっては『いいルアー』とは言い難いですね。

シーバスの超定番ルアー

超定番ルアーというのはそれほど数はありませんが、その中でいくつかご紹介します。

発売からだいたい10年以上は経過しているものがほとんどです。

モアザンソルトペンシル(ダイワ)

こちらはシーバスフィッシングではド定番のペンシルベイトです。

昔は、シーバスアングラーの間では「TDペンシルはエサ」とまでいわれていました。

TDソルトペンシルから名前は変わっていますが、超定番のルアーです。

シーバスハンターZ(ダイワ)

こちらは発売から30年以上経過している超定番ルアーです。

名前や性能を変えながらもシーバスアングラーから長年愛され続けているミノーです。

2021年にシーバスハンターⅢからシーバスハンターZへとモデルチェンジされました。

モデルチェンジされることでビギナー向けとはいえなくなったルアーもあります。でも、シーバスハンターZはまったくそんなことはありません。

超使いやすい。しかも安い。

ビギナーでなくても一軍ルアーとして使えるほどの性能を備えています。

サイレントアサシン(シマノ)

こちらは、現代のキング・オブ・ミノー。

発売から10年ちょっとしか経っていませんが、10年ちょっとで『超定番』にまで登り詰めた秀才。

ビギナーが投げても安定して飛びます。また、バネの力で勝手にウエイトが戻るのでアクションエラーがありません。

最近のミノーの中では動きも強めなので、ルアーが泳いでいる感覚もわかりやすい。

価格はやや高めですが、サイレントアサシンが売っていない釣具屋のほうが圧倒的に少ないです。

ヨレヨレ(バレーヒル)

シンキングペンシルはシーバスフィッシングの発展に多大な貢献をしたルアーです。

しかし、常に新しいものが生まれては消えていく…というサイクルを繰り返しているルアーです。

そのため、超定番といえるほど定着しているものがありません。

その中でも、比較的手に入りやすくて使われ続けているのがヨレヨレ。

中身の詰まった硬質発泡素材なので飛距離が抜群でビギナーでも飛ばしやすいです。

塗膜が剥がれにくいのも◎

レンジバイブ(バスデイ)

シーバス用バイブレーションの帝王・レンジバイブです。

とにかくよく釣れる。

あるプロによれば「シーバスに最も愛されたバイブレーション」だとか笑

とても上手い言い方かなと思います。

僕が考える『いいルアー』の条件もすべて満たしています。

バイブレーションはどれがいい?

と聞かれたら、間違いなくレンジバイブです。

アイアンプレート(コアマン)

メタルバイブレーションのカテゴリーを席巻したのがコアマンのアイアンプレート。

シーバス用のメタルバイブレーションといえば昔は湾バイブくらいしかありませんでした。

ショーカラ
湾バイブには僕もとてもお世話になりました

アイアンプレートはとにかく飛行姿勢がよく、ビギナーが投げてもとてつもなく飛びます。

よく、

ビギナー
メタルバイブなんだから飛んで当たり前だろ

と誤解されることがあります。

でも、それは違います。

たしかに、ある程度は重さで飛ばせます。

でも、さらにその先の先まで飛ばそうと思うと、抵抗の少ないスムーズな放出から、空中でも飛行姿勢を崩さないバランスなど、重さ以外の要素も重要になります。

アイアンプレートはとにかくビギナーでも飛ばしやすいです。

アクションもウォブリングが強めで、ルアーの動きが手元にとてもよく伝わります。

ネットではやや品薄感がありますが、大手の釣具チェーン店であれば普通に買えます。

コアマンに強いショップであればメチャクチャ数が置いてあります笑

ローリングベイト(タックルハウス)

これは、『ローリングベイト』というルアーのカテゴリーを作りたいくらい特異な存在です。

特異な存在ですが、シーバスルアーの中での定番度はピカイチです。

ローリングベイトが発売されたのは2000年くらいでした。

20年以上シーバスアングラーに愛され続けてきたルアーです。

何がどうすごいか、というと…

比較になるルアーがないので比べようがありませんが、とにかくビギナーでもよく釣れる。

「ルアー1個だけで1年間釣り通せ!」といわれれば、僕は間違いなくローリングベイトを選びます。

それくらいよく釣れて、僕が溺愛しているルアーです。

ブレないためのルアー選びを身につける!

ルアーを選ぶという行為はルアーフィッシングの醍醐味です。

品揃えの多い釣具屋であれば1時間くらい見ていても飽きません。

SNSで見かけたルアーを釣具屋で見つけると

ビギナー
お、これが例の「釣れる」ルアーか…

という感じでついつい買ってしまいます。

その気持ちはメチャクチャよくわかります 笑

冒頭でも書きましたが、「釣れる」という噂のルアーがとてもよく売れるのは洋の東西を問わず、今も昔も変わりません。

これは釣り人の性(さが)です。

でも、超定番ルアーを使い切ったこともないのに、あれやこれやと手を出すのはまわり道になる可能性もあります。

超定番ルアーを使い切ったその先に、流行りのルアーがあります。

ビギナー
最近SNSで話題だけど、サイレントアサシンとなにが違うの?
ビギナー
巻き抵抗が軽いらしいけど、レンジバイブとどこが違うの?

という感じで、超定番ルアーと比較できるようになると、ルアーの選択にも深みが生まれます。

耳障りのいい流行りのルアーを使ってみるのは大いに結構なことです。

でも、そのルアーをより理解するためにも、ぜひ、超定番ルアーというものを使い切ってみてほしいです。

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