【ゼロから始める】釣れない時はルアーの大きさをどう選ぶ?【第21回】

魚が釣れない時にルアーの大きさをどうするか?

この問題については、ある程度年数を重ねると自分なりの基準ができてきます。

ベテラン
食わないならルアーを小さくしてみようか
ベテラン
大きい方がアピール力が高いでしょ

などなど。

このページでは、釣れない時にルアーの大きさをどうすべきか?という問題について、基本的な考え方をご紹介します。

執筆者
ショーカラ(y-nax)
『釣り』の翻訳家
最近の釣りメディアでは、釣りに関する情報がメーカーのために中・上級者目線で発信されるようになりました。ナチュラルリリースでは、ビギナー目線で語られることが少なくなった「釣りに関する『キホンのキ』」をビギナー目線で発信しています。

エサ釣りの場合は結論は一つ

シーバスフィッシングの話に入る前に、ここで、エサ釣りにおいて「魚が釣れない時にエサをどうするか?」という問題からご紹介します。

まず、エサ釣りにおいて、魚が釣れない時。

この場合には結論は一つです。

エサを大きくします(エサの量を増やす)

ちぎって針に刺していたゴカイを1匹まるごと針に刺します。

あるいは、1匹しか針に刺していなかったゴカイを、2~3匹ほど房掛けにします。

もちろん、ちまちまエサを食う魚種もいるので、あらゆるエサ釣りでエサの大きさを大きくするというわけではありません。

しかし、ほとんどのエサ釣りでは、釣れない時はエサを大きくする(増やす)のが常套手段といえます。

ルアーのサイズで何が変わる?

そもそも「ルアーが大きいとどうなるのか?」「ルアーが小さいとどうなるのか?」。

前提として、大きいルアーの特性小さいルアーの特性をご紹介します。

大きいルアーの特性

大きいルアーの特性としては次のように説明されています。

・シーバスから見つけてもらいやすくなる
・警戒心を高める

大きいルアーはアピール力が高いため、シーバスから気付いてもらいやすくなります。

その反面、シーバスがルアーに違和感を覚えると、シーバスの警戒心を高めてしまいます。

小さいルアーの特性

小さいルアーの特性としては次のように説明されています。

・警戒心の高い魚でも違和感を覚えにくい
・小さい魚でも食いやすくなる
・アピール力が低下する

小さいルアーは、アピール力は低下しますが、シーバスの警戒心を刺激しにくいといわれています。

また、ルアーのサイズが小さくなると、大きいルアーには反応しなかった小型シーバスや、シーバスよりも口の小さい他魚種も反応するようになります。

ショーカラ
そのため、絶対に結果を出さなければならないプロアングラーなどは、魚が釣れない時にルアーのサイズを小さくすることも多いようです

釣れない時にルアーのサイズはどうするのが正解か?

では、シーバスフィッシングにおいて、魚が釣れない時にルアーの大きさをどうすれば良いのでしょうか?

釣れない理由によって区別する

一口に「魚が釣れない」といっても、その釣れない理由はいくつか考えれます。

・そもそも魚が居ない(居るかどうかわからない)
・魚は居るけど警戒心が高い
・魚は居るけど食い気がない

これらは、「魚が釣れない」という状況は同じです。

でも、釣れない理由が異なります。

そのため、大きいルアーを使うか?それとも小さいルアーを使うか?というのは、釣れない理由ごとに考える必要があります。

魚が居るか分からない時は大きいルアー

魚が居ない、または、魚が居るかどうか分からない時。

この場合にはルアーを大きくしてみましょう。

ルアーを大きくすることで、ルアーに気づいていないシーバスにアピールすることができます。

ルアーはエサではありません。

どこからともなくルアーの匂いに吸い寄せられて…ということはあり得ません。

そのため、シーバスが居るかどうか、そもそも分からないときはルアーを少し大きくして、ルアーに気づいてもらいやすい工夫をしてみましょう。

そして、シーバスフィッシングでは、シーバスが居るかどうか分からない状況というのが最も多いと考えられます。

ショーカラ
「20m先にシーバスが居るんだけど食わないなぁ…」みたいな状況は稀でしょう

つまり、魚が釣れない状況でルアーをチェンジする時は、ルアーを大きくするケースが多いといえます。

魚が居るけど食わない時は小さいルアー

シーバスが居るけど食わない状況というのも、当然あります。

シーバスが見えていたり、捕食音が聞こえたり。

あるいは、シーバスの存在は確認できないけど、かなり高い確率でここに居るであろう、という場合もあります。

たとえば、橋脚と明暗が絡むような誰が見ても美味しそうなスポットなど。

このように、シーバスが居るのが(ほぼ)確実なのに食ってこないというときは、大きいルアーを投げ続けると魚の警戒心を高めてしまいます。

そのため、シーバスが居るけどルアーに食ってこない時は、ルアーを少し小さくしてみましょう。

「釣れない状況」に合わせてルアーを選ぼう!

釣れない時にルアーを大きくするべきか?小さくするべきか?

一概に答えが決まるものではありません。

ルアーのサイズを選ぶ時のヒントになるのが

シーバスが居ることが分かっているかどうか?

ということです。

シーバスが居るかどうか、そもそも分からないのであれば、まずはシーバスに見つけてもらいやすい大きめのルアーを選びます。

反対に、シーバスが居ることが(ほぼ)確実なのにルアーに反応しない時は、警戒心を高めないように小さめのルアーを選びます。

そして、シーバスフィッシングにおいてシーバスが釣れない状況というのは、多くの場合

シーバスが居るかどうか分からない

という状況でしょう。

もちろん、魚が居るor居ないというファクター以外にも考慮要素はあります。

ただ、まずは分かりやすいファクターを基準にルアーのサイズを考えてみましょう。

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