なかなかシーバスが釣れない。
訳も分からないまま突然釣れたと思ったら、また、しばらく釣れない。
ビギナーの頃は釣果が安定しないため、モヤモヤしながら釣りをしている人も多いでしょう。
このページでは、僕がシーバス初心者だった頃に、意識的に実践することで釣果アップにつながった3つのポイントをご紹介します。

最近の釣りメディアでは、釣りに関する情報がメーカーのために中・上級者目線で発信されるようになりました。ナチュラルリリースでは、ビギナー目線で語られることが少なくなった「釣りに関する『キホンのキ』」をビギナー目線で発信しています。
海の状況をよく観察する
釣果アップのために最も効果的だったのが海の状況をよく観察することです。
これは、プロアングラーもしばしば口にすることです。
ところで

という声もあるでしょう。
海の状況を観察するというのは、ベイトの存在や気配(音や波紋)・潮の満ち引き・潮の強弱・潮目の有無・水温・光量・濁り具合…といった釣果に繋がりそうな情報を記録(記憶)しておくということです。
また、これは、釣れる釣れないにかかわらず必ずチェックしておくべきです。
釣れた日と釣れない日をそれぞれ覚えておくことで、釣れそうな雰囲気と釣れそうにない雰囲気というのが、体感的に分かるようになってきます。
この経験が積み重なってくると、たとえばベイトの音ひとつをとっても、シーバスに追われて逃げる音と、そうでない音が区別できるようになったりします。
これは一見すると釣果アップのためには遠回りなようにも思えます。
でも、僕としては「これが一番釣果アップに直結したのでは?」という実感があります。
釣り場に足繁く通う

海の状況をよく観察することとセットで効果的なのが釣り場へ通うことです。
初めて現地を訪れたプロアングラーよりも、地元で活動するロコアングラーの方がよく釣れる理由は、誰よりも現地フィールドを知っているからです。
また、釣り場へ通って、さらには海の状況を観察することで、昨日と今日の違い、先週と今週の違い、先月と今月の違い…を体感的に覚えてきます。
そうすることで、釣れる海の状況を体感的に覚えるとともに、現地フィールドの状況にも精通してくるようになります。
ずいぶん前にSNS界隈で「それでも俺は釣りに行くTシャツ」が流行りましたが、まさに釣り師は釣りに行ってなんぼといえるでしょう。
ルアーを『道具』として使う
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釣り人のSNSやメディアサイトを見ていると

といった表現を目にすることがあります。
これ自体はよくある話なのですが…
問題はルアーのどんな性能に何を任せているのか?ということです。
ナチュラルリリースでは何度もご紹介していますが、ルアーというのはエサではありません。
投げて巻いていれば勝手に魚を惹き寄せてくれる魔法のアイテムでもありません。
ルアーは魚を釣るための機能を備えた道具(タックル)です。
ルアーという道具に備わった、どんな機能を利用しているのか?
この機能を意識せずに闇雲にルアーの性能に任せるということは釣果を運に任せているのと変わりません。
また、意識的にルアーの機能に着目することで、自分なりのルアーの使い分けをするようになってきます。
意識的にルアーを『道具』として使うことで、ルアーを選んで使うという楽しみが生まれ、釣果アップにもつながります。
意識したら釣果がアップした3つのポイント
・釣り場へ足繁く通う
・ルアーを『道具』として使う(使い倒す)

僕がビギナーシーバスアングラーだった頃、毎日のように釣り雑誌を読み込んで、プロアングラーが紹介するメソッドやルアーを試していました。
でも、釣果アップにつながったと実感できたのは、メソッドや新作ルアーといったカッコイイものではありません。
釣果アップにつながったと実感できたのは「海の状況を観察する」「釣り場へ通う」「ルアーを道具として使う」といった、とても地味で時間のかかる作業です。
ただ、一見すると地味で遠回りのようにも見えますが、漫然とルアーを投げるよりも確実に釣果アップにつながります。
ぜひ、これらのコツを意識して、釣果アップにつなげてみてください。