【初心者向け】100円でできる!お手軽・簡単だけど超効果的なフックの防錆対策!!

ルアー釣り入門の頃のアングラーのタックルボックスを見て一番気になるのがルアーの フック の 錆 (サビ)。

錆びたフックを付けたままのルアーをルアーボックスに入れているアングラーがすごく多い!

僕もアングラーの端くれなので気持ちはよくわかります。

ビギナーの頃ってルアーやタックルにお金を掛けたいので、フックなんてなかなかお金が回らない代表選手です。

でも、錆びたフックを放置しても良いことなんてまったくありません。

このページでは100円でできるお手軽・簡単なルアーのフックの防錆対策をご紹介します。

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錆の原因は?

フックの防錆対策のためには、フックがなぜ錆びるかを知る必要があります。

要するに錆の原因。

この錆の原因を徹底的に取り除くことでフックを錆から守ることができます。

そもそも鉄が錆びる原因は…

鉄の表面に水と酸素があると鉄の酸化が起きることで生じます。表面が水で覆われることで鉄分子が一部イオン化し、酸素と水と反応することで、あの独特の茶褐色のさび(主な成分は水和酸化鉄:Fe2O3・H2O)となります。

小難しいですが、要するに

鉄 + 水 + 酸素 → サビ

って感じで錆が発生するらしいです。

理科の時間で「錆≒酸化鉄」のように習いますが、化学的にザックリと説明すれば↑のとおりだそうです。

詳しくはコチラ

フックの錆びを防ぐには?

結局、フックに対して水分と酸素が触れる状態にあるとフックが錆びる原因になるようです。

そうだとすると、フックの錆を防ぐには

フックに海水がついたまま酸素に触れている状態を放置しない

ということが重要になります。

ショーカラ
まぁ「言われなくてもわかってるよ」って感じもありますが…

改めて調べてみると、使ったルアーをそのまま放置しないということが根本的な解決方法のようです。

さらにソルトルアーフィッシングで厄介なのが塩分の存在です。

塩分はそれ自体は錆びを生じさせるものではありませんが、塩分の存在によって、鉄が酸化する過程で生じる電流が流れやすくなってしまうため、酸化を早めてしまう効果があるそうです。

しかも、塩分は空気中に存在する水分を吸着する効果もあるので、錆の原因となる水分をフックの表面に蓄えやすくなるようです。

塩分の存在は二重三重に鉄の酸化を早めることになります。

フックの錆びを防ぐ具体策

その①-使ったルアーをタックルボックスに返さない

正直なところ、これがフックの錆びを防ぐために一番確実な方法じゃないかと思っています。

一度使ったルアーをルアー交換のときにそのままタックルボックスに返してしまうと、フックに海水が付着したままタックルボックスの中で酸素(空気)と触れることになってしまいます。

これは最も避けなければならない状態です。

そこでルアー交換をするときに、一度使ったルアーをそのままタックルボックスに返すのではなく、しっかりとフック(+ルアーアイ)の水分を拭き取ってからタックルボックスに戻す

これがフックの錆びを防ぐ一番確実な方法かな?

…とはいえ、

そんなこといちいちやってられっか(# ゚Д゚)!!

ってのが多くのアングラーの感想でしょう。

僕もそうです。

なので、この方法は性格的に生真面目なアングラーだけが挑戦してみてください。

その②-納竿後に即水洗い

釣りの最中にフックの海水分を綺麗に拭き取るのは現実的には難しいし、なによりメンドクサイ。

そうすると、フックを錆から守る次のチャンスは納竿直後です。

釣りに行くときに10リットルくらいのポリタンクに水道水を入れて車載しておいて、釣りが終わった後すぐにポリタンクから水道水を出してルアーをジャブジャブ洗う。

タックルボックスの上から水をかけてもイイし、バッカンを準備しておいてバッカンの中に水を溜めてその中でルアーをジャブジャブ洗ってもイイです。

とにかくフックから海水を洗い流してすぐにフックについた水分を拭き取ることが重要です。

このくらいの作業であれば実際にやっているアングラーも少なくないでしょう。

でも、これってポリタンクをも持って釣りに行けるアングラーじゃないとけっこうハードルが高い。

自転車アングラーだと自転車の荷台に載せて行かなきゃいけない。

不可能ではないですがハードルは高いです。

その③-タッパーを持参

僕が普段やっている方法です。

ほとんどのアングラーにとって一番現実的な方法といえるでしょう。

僕はいつもルアーフィッシングに行くときはタッパーに水道水を入れて車の中に積んでおきます。

そして、釣りが終わったら、使ったルアーも使わなかったルアーも同じタックルボックスに入っていたものは全部まとめてタッパーにドボンして蓋をします。

家に帰ったら水で流してタオルで水を切って乾燥させておきます。

こうすることでフックの錆びの発生をずいぶん遅らせることができます。

ショーカラ
それでもいずれは錆びてきます

タッパー+水道水で錆び対策

タッパー選び

タッパーは100円ショップで売っているものでOKです。

釣りに行くときに空にした100円ショップのタッパーペットボトルに入れた水道水を持って行きます。

あらかじめ家からタッパーに水を入れて釣り場に持参する場合には、100円ショップのタッパーよりもパッキン付の液ダレしないタッパーがいいでしょう。

タッパーの使い方

釣りが終わったときに空のタッパーにタックルボックスから取り出したルアーを入れて、そのうえから準備したペットボトルの水を注いで蓋をします。

その状態のまま自宅まで持って帰ってもいいですし、タッパーを少しだけシャカシャカと振って、タオルで水を切ってからルアーを持って帰ってもかまいません。

あまり激しくシャカシャカするとルアー同士がぶつかってルアーに傷がつくので、軽く振る程度でいいです。

水を忘れた場合の対処法

実はここからけっこう大切な話。

水道水入りのペットボトルを忘れたり、タッパーに水を入れ忘れて空のタッパーだけを持って行ってしまった場合にどうしたらいいのか?

自動販売機で水(お茶)を買う

近くに自動販売機がある場合にはミネラルウォーターを買ってタッパーに注ぎます。

もったいないようにも思えますが、ルアーのフックが1本あたり60円くらいすることを考えれば、ミネラルウォーターはフック2本分くらいの値段です。

フックが錆びることを思えばミネラルウォーターを買って、少し喉を潤してから残りの水でルアーを洗いましょう。

ミネラルウォーターが売っていない場合にはお茶でもいいでしょう。

喉を潤すなら(個人的には)お茶の方がいいです。

ショーカラ
スポーツドリンクや炭酸飲料は試したことありませんが、添加物が多いのでやめておきましょう(笑

タッパーを海水で浸す

これは最終手段です。

近くに自動販売機がなく、手持ちの飲料水もないときはタッパーに海水を満水まで入れてその中にルアーを浸しておきましょう。

アングラー
えっ?錆びない?

って思うかもしれませんが、タックルボックスにルアーを入れたまま持ち帰るよりもよっぽどいいです。

というのも、フックが錆びる原因になるのは水分酸素(空気)です。

海水分の付着したルアーをタックルボックスに入れているとルアーのフックは必ず空気に触れています。

水分が空気に触れるからこそフックが錆びるのです。

なので、逆にタッパーを海水で浸して、ルアーのフックが全部海水に浸かってしまって空気に触れない状態にしてあげてから持って帰ります。

その状態で持って帰って自宅に着いてから水道水で洗って水気を切ります。

海水中にも酸素は含まれていますが、タックルボックスの中に入れたまま持って帰るよりもよっぽど錆びにくいです。

トップウォーター・クランクベイト・フローティングミノーのような浮くルアーはキッチリ沈めるようにしてください

火に油を注ぐみたいなやり方で抵抗があるでしょうが、鉄が錆びる原因↑を考えれば、フックが空気に触れなければかえって錆びにくいといえます。

ちなみに、火に油を注いだらどうなるか?

(もちろん条件にもよりますが)火は消えるんです。

ショーカラ
絶対に実験しないでくださいね♪

これと似たような状況です。

海水で使ったルアーフックの錆びを防止するために、フックを海水に浸ける

一見すると矛盾しているように思えますが、そうするのには「フックを空気に触れさせない」という理由があるのです。

お手軽な対処でフックを錆から守る!

ルアーの フック が 錆 びてしまった場合、すぐに交換しなければ、いずれはサビがルアーのアイに移ってルアーのアイが腐食して折れてしまうことがあります(経験者)。

錆びたフックを放置しても何一ついいことはありません。

とはいえ、フック1本あたり60円くらいすることを考えると、初心者の頃にはなかなかフックの交換まで手が回らないのが現実です。

では、どうすればいいか?

それはフックが錆びない工夫をする必要があります。

フックが錆びる原因はフックに水分が付着したまま空気中に放置されることにあります。

特に海水に含まれる塩分は鉄の酸化を早める働きがあるので、できるだけ早く海水を洗い流してあげる必要があります。

納竿後にできるフックのケアで最もお手軽なのは

タッパーに水道水を入れてその場で洗ってしまう

ことです。

仮に水道水や真水(お茶など)がない場合には、フックが空気に触れない状態で持ち帰って、自宅で洗うのがベターです。

タッパーを使うというのはなんとも原始的な方法ですが、とてもお手軽・簡単でとても効果的な方法です。

ぜひ釣り場にタッパーを持参して納竿後のルアーのケアを心掛けましょう。

ショーカラ
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