1ピースロッドと2ピースロッドの違いは?

釣り人の間でよく論争になる事柄として「1ピース派」と「2ピース派(マルチピース派)」があります。

「2ピースロッドは1ピースロッドより折れやすい」とか…

「1ピースロッドはとにかく持ち運びが不便」とか…

2ピースロッドしか使ったことがなく、しかもロッドが折れたことなんて一度もない人からすると

釣り人A
ツーピースで充分

ということになります。

バスフィッシング経験者からすると

釣り人B
2ピースなんてあり得ねぇ

など、とにかく1ピース信仰が異常に強いです。

管理人からすると

ショーカラ
好きな方でいいんじゃない?

と思うのですが…

そこで、このページでは1ピースロッドと2ピースロッドの違いについてご紹介します。

本当にただ比較しただけの記事です

1ピースロッドについて

1ピースロッドとは

ロッドの先から竿尻部分まで継ぎ目がないロッドです。

バスロッドではワンピースロッドが主流です。

基本的には7ft以下のロッドでなければ1ピースロッドを作るのは(運送面で)困難です。

なんちゃって1ピース

実は1ピースロッドの中には見た目は1ピースだけど実質的にはバットジョイントというロッドが数多く存在します。

バットジョイントとは(「1+」と表現されたりしますが)、ロッドのブランク部分は1ピースだけどグリップから分割できるタイプのロッドです。

ロッドのバット部分をグリップに継ぐので『バットジョイント』と表現されます

1ピースロッドの中には、バットジョイントの継ぎ目部分を接着剤で固定して『1ピースロッド』と表記しているものがあります。

ただし、これはインチキでもなんでもなく

『分割できないものはすべてワンピース』

という考え方が一般的な考え方です。

自分では1ピースロッドとして使っているものでも、実はバットジョイント接着型だったというのは当たり前にある話です。

そういうロッドは1ピースロッドと思っていただいて構いません。

ちなみに、真にロッドの先から竿尻部分まで一切継ぎ目のない1ピースロッドのことを『ブランクスルー』と表現します。
世の中に溢れているワンピースロッドのうち、ブランクスルーのワンピースロッドはごく僅かでしょう。
ほとんどがブランクスルー型でない1ピースロッド(バットジョイント接着型)です。
市場で手に入る1ピースロッドのほとんどがバットジョイント接着型の1ピースロッドなのには理由があります。
1つには費用の問題です。
6.6ftの1ピースロッド(198cm)から40cmほどのグリップを除くと、だいたいブランクスの長さは170cmくらいです(グリップに差し込む部分5~10cmほど必要)。
ブランクスを作成する側としては198cmのブランクスを作る必要はなく、170cmほどのブランクスを作成すれば良いことになります。
また輸送においても運送会社の定める基準を超えると輸送費が跳ね上がったりするため、ブランクスだけを輸送する場合は、より短い方が有利です。
もう1つはパーツの問題です。
ブランクスにはテーパーと呼ばれる角度がついています(イメージとしてはエッフェル塔のような感じ)。ロッドは根元に向かうほど太くなります。
テーパーが付いていると、グリップの上の方は内径10mmのパーツを準備する必要があるけど、グリップの下の方は内径13mmのパーツが必要ということになります。
逆に、外径が13mmのストレートのカーボンパイプ(テーパーのないカーボンパイプ)を使ってグリップを作成すると、すべて内径13mmのパーツで統一できます。
これはコスト的にお得になります。
グリップ部分とブランクス部分は分けて作成する方がメーカーにとって都合がいいのです。

メリット・デメリット

強度不足が起こりにくい
曲がりがキレイ
安い

基本的には継ぎロッド(マルチピースロッド)の場合、継ぎ部分でどうしても強度低下が発生します。

1ピースロッドはブランクス部分には継ぎ目はありませんし、バット部分もグリップと完全に接着されているので継ぎ目がない状態です。

なので、設計にミスがない限りブランクスの強度は設計どおり十分な強度が得られます。

また、1ピースロッドは継ぎの目部分の強度設計にお金を掛けなくても済むので、2ピースロッドよりも安く仕上げることができます。

2ピースロッドは1ピースロッドと同じ強度が得られるように『継ぎ目の設強度計』という余分な設計が必要になります。

その分だけ2ピースロッドの方がコストが掛かります。

車を選ぶ
保管に気を遣う
輸送費が掛かる

1ピースロッドのデメリットはズバリ見た目どおりです。

長いので『移動・保管・輸送に困る』という点です。

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2ピースロッドについて

2ピースロッドとは

2ピースロッドとは、ロッドが途中で分割できる継ぎ竿のことです。

どの部分で分割されているかにより【センターカット】【ワンアンドハーフ】【バットジョイント】のように呼び方が変わります。

センターカット

センターカットとは文字どおりロッドの真ん中で分割されているロッドです。

2ピースロッドの中で最も一般的なタイプです。

通常【2ピース】という場合には【センターカット】のものを指します。

ワン&ハーフ

ワン&ハーフとは1:0.5の長さになっているロッドです。

ロッドの竿先の長さが1で、グリップ側が0.5です。

ワンアンドハーフといっても実際は1:0.5になっていない方が多いです。
#1は130cm前後で統一してあり、ロッドの長さに合わせて#2の長さが変わってきます。
たとえば5.10ftのロッドも7ftのロッドも#1は130cmに統一してあって、#2の長さが7ftのロッドの方が長いということです。

ワンアンドハーフにするメリットがけっこう大きく、最近徐々に流通量が増えてきています。

バットジョイント

バットジョイントとはブランクスをグリップの部分で継いであるロッドです。

古くからあるタイプの2ピースロッドですが、どちらかといえば1ピースと2ピースの中間的なイメージのロッドです。

流通量はセンターカットの次に多く、大物用ロッドに好んで用いられます。

メリット・デメリット

移動・保管・輸送が容易
ピースごとにカーボン素材を変えられる

2ピースの最大のメリットは持ち運びが容易ということです。

3mを超える長さのロッドでもセンターカットのロッドだと160cmほどになります。

7ftを超えるあたりから2ピースロッドが増えてきます。

また少し専門的な話になりますが、2ピースロッドでは#1と#2でまったく異なる素材のカーボンを使用することが可能になります。

異なるカーボン素材が使えるということに何の意味があるのか?

それは、ロッドの性格付けが1ピースロッドよりもフレキシブルに(柔軟に・幅広く)なるということです。

竿先から竿尻まで継ぎ目がない場合、基本的には上から下まで同じカーボンシートを使って1本の竿を作ることになります。

継ぎ目があるロッドでは、#1と#2でまったく異なるカーボン素材を使用できるため、1ピースでは作れないような性格のロッドを作ることが可能になります。

強度低下のリスクがある
若干高い

接着されていない継ぎ目があると、その部分の強度がどうしても低下します。

1ピースロッドでは起こり得ない「継ぎ目で折れた」という事象が起こる可能性は少なくありません。

また、1ピースロッドでは継ぎ目での強度低下ということはあり得ないので、強度を保つために特別な設計が必要になるということはありません。

でも、2ピースロッドでは継ぎ目の強度が不足するため、継ぎ目部分に強度不足が起きないように特別なロッド設計が必要になります。

つまり2ピースロッドの方が設計に余分な費用が掛かるということです。

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まとめ

1ピースロッドと2ピース(マルチピース)ロッドの大きな違いの一つは持ち運びです。

2ピースロッドの方が圧倒的に持ち運びに便利です。

でも2ピースを毛嫌いする人にとって、2ピースロッドを使ううえで最大の障害になるのが

折れやすいんじゃね?

ということ。

実際に継ぎ目けら折れたという話はよく聞きます。

でも(2ピースロッドのフォローをしておきますが)決して折れやすいわけではないです。

それぞれのニーズに合わせて好きな方を選べばイイでしょう。



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