【ステップアップ】流れを狙っているのにシーバスが釣れない理由。流れを狙ううえで本当に必要な条件とは?【第14回】

「流れを狙え」と言われたから流れを狙っている。

それなのにシーバスが釣れない。

そんな悩みを抱えていませんか?

シーバス釣りを始めた頃は、橋脚や明暗、ストラクチャーを見ていたビギナーも、経験を積むにつれて「流れが大事」という言葉を耳にするようになります。

そして、潮目やヨレを探しながらキャストするようになる。

にもかかわらず、思うような結果が出ない。

「流れはあるのに反応がない。」

「ヨレを通しているのに食わない。」

このような経験をすると

ビギナー
流れを狙っても意味がないんじゃない?

と感じてしまうこともあるでしょう。

しかし、流れを狙っているのに釣れないのには、ちゃんと理由があります。

このページでは、「流れを狙う」という言葉の本当の意味と、流れで釣るための最短ルートをご紹介します。

執筆者
ショーカラ(y-nax)
『釣り』の翻訳家
最近の釣りメディアでは、釣りに関する情報がメーカーのために中・上級者目線で発信されるようになりました。ナチュラルリリースでは、ビギナー目線で語られることが少なくなった「釣りに関する『キホンのキ』」をビギナー目線で発信しています。

FAQ(よくある質問)

流れがあればシーバスは必ずいる?

いいえ。
流れは重要な条件ですが、それだけではシーバスがいるとはいえません。
ベイトやタイミング、水温など、複数の条件が重なって初めて釣果につながります。


流れやヨレを狙っているのに釣れないけど、流れやヨレはそんなに重要?
流れやヨレそのものではなく、その流れやヨレにベイトが溜まっているかが重要になります。
シーバスが着く理由があるかどうかを確認することが大切です。

流れを見つけたらビギナーはまず何をすればいい?

流れそのものではなく「流れによって何が起きているか」を観察することです。
ベイトなどの生命反応があるかどうか?など、流れが作る変化を見る習慣を付けるとポイント選びの精度が上がります。


なぜ「流れを狙え」と言われるようになったのか?

昔のシーバスゲームでは『橋脚』『明暗』『テトラ帯』など、場所そのものを重視する考え方が主流でした。

 
ショーカラ
ストラクチャーを狙うバスフィッシングの名残りだと思います

もちろん、今でもストラクチャーは重要です。

しかし、橋脚や明暗といった人工構造物は釣り座が限られるため、アングラーが集中するとすぐに釣り座がなくなってしまいます。

そこで多くのアングラーが考え始めたのが「なぜストラクチャー周辺で釣れるのか?」ということでした。

その答えの一つとしてたどり着いたのが「ベイトやシーバスの集まりやすさ」です。

身を潜めやすいストラクチャーには小魚が集まります。

また、シーバスにとっても身を隠してベイトを捕食しやすい場所といえます。

そのため、ベイトやシーバスの集まりやすい場所が他にはないか?ということで注目されたのが『流れ』です。

流れの強い場所には、泳力の弱いプランクトンが流されて集まります。

そのプランクトンを捕食するために小魚も集まります。

そして、その小魚を捕食するためにシーバスが集まるようになります。

流れが変わればベイトの動きが変わり、シーバスの出入りも変わります。

つまり、釣れる場所だけではなく「釣れる条件を作っている場所」が注目されるようになったのです。

この考え方は間違っていません。

しかし、その一方で「流れさえ狙えば釣れる」と受け取られてしまい、結果として「流れを狙っているのに釣れない」という悩みも増えていきました。

流れを狙っても釣れない5つの理由

ベイトがいない

シーバスはフィッシュイーターです。

どれだけ理想的な流れがあっても、エサとなるベイトがいなければ、その場所に長く留まる理由がありません。

流れは小魚やシーバスを集めるための条件の一つですが、流れがあるだけでシーバスが寄ってくるわけではないのです。

まずはベイトがいるかどうかを確認する習慣を付けましょう。

タイミングが合っていない

シーバスは一日中同じ場所で捕食活動を行っているわけではありません。

下げ始めだけ
満潮前後だけ
朝マズメだけ
夜中だけ

同じポイントでもシーバスが捕食行動をするタイミングは一定ではありません。

ポイントが変わればなおさらです。

流れを狙っていても、そのタイミングが合っていなければ反応がないのは自然なことです。

水温・季節などの条件が合わない

春・夏・秋・冬では、シーバスが好む環境は変わります。

水温が高すぎたり低すぎたりすれば、流れが良くても魚は別のエリアへ移動します。

流れだけを見ていると、「なぜ釣れないのか」が分からなくなる原因の一つです。

プレッシャーが高い

人気ポイントでは、多くのルアーが流れの中を通過します。

流れが良くても、何度もアプローチされたシーバスは警戒心が高く、簡単には口を使いません。

流れだけではなく、人の多さやルアーの通し方も釣果に大きく影響します。

 
ショーカラ
逆に、捕食スイッチが入っているなど、何をしても口を使ってくる場合もあります(笑

流れが強すぎる・弱すぎる

流れは強ければ良いというものではありません。

強すぎればベイトもルアーも流されて、シーバスへのアプローチが(技術的に)難しくなります。

逆に弱すぎれば、ベイトが動かず、シーバスが集まってくるきっかけになりません。

重要なのは、「流れがあること」ではなく、「アングラー・ベイト・シーバスにとってちょうどいい流れ」になっているかどうかです。

これら5つに共通しているのは、シーバスがその場所に付く条件が十分に揃っていないということです。

では、その条件とは何なのでしょうか。

流れがあるのに釣れないのは「シーバスが付く条件」が揃っていないから

「流れを釣る」という言葉を聞くと、多くの人は流れの効いた場所を探そうとします。

それ自体、間違っているわけではありません。

しかし、実際にシーバスが付いているのは、流れそのものではありません。

流れによって作られて生じる『条件』です。

 
ショーカラ
ベイトやシーバスが集まるための条件です

例えば

障害物の裏にできるヨレ
速い流れと緩い流れの境目にできる流速差
流れに乗ってきたプランクトンやベイトが自然と集まる場所

など。

こうした場所では、集まってくるベイトをシーバスが効率よく捕食できます。

つまり、「流れがあるか?」を見るのではなく「流れによってシーバスが付く条件」が揃っているポイントを狙うことが大切なのです。

釣り場で確認すべき状況

最初から難しく考える必要はありません。

釣り場に立ったら、水面を少し観察してみましょう。

泡やゴミがどこへ流れていき、どこに集まっているか?
水面に潮目ができていないか?
水面(表層)にベイトが確認できるか?

こうした目に見える変化は、すべて流れが教えてくれるヒントです。

「流れを狙う」と聞くと

流れの中をルアーを通してくるだけ…

と思うかもしれませんかもしれません。

しかし、実際には流れそのものを狙うわけではなく、流れがあることを前提に、流れによって生まれた変化を狙うことが必要です。

流れが作る好条件を狙おう!

流れを狙っているのにシーバスが釣れない。

そんなときは、流れを狙う「だけ」になっていませんか?

シーバスが着いているのは、流れがあるから…という理由だけではありません。

流れによってベイトが集まり、流速差やヨレが生まれ、シーバスが効率よく捕食できる場所です。

次の釣行では、「流れがあるか?」だけではなく「流れに好条件が重なっているか(好条件が生まれているか)?」を確認してみましょう。

ベイト、流速差、ヨレなど。

その「流れによって生まれる好条件」を観察することで、「流れを釣る」という言葉の意味が、少しずつ実感できるようになるはずです。

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