【ゼロから始める】もう迷わない!リールの番手の選び方の基本を理解する!!【第7回】

ダイワでもシマノでも、リールには3000とか4000という数字が明記されています。

これは、リールのサイズを表しています。

この点については第5回の記事で詳細をご紹介しました。

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ところで、これからシーバスフィッシングを始めたいと思ったとき、どのサイズを選べばいいのか?

釣具屋の店員さんに聞くという方法もありますが…

このページでは、リールのサイズの選び方の基本とシーバス用のリールの番手についてご紹介します。

リールのサイズを選ぶときのポイントは3つ

一般的に、リールのサイズを選ぶにあたって考慮すべきポイントは3つあります。

それは

・糸巻量
・スプールサイズ
・タックルバランス

です。

糸巻量は最重要!

リールは、釣りに必要な糸を手元にストックしておくための道具です。

そして、釣り糸を必要な長さだけ放出したり、それを回収したりします。

目的の釣りに合った太さの糸を、必要な長さだけ手元にストックできなければ意味がありません。

そのため、どれくらいの太さの糸が何m巻けるのか?というリールの糸巻量はとても重要な項目になります。

たとえば、海のルアーフィッシングで使うPEライン。

これは、150m、200m、300mという単位で売られています。

シーバスフィッシングでは150m巻で売られているラインがかなり多いです。

そうすると、最低でも必要な太さの糸が150mは巻けるリールの方が無駄がなくなります。

ショーカラ
必要な太さの糸が130mしか巻けないと、20mほど無駄になってしまいますね

そのため、リールのサイズを選ぶときには、まずは糸巻量を確認しましょう。

スプール径・ストロークが大きい方が飛距離が出る

ルアーフィッシングにおいてルアーの飛距離というのは重要な要素です。

その飛距離に関わるリールの構造の一つがスプール径スプールのストロークです。

スプール径というのは、スプールを上から見たときのスプールの幅のことです。

スプールのストロークというのは、スプールを横から見たときのスプールの高さのことです。

ルアーの飛距離を出すためには、スプール径は大きく、ストロークは長い方が有利になります。

そのため、糸巻量さえ足りていればリールは小さくてもいい…というわけではありません。

タックルバランスも重要

ルアーの飛距離という点では、スプール径やストロークの大きなリールの方が有利になります。

しかし、ルアーフィッシングのように一回の釣行で100投も200投もするような釣りでは、あまり大きすぎるリールは煩わしいです。

とはいえ、長いロッドや重いロッドに小さくて軽いリールが付いていると、手元がとても頼りなく感じます。

ショーカラ
バランスが悪く感じる…ということです

必要な量の糸を巻くことができるリールのうち、タックルバランスのいいサイズのリールの中で、よりスプールの大きい番手を選ばなければならないというのは、ビギナーにはやや難しいといえます。

ショーカラ
必要な太さの糸を必要な量だけ巻けないリールは、初めから選択肢から外しましょう

シーバス用のリールの番手は3000 or 4000!

3000-C(C3000)がとても汎用性が高い

スプールサイズやタックルバランスを考える…といわれると、なんだか小難しそうに聞こえます。

たしかに、(一般論として)リールのサイズを自分で考えるというのは多少の経験値が必要です。

でも、シーバスフィッシング用のリールということに限定して考えると、難しく考える必要はありません。

ダイワにしろシマノにしろ、シーバスをメインに狙うアングラーにとって最も汎用性が高いのは3000-CC3000)というサイズです。

ここで汎用性というのは、合わせられるロッドの幅が広いという意味です。

3000-Cのリールであれば、だいたい7.0~9.6ftくらいの長さのロッドに合わせることができます。

ショーカラ
ボートシーバスにもマッチしている、ということですね

9.6ftが分水嶺

一言でシーバスフィッシングといっても、そのフィールドは様々です。

20~30mくらいのキャストで十分と言える小場所から、サーフ・磯・沖堤防のような大場所まで。

使うロッドの長さも、場所に応じて7.0~12.0ftくらいまで様々です。

そんな現在のシーバスフィッシングにおいて、3000の次に多く使われているのが4000というサイズです。

ショーカラ
3000よりも一回り大きなサイズのリールですね

では、4000はどんな時に使うのか?といえば、一つの基準になるのが9.6ftというロッドの長さです。

9.6ftくらいの長さのロッドになると、4000というサイズがしっくり馴染んできます。

なので、9.6ft~になると4000を使うアングラーが増えてきます。

ショーカラ
もちろん、これはアングラー次第です
3000-Cを使うアングラーもたくさんいます

イメージとしては

9.0ftのLクラスまでなら3000-C(C3000)。
9.0ftのMLクラスから4000(-C)を使うアングラーが少しずつ増えてくる。
9.6ftのMLクラスから4000(-C)を使うアングラーがかなり増えてくる。

という感じ。

オススメのリールの番手

ここからは、僕がオススメするリールの番手をご紹介します。

~9.0ftのMLクラスまで

ボートシーバス用の短いロッドから、~9.0ftのMLクラスの硬さのロッドまでであればオススメはコレ↓です。

ダイワ 3000-C
シマノ C3000

これらのサイズが最も汎用性が高いです。

ダイワの3000-Cは、シーバスフィッシングでよく使われるPE0.8〜1.5号を150m巻くことができます。

ショーカラ
PE1.5号はギリギリ150m巻ける…という感じですが

ちなみに、ダイワには3000Sというシャロースプール(溝の浅いスプール)モデルがあります。

こちらは糸巻量がやや少なく、ダイワではエギングモデルという位置付けです。

また、-Cというのは、同じ3000スプールでもボディサイズがコンパクトな(やや小さい)モデルのことです。

最近のリールは巻き上げトルクが強くて、ボディが少し小さくてもスムーズに巻き上げられるので、Cモデルがラインナップにあれば3000-Cがオススメです。

ショーカラ
もちろん、タックルバランスを考慮してノーマルボディの3000を選ぶというのは全然あり得ます
ショーカラ
ダイワのリールって、機種によっては-Cがラインナップにないこともあるのが分かりにくいところです

シマノのC3000はダイワよりかなり深溝なので、PE0.8〜1.5号が難なく収まります。

また、タックルバランス(サイズ感)においてもC3000が最も汎用的に使えます。

ショーカラ
下巻きといって、スプールの嵩上げ作業が必要になるので、ビギナーは釣具店でラインを巻いてもらいましょう

ちなみに、シマノにはC3000Mというサイズがありますが。これは、PE1.5号を150m巻き切れないので使い勝手はそれほど良くありません。

また、Cではない、3000MHGというモデルもあります。このモデルも、スプールサイズはC3000Mと同じなので、糸巻量の点で汎用性が高いとは言い難いです。

9.0ftのMクラスと9.6ftのMLクラス

このあたりのロッドに合わせるリールのサイズは、アングラーによって分かれてきます。

ダイワ 3000-C or 3000 or 4000-C
シマノ C3000 or 4000

ダイワもシマノもワンサイズ大きなリールが視野に入ってきます。

実際のリールを装着してみて、しっくり馴染むサイズのリールを選ぶのがベストです。

ちなみに、20~30gのメタルジグを使ったライトショアジギングにも流用する可能性があるときは、糸巻量から考えて4000-C(ダイワ)か4000(シマノ)がいいでしょう。

9.6ftのMクラス~

これくらい長くて強いロッドになってくると、4000を使うアングラーの方が多くなってくる印象です。

ダイワ 4000-C or 4000
シマノ 4000

4000のサイズ感の方がロッドに装着したときにバランスが良く感じます。

また、9.6ftのMクラス〜のロッドを使うアングラーは遠投性能も重要になることが多いので、スプールサイズが大きい方が有利になります。

そのため、9.6ftのMクラス〜の強さになってくると4000はとてもバランスが良くなります。

PE1.5号を200mくらい巻けるので、遠投の釣りにも向いています。

なお、例によって、ダイワは機種によって4000に-Cがラインナップにあるモデルとないモデルがあるので、やや選びにくさがあります。

3000のコンパクトボディは超汎用的なサイズ!

一般的にリールのサイズを選ぶときには、糸巻量・スプールサイズ・タックルバランスを考えなければなりません。

糸巻量はメーカーのホームページに書いてあります。

でも、スプールサイズやタックルバランスを考えると、やや経験値が必要になります。

そう考えると、リールのサイズを選ぶのはとても難しそうに感じます。

しかし、シーバスフィッシングで使用するリールのサイズの選択肢はそれほど多くはありません。

その中でも、第5回の記事でもご紹介したとおり、3000のコンパクトボディというのはとても汎用性の高いサイズです。

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基本的には3000-CC3000)というサイズを選べばまったく問題はありません。

ただ、9.0ftのMクラス〜以上のやや長くて強めのロッドを使うアングラーであれば、4000が視野に入ります。

その場には、(できれば)釣具屋でロッドに実際に装着させてもらって、しっくり馴染むサイズを選んだ方が間違いがないでしょう。

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