【初心者向け】ショックリーダーはどうやって選べばいい?使い分けはどうする?

こんばんは。ラインとフックにはうるさいショーカラ(@y_nax_ig)です。

メディアに出てくる多くのプロアングラーがシーバス用のショックリーダーにはフロロカーボンを使用しています。

でも、このウェブサイトで何度かご紹介していますが、僕はナイロンもフロロも使います。

なので、このウェブサイトを見てくれる入門者の中には

入門者
結局どっち使えばイイの?

って迷うアングラーもいるかもしれません。

ショーカラ
迷わせるつもりはなかったんですが、すみません

このページではシーバス用のリーダーの選び方から使い分けまで、入門者が迷わないためのショックリーダーの使い方をご紹介します。

ショックリーダーの役割

ショックリーダーとはメインライン(本線・道糸)の先端に結束するライン
ショックリーダーの役割はメインラインのデメリットをカバーすることです。PEラインをメインラインとして使用する場合には(ほぼ)必ず使います。
メインラインがPEラインでない場合であってもショックリーダーを使うことはけっこうあります

PEラインのデメリットとしては

擦れに弱い
伸びにくい(←メリットでもある)

といったことが挙げられます。

そこでPEの「擦れに弱い」というデメリットを補うために擦れに強いナイロンやフロロカーボンをPEラインの先端に結束します。

あるいは、PEの「伸びにくい」というデメリットを補うために高伸度(伸び率の高い)のナイロンをPEラインの先端に結束して、大物が掛かったときのアワセ切れを防いだり、魚の動きに柔軟に追従できるようにしてバレを防ぎます。

リーダーの種類は2種類+α

シーバス用のショックリーダーとして使用されるラインの種類は主に2種類。

ナイロン
フロロカーボン

この2種類でショックリーダー市場の99%以上を占めているでしょう。

基本的にはこの2種類から選べば間違いありません。

個人的にもう一つおすすめしておきたいのが

ナノダックス

です。

ナイロン・フロロとは別の第3の素材です。

その特徴はナイロンをベースにしたフロロ並の低伸度です。

ナイロンと同じしなやかさと比重でありながら、フロロカーボンと同程度の低伸度を持ち合わせた素材です。

素材ごとの特徴

しなやか
伸びる
引張強度が強い
耐摩耗性能が高い
結束強度が強い
比重が軽い
硬い
太い
張りがある
低伸度
耐摩耗性能が高い
比重が重い
しなやか
低伸度
引張強度が強い
耐摩耗性能が高い
結束強度が強い
比重が軽い

これらの特徴を踏まえてショックリーダーを選ぶ必要があります。

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扱いやすさから選択

入門者にとってベストな選び方は扱いやすさから選ぶ方法です。

つまり

ナイロン or ナノダックス

のどちらかをベースにする。

リーダーを組むことに不慣れな入門者が最も気にしなければならないのは感度の良さでも耐摩耗性でもありません。

ノットのすっぽ抜け

これが一番怖い。それに、もったいない。

根掛かりしたら針が折れるか針が伸びるかしてでもルアーを回収したいし、魚が掛かったときにスナップやメインラインとの結束部分から切れたり抜けたりするのは非常にもったいない。

入門者にとってナイロン・ナノダックスとフロロカーボンとで決定的に違うのはノットの組みやすさです。

フロロカーボンはラインの素材が硬くて太くて張りがあるので、自分ではきちんとノットを組んでいるつもりでも、実際にはきちんとラインを締め込めていないってことがあります。

ノットに不慣れな入門者の中には家でノットを組んで釣り場に行く人もいますが、釣りを開始するときはキッチリとノットが組めていても、現場でリーダーを組み直すときに家と同じように組めるか…といえばなかなか難しい。

あとはしなやかさ

フロロはかなり糸グセがつきやすくて硬さも硬いため、シンキングペンシルの中にはトレースコースやルアーの動きそのものが阻害されるものがあります。

ルアーの動きだけならスナップを変更することで対応できますが、そこまでして硬いフロロカーボンを使う必要性は高くありません。

ナイロンかナノダックスであればルアーのトレースコースやルアーの動きが阻害されるといった心配は少ないので、入門者にはとても使いやすいです。

ショーカラ
入門者に対して『素材が強いからフロロ』みたいな大雑把でテキトーな勧め方をする人は、まったく入門者目線に立ってないってことを覚えておいた方がイイです

ノットの結びやすさ・締め込みやすさは、結束強度以前の問題です。

きちんとノットを組めていないようでは、結束強度も何もあったもんじゃない。

ノットの結びやすさ・締め込みやすさという点から入門者におすすめのリーダーの素材はナイロンナノダックスの2択です。

ショーカラ
ナイトゲームでライトを点けなくてもノットが組めるくらいに慣れてくれば、フロロカーボンでもまったく問題ありません

タックルバランスから選択

入門者にとってナイロンかナノダックスがオススメだとして、次に、「じゃあ、どっちを選べばいいんだ?」という問題が出てきます。

入門者にとってこの基準は少しだけ難易度が上がります。

硬いor張りの強いロッドナイロン
柔らかいロッドナノダックス

これが分かりやすい大まかな基準。

そもそもリーダーはメインラインであるPEラインを根ズレから保護するためだけに使うものではありません。

『ショック』リーダーと呼ばれるとおり、伸びの極端に少ないPEに対してショックを吸収するためのラインを接続して魚のアタリを弾いたり魚がバレるのを防ぐためです。

ショックリーダー部分がいわゆる『遊び』となって、魚の動きに追従して魚のアタリを弾いたり魚がバレるのを防ぎます。

なので、ご自身のタックルが硬いロッドや張りの強いロッドのときは、魚のアタリを弾いたり魚がバレやすくなるので、伸び率の高いナイロンリーダーをショックリーダーとして使用します。

反対に、ご自身のロッドが柔らかいロッドのときは、ロッド自体が魚の動きに追従してくれるので、しっかりとフッキングできるように伸び率の低いナノダックスをリーダーに使います。

扱いやすさ・結束のしやすさという点から、フロロよりもナイロンベースのナノダックスの方がおすすめですが、ナノダックスショックリーダーは大きい釣具屋以外ではほとんど見かけないので、ネットショップを利用しない人はフロロでも良いでしょう

ちなみに、どんなロッドが硬いロッドで、どんなロッド柔らかいロッドなのか…

一概にはいえませんが、一応僕なりの目安を書いておきます。

適合ルアーウエイトが〜28gかそれ以上であればナイロン
適合ルアーウエイトが〜21gまでならナノダックス

てイメージです、個人的に。

じゃあ適合ルアーウエイトの上限が22〜27gのロッドの人はどうすればいいんだ?ってことにもなりますが、細かいことを言い出すとキリがないので一言だけ。

ショーカラ
入手しやすいからナイロンにしとけ
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シチュエーションから選択

これはリーダーの使い分けの問題です。

入門者にとっては難易度が高めなので参考程度に読んでください。

トップウォーターをよく使う

ゲームの組み立ての中でトップウォーターをよく使う人は

ナイロン or ナノダックス

です。

トップウォーターゲームはポーズの多い釣りです。

アクション→アクション→ポーズ→アクション→アクション→ポーズ

みたいな。

このポーズ中にフロロカーボンはナイロン・ナノダックスと比べるとはるかに速くリーダーが沈みます。

ナイロンやナノダックスも沈みますがフロロカーボンの方が2倍くらい速く沈みます。

リーダーが沈むとどうなるのか?

リーダーが沈んでいると、ポーズ後の最初のアクションのときにルアーが水中に向かって引っ張られます。このとき、ルアーによってはルアー本来のアクションが発揮されないおそれがあります(アクションエラー)。

もちろんダイビングペンシルのようにあえて水中に潜らせるタイプのルアーであれば別ですが、水面を滑らせるようにアクションさせる通常のペンシルやポッパーの場合は、リーダーが水中に沈んでいると、ポーズ後のファーストアクションのときにアクションエラーが起こる可能性があります。

なので、トップウォーターをよく使う場合には、通常は沈みの遅いナイロンかナノダックスがベターです。

ショーカラ
ナイロンやナノダックスも放置すれば沈むからね!
浮くのはPEだけ。

ルアーの浮き上がりを抑える

↑とは反対に、シチュエーションによってはルアーの浮き上がりを抑えたいってときもあります。

このときに

フロロカーボン

を使います。

たとえば、シンキングペンシルは元々浮き上がりやすいルアーです。軽めのシンキングペンシルなんて巻いていると簡単に浮いてきます。

横からの流れが強烈なときなんて、ほとんど水面を引いてくることさえあります。

こういうときはフロロカーボンの比重の重さが効いてきます。

フロロカーボンはナイロンやナノダックスの2倍以上の速さで沈むので、リーダーを沈めて水中に馴染ませてしまえば、ルアーの浮き上がりをかなり抑えることができます。

リーダーを通常よりも長めにするとさらに効果的です。リーダーが短いとあまり効果はありません。80cm〜あった方がいいです。

ルアーのフックがラインに絡む

バイブレーションをフルキャストして巻き始めたところ、ルアーのフックがリーダーに絡んでいてエビ反りになっていた経験ありませんか?

あるいはミノーやシャッドをトゥイッチしたりジャークすると、ルアーによってはフックがリーダーに絡むとか。

このようなフックのライン絡みを抑えるためには

フロロカーボン

が有効です。

フロロカーボンはラインが硬くて太くて張りが強いので、しなやかでフニャフニャのナイロンやナノダックスよりもライン絡みを抑えることができます。

ルアーのフックがラインを拾うのはルアーの性能が悪いって場合もありますが、そのルアーでしか狙えないシチュエーションもあるので、フックがラインを拾ってしまうからダメなルアーだと切り捨ててしまうよりは、リーダーをフロロに替変えてみるといった対処をしてみましょう。

リーダーの号数(強さ)はどう選ぶ?

リーダーの太さ(強さ)の選び方の基本はほぼ決まっています。

リーダーはメインラインと同じ強度

これが基本的な考え方です。

シーバス用のメインラインはPE1~1.5号を使用することが多いです。PEラインの強度は製品差が大きいですが、PE1~1.5号であればおおむね16~25lbくらいの強度があるラインが多いです。

なのでシーバス用のショックリーダーには16~25lbを使用することが多いです。

あくまで基本的な考え方なので、この考え方をベースにしつつ、状況に応じて太くするのはまったく問題ありません。
メインラインの引張強度よりも弱い引張強度のリーダーを使用するアングラーもいます。
別にこれでもまったく問題ありませんが、メインラインよりも強度の弱いリーダーを使用するのは少数派のようですし、細いリーダーを使う積極的な理由がなければメインラインより弱くする必要はないでしょう。
ちなみに僕はメインラインよりもワンランク引張強度の強い(太い)リーダーを選びます。
リーダーはメインライン以上に擦れることが多いので、少々擦れてもメインラインと同じ強度が保てるようにワンランク強いものを使っています。(あくまで気休めですが…)

リーダーの長さはどれくらいにする?

最近はリーダーの長さがだんだん短くなってきて、

リーダーの長さ:50~60cm

といわれています。

大昔はリーダーの長さは矢引の長さと言われていました。

若い人に『矢引の長さ』といってもほとんど通じないでしょうけど…(;´・ω・)

(右利きの人が)弓を構えて矢を引いた時の左手の先端から右手の矢筈(羽の後ろの方)までの長さが矢引の長さです。

だいたい1ヤードくらいです。

それでもわかりにくいですが要するに80~90cmくらいです

釣りでは【矢引】とか【1ヒロ】といった馴染みのない長さの単位をよく使います。
ただの名残りで、まったく意味はありません。

ところが最近ではリーダーの長さは50~60cmほどの長さが主流になっているようです。

これには理由があります。

ガイドの小口径化

昔のロッドのようにモノフィラメントライン(ナイロンやフロロ)をメインラインとして使用する前提のロッドは、ガイドの口径が大きく糸抜けが良かったので、長~いリーダーをガイド内に巻き込んでもキャストのときにほとんど影響はありませんでした。

最近はメインラインにPEを使用するのが前提になっていてロッドのガイドが小さいので、リーダーをガイド内に巻き込んでしまうとキャストの瞬間にリーダーがガイドに当たって抵抗になってしまいます。

最近ではアウトリーダー前提のガイドセッティングまで存在しています。

なので、なるべくリーダーをガイド内に巻き込まないように短めにセッティングするのが主流です。

これも特に決まりはありませんが、基本的には50~60cmで問題はありません。

どうしても50~60cmでは短すぎてメインラインを擦ってしまうおそれがある場合には長さを伸ばせばOKです。

ショーカラ
ストラクチャーを攻めるときはリーダーは長い方が安心だ!
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リーダーの太さ・長さの使い分けは?

太さの使い分けについてはとてもシンプルです。

狙う魚が大きくなればベースよりも太くします。

障害物や根が荒い場所を攻めるときもベースより太くします。

要するにリーダーの強度(引張強度・耐摩耗性)を上げたいときに太くします。

リーダーの長さの使い分けはあまりピンとこないかもしれません。

ポイントとしては

強度以外の素材の特性を生かしたいとき

にリーダーを基本の長さより長くすることがあります。

たとえばルアーの浮き上がりを抑えたいとき。

この場合、素材をナイロンからフロロに替えるとルアーの浮き上がりを抑えることができます。それに加えて50cmだったリーダーを100cmのフロロリーダーにするとさらに効果的です。

リーダーが長くなればリーダーが短いときよりも沈みやすくなるので、ナイロンからフロロに替えただけよりもさらにルアーの浮き上がりを抑えられます。

ショーカラ
平たくいえば、リーダーの長さを2倍にするとリーダーの重さも2倍になる…ということです
(沈む速度まで2倍になるとはいえないけどね)

あるいは魚のアタリを弾いてしまったり魚がバレやすいときには、ナイロンの伸びやすさを利用するためにナイロンリーダーを1ヒロ(170cm)くらい取ることがあります。リーダーが長くなればなるほどショックを吸収する部分も長くなるので魚の動きに追従しやすくなります。

このようにナイロンやフロロの強度以外の特性(水に沈む、伸びやすい等)をより生かすためにリーダーを長くすることがあります。

おすすめのショックリーダー

ナイロン

ナイロンリーダーは根ズレに弱いと思われがちです。(実際はそんなことはありません)

しかし耐摩耗ショックリーダー(ヤマトヨテグス)はナイロンリーダーの中では耐摩耗性能がぶっちぎりで高いです。

フロロとは比べものにならないくらいの耐摩耗性能です。

耐摩耗ショックリーダーであれば入門者でも安心してナイロンリーダーを使うことができます。

フロロカーボン

フロロカーボンは初心者にとっては扱いづらいラインです。

特に初心者が気を付けなければならないのはキチンと結束できているか?ということです。

フロロカーボンは硬くて太いので、しっかりと締め込んでいるつもりでもキッチリと締め込めていないってこともよくあります。

プレミアムマックス(シーガー)はフロロカーボンの中ではとてもしなやかで締め込みやすいのが特徴です。

入門者にとってはプレミアムマックスのしなやかさは大きなメリットになります。

ナノダックス

ナノダックス素材のショックリーダーはナノダックスショックリーダー(サンヨーナイロン)一択です。

僕はロッドが比較的柔らかめなので、僕がベースにしているショックリーダーはこのナノダックスショックリーダーです。

まとめ

◆入門者がベースにするのは扱いやすくて結束しやすいのでナイロンorナノダックスがおすすめ
タックルバランスを考慮してナイロンナノダックスかを選択
◆シチュエーションに応じてナイロン・フロロ・ナノダックスを使い分け
◆リーダーの強さはメインラインと同程度
◆リーダーの長さは50~60cmが基本
◆シチュエーションに応じてリーダーの太さ・長さを変更

メディアで散々紹介されている影響からか『リーダーにはフロロが最適!』と誤解をしている入門者も少なくありません。

しかし入門者にとってフロロは結束しづらい素材であるため、必ずしもフロロカーボンが最適とはいえません。

そもそもラインの素材にはそれぞれ異なった特徴があるため、適材適所に使用するのが最適です。

とはいえ入門者からすれば『適材適所』といわれても、その使い分けは簡単ではありません。

このページではリーダーの素材ごとの違いや・特徴・使い分けについてできる限り簡単にまとめてみたので、ぜひ参考にしてみてください。



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