今ではすっかり定番となったシーバスのパターンフィッシング。
シーバスの場合シーズナルパターンというよりは主にベイトパターンとして語られます。
イワシパターンとかバチパターンとかイナッコパターンとか。
様々なベイトがパターン化されている昨今ですが、そのパターンフィッシングを考えるうえで特に外せないファクターが2つあります。
このページでは、●●パターンでさらに釣果を伸ばすためのファクターについてご紹介します。
パターンフィッシングに欠かせない要素
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現在のシーバスシーンでは様々なベイトがパターン化され、それぞれのベイトに合わせた釣り方が考案されています。
それがパターンフィッシングです。
ベイトが違えばベイトごとに重要な要素が変わってくるのは当然です。また、たとえ同じベイトであったとしても季節やポイントによって考慮すべき要素が同じとは限りません。
でも、ベイトが何であったとしても絶対に考慮しておかなければならないファクターも存在します。
それが
◆シーバスの目線
です。
この2つの要素だけはベイトが何であったとしても常に意識して釣りをする必要があります。
マッチザベイトとは
マッチザベイトとは、ルアーの形・大きさ・カラーなどを●●パターンのベイトである●●にマッチさせる釣り方です。
マッチザベイトは●●パターン攻略のための中核になる釣り方です。
ルアーの外観をベイトに似せることだけではなく、ベイトがシーバスに襲われるときの襲われ方なども考慮してルアーをセレクトしていく必要があります。
これについて語るととても長くなるので詳しくはこちらのページを参考にしてみて下さい。
釣り全般において、使用するエサ(またはルアー)を対象魚が食べているエサに近づけることは重要です。これをルアーフィッシングでは マッチ・ザ・ベイト と呼んでいます。ルアーフィッシングにおいては、特にマッチ・ザ・ベイト[…]
シーバスの目線を考える
初心者が最も忘れがちなファクターが『シーバスの目線』です。
●●パターンのシーバスが●●を捕食するときに、どこを意識しているか。
その目線の先がとても重要になります。
ありがちなミス①
たとえばハクパターンのシーバスを狙うときに、ハクのサイズにルアーをマッチさせるためにスモールバイブレーションを使うことがあります。
マッチザベイトという観点からは全然間違った選択ではありません。むしろ適切な選択といえるでしょう。
問題はスモールバイブレーションを引いてくるレンジです。
ハクの群れがシーバスに追われて水面を飛び跳ねているシーンを見たことありますか?
ハクパターンではシーバスは水面付近にいるハクの群れを下から狙っています。
そしてハクの群れを目がけて群れの下から水面に向かって襲いかかります。
このときシーバスの目線は常に上を見ています。
それなのに、スモールバイブレーションでハクの群れよりも下のレンジを引いてしまうと(文字どおり)シーバスの眼中にない状態でルアーを引いていることになります。
逆に写真のようにハクがルアーに引っ掛かって釣れてくるのであれば、上手くハクのレンジを引けています。
ありがちなミス②

たとえばヒイラギパターンのシーバスを狙うときに、ヒイラギのサイズにルアーをマッチさせるために体高のあるシンキングペンシルを使うことがあります。
マッチザベイトという観点からはこれも全然間違った選択ではありません。
そして、ヒイラギは底棲魚なので、底から離れることは基本的にはほとんどありません。
なので、ヒイラギパターンのシーバスの目線は常にボトムを見ています。
そうすると問題になるのは、シンキングペンシルでボトムをキッチリと引けるかどうか…ということです。
ヘビーシンキングのシンペンを使ったり、浅いレンジのポイントでヒイラギパターンのシーバスを釣るときはシンペンでも十分です。
でも普通のシンキングペンシルは、沈下スピードが遅くて浮き上がりは早いという特徴があります。
なので、自分ではボトムを引いているつもりでも、思ったよりも中層に近いレンジを引いていた…ということはよく起こり得ることです。
それが初心者であればなおさらです。
しかも巻き抵抗のほとんどないシンペンです。引いているレンジを想像することは慣れていないと簡単なことではありません。
この場合も、ルアーがシーバスの眼中にない状態でルアーを引いてしまっていることがあります。
シーバスの目線を意識する!
●●パターンを攻略するためにはマッチザベイトは不可欠な要素です。
でも、ルアーをベイトに似せただけでは●●パターンを攻略することはできません。
●●パターンを攻略するためには、マッチザベイトと並んで(もしくはそれ以上に)重要なファクターがあります。
それがシーバスの目線です。
ルアーがシーバスの眼中になければどれだけマッチザベイトを意識してもシーバスに近づくことはできません。
●●パターンの釣りをするときは、必ずシーバスの目線の先をルアーが通るように意識することで、今よりも確実に釣果を伸ばすことができるようになります。