【ゼロから始める】間違いだらけ?マイクロベイト攻略法!【第39回】

マイクロベイトパターンは、シーバス釣りの中でも特に厄介な状況です。

ベイトはいる。

ボイルも出ている。

それなのに、なぜか釣れない。

「あと少しで食いそう」

そう思いながら投げ続けても何も起きずに終わる。

マイクロベイトパターンにありがちな光景です(;´・ω・)

このページでは、マイクロベイトパターンの攻略法についてご紹介します。

執筆者
ショーカラ(y-nax)
『釣り』の翻訳家
最近の釣りメディアでは、釣りに関する情報がメーカーのために中・上級者目線で発信されるようになりました。ナチュラルリリースでは、ビギナー目線で語られることが少なくなった「釣りに関する『キホンのキ』」をビギナー目線で発信しています。

FAQ(よくある質問)

マイクロベイトパターンでは、何を一番意識すべきですか?

まず意識すべきなのは、ベイト単体ではなく「ベイトの群れ」です。
どんなルアーを使うかよりも、ベイトの群れに対してどのようにルアーが同調しているか。
この関係性が崩れていると、どれだけルアーを工夫しても反応は出にくくなります。


 

小さいルアーを使えば釣りやすい?
ある程度は効果があります。
ただ、それだけで解決することはほとんどありません。
シーバスはベイト単体ではなく『ベイトの群れ』を狙っています。
そのため、ルアーのサイズをベイトに合わせても、ルアーが“単体”である以上、アドバンテージにはなりにくいのが現実です。

 

どうしてボイルしているのに釣れないのですか?
マイクロベイトボイルはベイト単体に対するアクションではなく、『群れ』に対する捕食行動です。
そのため、ルアーがベイトと同じ場所を通っても、捕食対象として認識されないことがあります。
派手なボイルとは裏腹に、実際に狙われている対象がベイトではなく『群れ』であるというズレが原因です。

ルアーを狙って食わせるのが難しい

マイクロベイトパターンでは、ルアーを魅せて食わせるというルアーフィッシング本来の釣りがうまく機能しません。

それは、シーバスの捕食対象がベイト単体ではなく、あくまでベイトの群れだからです。

そのため、ベイトの群れの中でルアーを強調してしまうと、どうしても異質の存在になります。

逆に、群れの中に馴染ませることができれば、それだけで状況は変わります。

マイクロベイトパターンは、ルアーを魅せるのではなく、ベイトの群れに同調させる釣りです。

ルアーを群れの一部にする

この発想の転換ができるかどうかが、最初の一歩になります。

ルアーのサイズは“合わせる”より“外さない”

マイクロベイトと聞くと、どうしてもルアーのサイズを小さくしようとする意識が働きます。

もちろん極端に大きいルアーでは違和感になります。

しかし、だからといって

完璧に一致させる必要があるか?

というと、そうでもありません。

シーバスはベイトの個体を見ているわけではありません。

つまり、ルアーのサイズがベイトの個体サイズと多少異なっても、致命傷にはなりにくいということです。

それよりも大切なのは群れのサイズから外しすぎないことです。

このくらいの感覚でいた方が、マイクロベイトパターンの苦手意識を払拭できます。

群れを散らさないことを意識する

これはマイクロベイトパターンでは最重要事項です。

シーバスは群れに突っ込み群れごと捕食します。

つまり、捕食対象はルアーではなく、あくまでベイトの“群れ”です。

ここで重要になるのが群れが『群れ』の状態で存在していることです。

つまり、群れが散ってしまわないことです。

もし、ルアーの存在やアクションによって群れが散ってしまえば、その瞬間にシーバスの捕食対象が消えてしまいます。

捕食スイッチが入る前に、パターンそのものを壊してしまうことになります。

マイクロベイトパターンでは、ルアーで食わせるというよりも、まず“捕食チャンスを維持する”という発想が必要になります。

群れを散らさないための狙い方

ルアーの鋭いアクションや急な変化は、群れを散らす原因になります。

あるいは、ルアーアクションが目立ってしまうと、シーバスを警戒させる原因になることもあります。

だからこそ重要なのは、ルアーを目立たせることよりも、群れという捕食対象を散らさないことです。

群れに同調させる
余計な動きを入れない
存在を主張しすぎない

このように“群れ”が維持されている時間を長くすることで、シーバスの捕食チャンスも自然と増えていきます。

つまり、マイクロベイトパターンは食わせる技術というよりも、“同調させる技術”の釣りといえます。

バイトを“掛けにいく”釣りではない

マイクロベイトパターンのバイトは分かりやすいものばかりではありません。

触れるだけで終わる
重みが乗らない

こういったバイトも少なくありません。

これは、シーバスが必ずしもルアーを目がけて捕食しているわけではない(群れを捕食している)ことに原因があります。

そもそもルアーを狙って食っていない場合、完璧なバイトは出にくいものです。

だからこそ、掛けにいくのではなく、掛かりやすい状況を作り出すのがポイントです。

そのためには、ルアーの通し方やルアーの性能そのものが重要になります。

シーバスの吸い込み系バイトに追従しやすいように、ルアーをスローに引いてみる
シンキングペンシルなど、吸い込みに追従しやすいルアーを使う

フッキングする技術より、シーバスの捕食に追従しやすい状況を作り出す。

これこそがマイクロベイトパターン特有の狙い方です。

カラーは“馴染ませるため”ではない

マイクロベイトパターンでは、カラーについては似せる必要はありません。

むしろ、群れの中である程度は見つけてもらう必要があります。

つまり、ベイトを再現するための要素ではなく、群れの中でのバイトマーカー的な役割として捉えています(僕の場合)。

そう捉えると、カラー選び方も少し変わってきます。

立ち位置と通し方がすべてを決める

最終的に、この釣りの結果を分けるのはルアーの通し方です。

どの角度でラインを通すか?

これを間違えると、ルアーに驚いてベイトの群れが散ってしまうこともあります。

むしろ、ベイトの群れの一番外側を通すことで、群れをなるべく散らすことなく、かつ、シーバスに一番最初に認識してもらうことができるかもしれません。

ベイトを散らせてしまうと、シーバスのバイトチャンスが減ってしまいます。

誘って食わせるテクニックよりもルアーを通すライン。

この優先順位を間違えないことが、釣果に直結します。

発想の転換から生まれるマイクロベイト攻略法!

マイクロベイトパターン攻略のコツは、ルアーをベイトに似せることではありません。

「群れを捕食する」というバイト構造に対して、ルアーをどう適応させるか。

狙わせるのではなく、同調させる
動かすのではなく、馴染ませる
掛けるのではなく、掛かりやすい状況を作り出す
群れを散らさない

これを意識できて初めて、マイクロベイトのパターンフィッシングとして成立します。

ボイルしているのに釣れないマイクロベイトパターン。

もしかしたら、根本的な発想がズレているのかもしれません。

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