世間では『難攻不落』とまで言われるサヨリパターン。
とはいえ、サヨリパターンでイージーに釣れるエリアは、ストレスなく使えるルアーってのが極端に少ないのが現在のルアー市場。
でも、イロモノのように見えて敬遠してしまっていたルアーの中にサヨリパターンにおいて超絶に使いやすいルアーがありました。
このページでは、サヨリパターンで代替不能、唯一無二な存在のCOO(クー)をご紹介します(インプレ)。
COOとは
COO(クー)とはシマノのシーバスブランド・エクスセンスからリリースされている細身シェイプのフローティングペンシルです。
一見するとシンキングペンシルのように見えますが、まったく真逆のフローティングタイプです。
サイズ展開は
100mm(10g)
130mm(15g)
190mm(29g)
の4種類です。
130mmや190mmという大型サイズがラインナップにあるのも特徴的です。
ディテール
COO(クー)にはリップがなく、シンキングペンシルのような顔つきです。
アイの下のアゴの部分で水を受けることになるので、(いい意味で)それほど水掴みはよくありません。
メーカーが公表している潜行深度は10~30cmとなっています。
でも、COOはリップがないためそれほど水掴みのいいルアーでありません。
リーダーにフロロカーボンを採用して早巻きをすれば水深30cmに到達するかもしれませんが、スローで巻いている限りは水深30cmに到達することはほとんどありません。
サヨリパターンでおすすめな理由
サヨリパターン攻略の鍵は?
サヨリパターンを攻略するための鍵はサヨリパターンがハマりやすいエリアで釣りをすることです。
詳しくはコチラ
巷では最も難しいベイトの一つとされるサヨリ。捕食音が鳴り響いているのにルアーにバイトしてこない、という状況も多いです。でも、真に『サヨリパターン』としてパターン化できる状況であれば、実はかなりイージーなベイトといえ[…]
ポイントは
◆超絶スローに魅せて誘う
ということ。
これらを実現することがサヨリパターン攻略への近道です。
でも、これらを実現できるルアーって実はかなり少ないのがネック。
そんな現在のルアー市場においてCOO(クー)はこれらを実現することができるルアーとして、代替不可能な存在感を放っています。
激浅シャローエリアを攻略可能
COO(クー)が得意とするレンジは10〜30cmとされていますが、水深30cmまで到達することはほとんどありません。
たとえば50cmくらいのシャローエリアの場合、単純に考えれば「潜行レンジ〜30cmのルアーなら攻略できるのでは?」って思えます。
でも、そのエリアに30cmくらいの長さの海藻が茂っていた場合、海藻を拾わずにルアーをトレースできるレンジは海面から〜20cmほどになります。
潜行レンジ〜30cmほどのルアーだと海藻を拾ってしまって釣りになりません。
激浅シャローエリアを攻略するためには、潜行レンジ〜30cmでも難しいってことはよくあります。
COO(クー)は潜行レンジこそ10~30cmほどとされていますが(メーカー値)、水深30cmまで到達することはほとんどなく、また、フローティングタイプのルアーなのでスローに巻けば巻くほど浮いてきます。
海面付近まで海藻が茂ってない限りはだいたいどんな激浅シャローでも攻略することが可能になります。
超絶スローに引ける
COO(クー)は見た目はシンキングペンシルですが、実際はまるで別物です。
動きの弱〜いフローティングのリップレスミノーという方が的確な表現だと思います。
シンキングペンシルだと、どれだけ軽いルアーでも超絶スローに引くとそれなりに沈んでしまいます。
スローに巻けるスピードに限界があります。
でもフローティングのCOO(クー)なら、スローに巻けば巻くほど浮いてくるので、激浅シャローエリアでも超絶スローにルアーを魅せることができます。
という疑問はあるかもしれません。
でも、シャローランナーでCOO(クー)と同じことをしようと思うとレンジコントロールがとてつもなくシビアになります。
少し巻き手を速めるとすぐに〜30cmに到達してしまうし、逆に遅くするとリップが水を全然掴まなくて泳がず、背中を水面に出してしまう。
COO(クー)以外のシャローランナーでCOO(クー)と同じことをやろうと思っても、それができるアングラーって本当に限られます。
でもCOOはリップがなく、ほとんど水を掴まないタイプのルアーなので他のシャローランナーのようにすぐに~30cmに到達してしまうということはありません。
つまり、ほとんどのアングラーにとってCOO(クー)のパフォーマンスは代替ルアーのない唯一無二の存在といます。
大型サイズがラインナップされている
ベイトとなるサヨリを釣った(引っ掛かった)ことある人はわかると思いますが、サヨリって案外大きくて、下アゴの長さを除いても15cm以上ある場合がほとんど。
なのでマッチザベイトでサイズを合わせようと思うと、20cmクラスのルアーが必要になってしまいます。
さすがに通常はそこまでしなくても大丈夫ですが、COO(クー)にはまさかの190mmサイズまでラインナップされているので、ルアーのサイズをサヨリに近づけることも難しくはあります。
COO(クー)は190mmサイズ(29g)というかなり大型サイズでも、AR-Cシステムが搭載されているおかげで綺麗に飛んでいきます。
投げにくいということもほとんどありません。
僕の場合はそこまでサイズのマッチングにはこだわらないので130mmで十分だと思っていますが…
マッチザベイトにおいてサイズを合わせることまで気にするアングラーの場合には190mmは超魅力的なサイズといえます。
サヨリパターンで輝きを放つ!
COO(クー)は一見するとシンキングペンシルのようですが、実際にはフローティングルアーで、リップレスミノーというべきルアーです。
シンキングペンシルが引けないような激浅シャローエリアを超絶スローに引ける大型ルアーはCOO(クー)以外にはほとんどありません。
サヨリパターンは難しい!
とか
ボイルがあってもルアーに食わない!
といってサヨリパターンを苦手に感じているアングラーはぜひ一度COO(クー)を使ってみてください。
サヨリパターンの新たな可能性を感じられることでしょう。