【レビュー】売れすぎ御免!釣れすぎ注意!ジャークベイトの神髄ここにあり!【 ジャークソニック】

売れすぎて全国で奪い合いなっている ジャークソニック 。

数年前は普通に買えたのに、今では転売ヤーが暗躍するほどに売れに売れて手に入らない。

なぜこんなことになってしまったのか!?

それはちょっとわかりませんが、一つには、最近の流行りのルアーにはない性能を備えているということがあります。

ウェブサイト運営者的にはウェブで購入できない商品はリンクが貼れないので、まったく旨味がありません( ; ᯅ ; `)

でも、シーバス入門者に『よく泳ぐルアー』の神髄を伝えたい!

このページでは、売れに売れて手に入らないけど、是非いつか使ってほしいジャークソニックをご紹介します。

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ジャークソニックとは

ジャークソニックとはウォーターランドから発売されているジャークベイト(ミノー)です。

ジャークソニックという名前のとおりジャーキングに対するレスポンスがすこぶる良いのが特徴です。

もちろん、ジャーキングではなくタダ巻きでもキビキビ動きます。

動いているかどうかわからない最近の弱々しい動きのルアーとは一線を画すハイアピール系のミノーです。

ジャークソニックの種類

ジャークソニックのサイズ展開は

サイズ展開
55(S)
65(S)
90(S)
110(F)(S)

です。

シーバス用にメインに使うのは90mmと110mmです。

ディテール

ザ・ジャークベイトというクラシカルなボディシェイプです。

言っちゃ悪いけど、パッと見は100円ショップに並んでそうな形にも見えなくはない。

最近のルアーには珍しく幅広のリップになっています。

リップが大きめなので水の抵抗を感じやすく、軽いロッドアクションにもレスポンスがすごくいいです。

現在、110サイズのみフローティングモデルとシンキングモデルがあります。

フローティングモデルのみ『F』と表記してあります。

シンキングに『S』と表記してあるわけではありません。
背中部分に何も書いてないものはシンキングモデルです。

ベリー部分にWaterLandと書いてあります。

ベリーがかなりフラットな形状なので、フォールのときにフラフラと揺れながら沈んでいきます。

ジャークソニックのすごいところ

秒で完売

ま、これはルアーの性能は(ほぼ)無関係ですが。

ルアーウェブショップに出品したり、電話注文を受け付けると潮来釣具センターがパンクしてしまうそうです。

それくらいすぐに注文が入るそうです。

一日で1500個売れたこともあると聞いたことがあります。

基本的には店頭販売がメインです。

たまにウォーターランドから仕入れたショップがネット販売や店頭販売をしているようです。

最近はネットで買えなくなってしまったので、僕はとても困っています。

カラーが基本に忠実

これはすごいところというよりおすすめポイント。

最近のルアーは奇をてらった〇〇キャンディーとか、超ナチュラル系の〇〇鮎みたいカラーライナップが増えてきました。

それはそれで釣れるから構いませんが、奇をてらったカラーだとカラーローテーションのどのタイミングに組み入れるか迷う(よくわからない)し、超ナチュラル系カラーだとせっかく動きの大きいルアーなのにアピール力が下がってしまいます。

ジャークソニックは良くも悪くも古いタイプのルアーのカラーラインナップです。

ピンクバックシルバー、アカキン、クロキンみたいな。

派手目なものが多いです。

タックルボックスの中身がナチュラル系のルアーが多いって人にとっては、ジャークソニックはワンポイントのアクセントにもなるルアーです。

古いカラーラインナップの中にも『フロリダ』↑みたいなワケのわからない斬新なカラーもあります。

比類なき回頭性能

ジャークソニックの一番すごいところは

トゥイッチへのレスポンス・リアクションが異次元であること

ジャークソニックのトゥイッチに対するレスポンスは、(大袈裟にいえば)X-80やビーフリーズのようなコンパクトなワイドリップのシャッドくらい素晴らしい。

このミノーライクの流線型のフォルムとリップで、これほど素早いレスポンスが出せるミノーはジャークソニックのほかには知りません。

そして、このトゥイッチから生まれるダートアクションはキレッキレで、まるで日本刀のよう。

ミノーの原点ともいうべきアスリートミノーのダートアクションがナチュラルかつ滑らかな『ヌルッ』とした動きだとすれば、ジャークソニックのダートアクションは『キレッキレ』の『スパスパ』。

触れるものすべてを傷付けるジャックナイフのような研ぎ澄まされたキレの良さがあります。

かなり雑にトゥイッチしても、かなり優しめにトゥイッチしても、キレのいいダートを生み出すことができます。

もちろん、流れのきついところであっても全然バランスを崩すことなく泳ぎ切ります。

この運動性能の高さは現在市場で手に入るルアーの中では間違いなくNo.1といえます。

ジャーキングでは移動距離を抑えた大きめのアクション

ジャークソニックはタダ巻きでも魚を惹き付ける力が強く、トゥイッチでは他のルアーには出せないキレのあるヒラ打ちを見せてくれます。

でも、個人的に最もおすすめしたいのがジャークソニックのジャーキング。

『ジャークソニック』というだけあって、ジャーキングによるアクションがとてつもなく魅力的。

その最大の売りは、移動距離を抑えたアピール力の大きいワイドなダートアクションです。

これは、最近のルアーには珍しいワイドリップを持つジャークソニックだからこそ出せるダートといえます。

リップの受ける水の抵抗が大きめなので、ジャーキング時に水の抵抗によるブレーキがかかり、これよって移動距離を抑え、逆に左右に大きなヒラ打ちをしてターゲットにアピールしてくれます。

ボディ自体もフラットサイドな形なので、ジャーキングから生まれる振れ幅の大きいダートアクションに加えて、フラットサイドなボディが生み出すフラッシング効果(明滅効果)によりアピール力は絶大です。

しかも、大きくロッドを動かしてかなり力強くジャークしてもアクションを損なわずに泳ぎ切ります。

このようなワイドリップのミノーの場合、力強くジャーキングするとリップが受ける水の抵抗を上手くアクションに変換できず、途端にアクションが破綻してしまうルアーも少なくありません。

でもジャークソニックは類い稀な運動能力の高さとバランスの良さで、乱暴なジャーキングに対しても忠実に追従してバランスを崩すことなく最後まで泳ぎ切ります。

僕が知る限り、小型シャッドシェイプではない流線型のミノーで、これほどキレのいいダート性能を有しながら、なおかつ、どんな流れの中でもロッドワークに忠実に追従してダートし、アクションが破綻することなく魚を惹き付ける動きを保ったまま最後まで泳ぎ切れるミノーというのはジャークソニック以外にはありません。

これぞキング・オブ・ジャークベイト!

魚種不問

ルアーフィッシング用のルアーといえば、バス用だったりシーバス用だったりヒラメ用だったりとカテゴライズされているのが一般的です。

でも、ジャークソニックは魚種格闘技戦仕様なので、特に〇〇用という括りはなく、どんなルアーフィッシングにも対応しています。

バスを狙ってもよし、シーバスを狙ってもよし、ヒラメを狙ってもよし、メバルを狙ってもよし、トラウトを狙ってもよし、サーモンを狙ってもよし、リーフフィッシュを狙ってもよし…

とにかく魚種にとらわれない使い方ができるのがジャークソニックです。

ジャークソニックの使い方

タダ巻き

名前とは裏腹にけっこうおすすめなのがタダ巻き。

ジャークソニックをタダ巻きしてると、ジャークソニックの後ろをセイゴがけっこう追いかけてきます。

タダ巻きでも相当に魚を惹き付けるアクションを持っています。

そこで、ピタッとポーズを入れたり、ワントゥイッチして止めたりするとバイトしてきます。

タダ巻きでも普通に魚を引っ張ってこれるのがジャークソニックです。

トゥイッチ&ジャーキング

ジャークソニックの良さが最も発揮されるのがジャーキングやトゥイッチです。

激しく素早いロッドアクションでも、動きが破綻することなく追従してくるので、アングラーが『遊べる』最高のルアーです。

ビギナーにありがちな不慣れなトゥイッチやジャークに対しても素早いレスポンスで反応して、アクションを破綻させることなく最後まで泳ぎ切ってくれます。

今までタダ巻きメインで釣りをしてきた人で、ジャーキングやトゥイッチによるルアーの動きのイメージを掴みたいって人にはジャークソニックは最適です。

というより、トゥイッチやジャークを学ぶのにジャークソニックよりも優れたルアーというのは他にありえません。

ジャークソニックはトゥイッチやジャークを学ぶのには最高のお手本といえます。

こんなアングラーにおすすめ

ルアーフィッシングのビギナー

ジャークソニックをとにかく使ってほしいのがルアーフィッシングのビギナーです。

なぜなら

ビギナーでも釣れる

から。

皆さんが考える『いいルアー』の条件って何でしょう?

考え方は様々だと思います。

僕はとてもシンプルに考えています。

僕みたいな下手くそでも魚を釣らせてくれるルアーがいいルアーだと思っています。

プロが使って魚が釣れても、プロにしか釣れないルアーだとしたら『いいルアー』だとは思いません。

プロとと同じルアーを使って僕みたいな下手くそにも魚を釣らせてくれるルアーこそ『いいルアー』の条件だと思います。

そこでジャークソニックなんですが、僕みたいな下手くそでもバンバン魚を釣らせてくれます(笑

僕みたいな下手くそでも魚が釣れるので、少しでも釣りをかじったことのあるビギナーなら十分に魚を釣らせてもらえるルアーです。

…と、ここまでは半分冗談です(半分は本気ですよ)。

なぜビギナーにおすすめかといえば、ジャークソニックはとにかくよく泳いでくれて、水の中の情報をたくさん伝えてくれます。

ビギナーの不慣れなロッドアクションに対してもアクションを破綻させることなく反応してくれます。

しかも、ただ単にバランスを崩さないだけじゃなく、魚を惹き付けるアクションを保ったまま最後まで泳ぎ切ってくれます。

とにかく、ビギナーが操作しても最高レベルのレスポンスを見せてくれる運動性能の高さこそ、ビギナーに体感してほしいジャークソニックの神髄です。

ジャーキングで釣ったことない

ルアーフィッシングの基本はタダ巻きなので、タダ巻きでしか釣ったことないってアングラーも少なくありません。

でも、同じ魚種といえども魚には個体差(性格の違い)があるので、ジャーキングやトゥイッチのような速くて不規則な動きの方が反応がいいって個体もたくさんいます。

そういう魚を釣るためにはジャーキングやトゥイッチを覚える必要があります。

でも、今までタダ巻きでしか釣ったことないアングラーだと、ジャーキングやトゥイッチをしても『果たしてそれでジャーキングになってるのか?』っていう、よく分からないモヤモヤした感じを抱くことでしょう。

ジャークソニックはアクションが破綻しないので、ジャーキングやトゥイッチを知らないアングラーが見よう見真似でジャークやトゥイッチをしても、ロッドワークに機敏に追従してくれます。

ジャーキングでの最初の一匹を釣るために安心して投げ続けられるルアーです。

ジャークソニック使用上の注意点

ルアーのパッケージには『抜群の…遠投性能』的なことが書かれています。

でも、飛距離に過度な期待はしないでください

ジャークソニックはそもそも固定重心のミノーなので、決して投げやすい・飛ばしやすいルアーではありません。

110のフローティングのみ重心移動

サイズ感的にはヘビーウエイトですが、とはいえ10gそこそこのウエイトのルアーなのでそんなにそんなには飛びません。

中距離砲というくらいで考えてもらうのが適切といえます。

ただし、ミスキャストをしてもクルクル回ることは少なく、他の固定重心ルアーと比べるとはるかに安定して投げることができます。

キャスト時のバランスの良さもジャークソニックは固定重心ルアーの中ではトップレベルです。

キング・オブ・ジャークベイトを遊び尽くせ!

ルアーフィッシングの基本はタダ巻き…

でも、ルアーを動かして魚を騙すのもルアーフィッシングの醍醐味です。

ワールドミノーもレスポンスがよくとても使いやすいルアーですが、ジャークソニックのレスポンスは別格で、アングラーの意のままに動いてくれるハイレスポンス・ハイバランスなジャークベイトです。

今までタダ巻きでしか釣ったことないってアングラーは、ぜひ一度ジャーキングの世界を体感してみてください。

ルアーフィッシングに対する新たな境地を発見できるでしょう。

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