【初心者向け】回遊待ち?それともベイト付?秋の汽水域シーバスの狙い方!

冷え込む秋の季節。

気温の低下によってアングラーは防寒対策にも力を入れるようになります。

気温の変化が激しくなる季節。

変わっていくのはアングラーの服装だけではありません。

シーバスの行動範囲にも変化が生じます。

このページでは秋の汽水域シーバスの行動パターンと狙い方をご紹介します。

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水温が低下する秋の汽水域

10月下旬になると本州の多くの地点で一日の最低気温が10℃を下回るようになります。

ここ山陰でも最低気温が10℃前後という日が続くようになり、宍道湖〜大橋川〜中海の水温は日に日に下がっていきます。

ただ、水温の低下といっても、温帯性の魚であるシーバスにとっては日本の冬の水温くらいはまったく問題ありません。

僕自身、水温が4℃台だった2月の中海でトップウォーターでシーバスを釣ったこともあります。

ブラックバスは水温が低下すると極端に動きが鈍くなりますが、(急激な変化でない限り)シーバスの活性が極端に悪くなるという印象はありません。

なので、水温の変化は直接的にシーバスの活性や行動を左右するファクターとしてそれほど大きいものではありません。

ベイトの動きが変わる

水温の低下はシーバスの行動にそれほど大きな変化を与えるものではありません。

でも、水温の低下にとても影響されやすい魚もいます。

それがベイトとなる小魚の動きです。

変温動物であり、かつ、体の小さなベイトフィッシュは水温の変化にとても影響を受けやすい存在です。

秋になって水温が低下し始めると、ベイトフィッシュの行動範囲は狭くなったり、あるいは、水温や水質の安定しているエリアに集まりやすくなります。

水温が適温で安定している時期であればそこら中に散っているベイトフィッシュも、水温が低下し始めると、より快適なエリアや水温変化の少ないエリア、あるいは温排水の流れ込むエリアに溜まりやすくなるのです。

結局シーバスの動きも変わる

水温の低下が直接的にシーバスに大きな影響を与えるものでないとしても、シーバスの餌となるベイトフィッシュの行動に変化が生じれば、それに伴って、ベイトフィッシュを捕食するシーバスの行動にも変化が生まれます。

春から初秋にかけてはシーバスの居るポイントが絞り込みづらい反面、特定のポイントに偏ることなく様々なエリアでシーバスを狙うことができます。

ベイトフィッシュの行動範囲が広い季節はシーバスの釣れるエリアも広くなります。

晩秋に向けて水温が低下してくると、ベイトフィッシュの行動範囲が狭くなり、そのベイトフィッシュに適した水温や水質のエリアに溜まりやすくなります。その結果、ベイトフィッシュを捕食するシーバスが釣れるエリアにも偏りができるようになります。

秋のシーバスは、釣れれば爆釣、ダメなら魚の気配がまるで無いってことがけっこうあります。

それだけベイトフィッシュの居場所が偏りやすいということです。

どう狙う?秋の汽水域シーバス

では、このような秋のベイトの状況の中でシーバスにアプローチするにはどうすれば良いのか?

基本的にやることは決まっています。

ベイト溜まりを探す

これが最優先です。

ベイトが広範囲に散らばっている夏と違って、水温や水質の変化の少ない場所にベイトが溜まりやすい秋には、こっちのエリアにはベイトが多いけどあっちのエリアは魚の気配がまるでないってことがよくあります。

ベイトの気配のないエリアに短時間でベイトが差してくる可能性は低く、したがってシーバスに近づける可能性もとても低いです。

ベイトの気配がないエリアは早々に見切る決断力が必要になります。

また、どうしてもベイト溜まりを見つけられないということも当然あり得ます。

いつもいつもベイト溜まりに遭遇できるわけではありません。

そのときは潮の流れの効いているエリアで回遊待ちをするのも効果的です。

シーバスは流れに付く魚で、1年を通して流れの中にはシーバスが潜んでいるものです。

ベイトが居なく、流れもないエリアで粘るのはまったく得策とはいえません。

しかし、ベイトが居なくても流れがよく効いているエリアであればシーバスの出入りがある可能性もあるので回遊待ちのために粘るのは効果的といえます。

秋の汽水域シーバスはベイトを探す流れを釣るか。

いずれの狙い方でも構いませんが、いずれにしてもやることをハッキリさせて中途半端な釣りをしないということが大切です。

ベイトはどこに溜まる?

一言で「ベイト溜まりを探す」といっても、闇雲にベイトを探すのは効率的とはいえません。

では、秋の汽水域のベイトはどういう場所に溜まりやすいのでしょうか?

実はこれには答えはありません。

(一般的には)水深のより深い場所は、水温の変化が緩やかなのでベイトが溜まりやすい傾向にあります。

たとえばサッパは秋から冬にかけてやや深場に落ちます。

でもサヨリ浅場でも平気で溜まります。

ベイトの種類によって溜まる可能性のあるエリアが様々なので一概にどこに溜まりやすいと言い切ることはできません。

どこにベイトが溜まってもおかしくないという前提でベイトを探しましょう。

ワンポイントアドバイス

秋から冬にかけてはベイトの存在が貴重かつ重要な情報になります。

ベイトからの信号を見逃さないためにもフックは刺さりやすいものに交換しておきましょう。

こういうふうにルアーに引っ掛かってくるベイトの存在はとても重要な情報です。

確かにベイトがルアーにさえ触れれば何かしらの生命感は得られますが、それがベイトなのかシーバスなのかそれ以外の魚なのか…ハッキリとはわかりません。

この点、ルアーに引っ掛かった魚は目で見て確認することができるので、ルアーに生命体が触れただけの場合と比べると得られる情報量が全然違います。

少しの情報を見逃さないためにもこの時期は特にフックに気を配り、刺さりやすいフックにしておきましょう。

秋はやることをハッキリさせる

ベイトが特定のエリアに溜まりやすい秋は、ベイトも居らず、潮の流れも効いていないエリアで漫然と釣りをしていてもシーバスに近づくことはできません。

秋の汽水域でシーバスに近づくためには、ベイトがしっかりと溜まっているエリアで粘るか、潮の流れの効いているエリアで回遊待ちをするか、やることをハッキリさせましょう。

ベイトを探す回遊待ちをするか

やることさえハッキリさせれば爆釣も夢ではありません。

ぜひランカーシーバスを目指してみましょう!!

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