2020年にシマノからリリースされたワールドミノー。
バスフィッシングのカテゴリーである【バンタム】シリーズの名を冠していますが、このミノーがなんとまぁソルトルアーフィッシングで大活躍できるミノーでした。
このページではソルトルアーフィッシングと相性抜群なバンタム ワールドミノーをご紹介します。
ワールドミノーとは
ワールドミノーとはシマノのバンタムシリーズの名を冠したバス用のジャークベイトです。
カテゴリー的にはバス用ルアーですが、その性能はソルトルアーフィッシングと相性抜群の優れものルアーです。
サイズ:115mm 17g
タイプ:サスペンド
ディテール
フラッシュブースト搭載で止めていても魚に強烈にアピールすることができます。
リップが大きめなのでロッドワークへのレスポンスがすこぶるイイです。
ソルトアングラーにおすすめなワケ
巻いて釣れる
ソルトアングラーとバスアングラーのミノーの使い方の大きな違いの1つに『タダ巻き』がベースかどうかってことが挙げられます。
ソルトアングラーは95%以上がミノーはタダ巻きオンリーです(俺調べ)。
残りの5%は『たまにポーズを入れる』って感じ(俺調べ)。
なので、ソルトで使えるといえるためにはタダ巻きでも確かな実釣力が必要になります。
この点、ワールドミノーの実釣動画はシマノTVやYouTubeでも多くアップされていて、ほとんどがタダ巻きで釣っています。
タダ巻きでの実釣力は(僕以外の)多くのアングラーが残した釣果が物語っています。
レスポンスが最高
バスアングラーのミノーの使い方はほとんどがタダ巻きではなく『トゥイッチ』や『ショートジャーク』です。
ワールドミノーはそもそもバスカテゴリーのミノーとしてリリースされているので、トゥイッチやショートジャークといったロッドワークへのレスポンスがとてもイイです。
シーバスミノーと比べるとその差は明かで、ルアーを動かしたときにとにかくストレスがありません。
こちらの意図した動きの出しやすさはバスカテゴリーのジャークベイトならではといったところです。
止めても誘う
これはソルトルアーではおなじみとなったフラッシュブースによる効果です。
ワールドミノーはバンタムの名を冠したジャークベイトでは初めてフラッシュブーストを搭載した『止めて誘う』ことができるルアーです。
これにより、ワールドミノーはタダ巻き良し、動かしても良し、止めても良しの三拍子そろったミノーといえます。
飛距離もなかなか
バス用のミノーは立ち上がりのレスポンスやロッドワークへのレスポンスを高めるために固定重心のルアーが多いです。
そのため飛距離が出しにくいルアーが多いです。
でもワールドミノーはAR-Cを搭載しているため立ち上がりの速さを損なうことなく飛距離を出すことができます。
ソルトでも使えるカラーが多い
ワールドミノーには狂鱗カラーが採用されたことで、ソルトアングラーにも抵抗の少ないナチュラルカラーが多いです。
特にチャート系のカラーはデイゲームでもナイトゲームでも使いやすくてソルトゲームでは出番が多いカラーなので、ソルトアングラーに大変優しいカラーラインナップになっています。
⇒カラーラインナップはコチラ
注意点
飛距離に過度な期待は禁物
ワールドミノーはAR-Cが搭載されているため、従来のミノーに比べると圧倒的に飛ばしやすいです。
とはいえ、ロングディスタンス性能が重宝されるソルトルアーと違って、ショートレンジでの勝負の多いバス用ミノーなだけに、サイレントアサシンほどの飛距離は期待できません。
サイレントアサシンのように『バヒュンッ!!』と飛んでいくとは思わない方がいいでしょう。
名前がダサい
飛距離は別にいいとして、この『ワールドミノー』って名前だけはなんとかしてほしかった。
みたいに胸を張って言いにくい名前…
これはちょっとセンスを疑うぜ、シマノさん。
キング・オブ・バーサタイル!
ワールドミノーは名前はちょっとアレですが、その中身は投げて良し・巻いて良し・動かして良し・止めて良しのなんでもできる(今どき珍しい)超バーサタイルなルアーです。
ある特定の性能にパラメーターを大きく振ったような最近のルアーとは違って、ジャークベイトの王道(ど真ん中)を突き抜けています。
僕が個人的に最もおすすめしたいのはもちろんシーバス用として。
最近のルアーはロール主体の弱い動きのルアーが多いので、超バーサタイルなワールドミノーが1本あればワンポイントアクセントのジャークベイトとして使うことができます。
また時には、タダ巻きでパイロットルアーとして1本で二役も三役も役割を担ってくれるでしょう。
ただ巻くだけじゃない、ルアーフィッシングを楽しむためのルアーとしてぜひ試してみてください。