ダイワのハイコストパフォーマンスシーバスルアーのロングセラーシリーズ『シーバスハンター』。
これまで、ミノーとバイブレーションはリリースされていました。
そして、ついにシーバスハンターシリーズから待望のシンキングペンシルがリリースされました。
このページでは、シーバスハンター シンペンZをご紹介します。
シーバスフィッシングの20年選手以上になると、シーバスハンターを使ったことのない人はほとんどいないのでは?そう思えるくらい、入門ルアーの代名詞として君臨するのがダイワのシーバスハンターです。このページでは、ビギナー[…]
シーバスハンターのバイブレーション版としてリリースされていたシーバスハンターバイブ70S。2022年9月。そのバイブ70SがZの名を冠してフルモデルチェンジされました。このページではシーバスハンターバイブZ[…]
シーバスハンターシンペンZとは
シンペンZとは
シーバスハンターといえば、ダイワのシーバス用入門ルアーとして知らない人はいないと言えるほど有名なシリーズです。
おそらく、シーバスの20年選手以上であれば、一度はシーバスハンターを使ったことがあるのではないでしょうか。
それくらい、シーバスビギナーに愛されてきたシリーズです。
2021年までは、シリーズからミノーとバイブレーションがリリースされていました。
そして2022年。
シーバスハンターシリーズから満を持してリリースされたのがシンペンZです。
シンペンZのサイズ
シンペンZのサイズ展開は下記の一種類のみです。
極めてオーソドックスなサイズです。
かつてダイワからリリースされていたレイジーシリーズ。
その中で、レイジー95Sが95mm 15gでした。
シンペンZはレイジー95Sにかなり近いサイズといえます。
外観
これは、シンペンZを横から見たところです。
かなりオーソドックス(普通)なフォルムです。少しファット気味でしょうか…?
長さと重量はレイジー95Sとそれほど変わりません。でも、見た目のフォルムはけっこう違いがあります。
上がレイジー。下がシンペンZ。
レイジーはいかにも『ペンシル(鉛筆)』という感じ。これに対して、シンペンZはひとまわり太いフォルムです。
上から見るとこんな感じです。
ヘッドからボディにかけてボリュームがあります。そして、テールに向かうにつれて少し細くなっています。
特徴
まったくクセのない仕様
良い言い方をすれば「クセがない」ということ。
悪い言い方をすれば「尖った性能がない」「面白みがない」「普通」という感じ。
これはシーバスハンターZ(ミノー)にも共通していえることですが…
「使い手を選ばない」という意味ではシーバスハンターならではの特筆すべき『性能』といえるでしょう。
ただ、シンペン好きから言わせると「何の変哲もないシンペン」だそうです笑
超リーズナブルな価格
シンキングペンシルであれば1500円超えが当たり前の現在。
シンペンZは店頭価格で900円ほどで購入可能です。
基本性能を確実に備えたダイワのルアーがこの価格で使用できるのは、ビギナーにとっては大きなアドバンテージといえます。
とにかく釣れる
シーバスハンターシリーズの魅力は価格の安さだけではありません。
確かな釣獲力
この価格と釣獲力のバランスの良さこそがシーバスハンタシリーズの最大の魅力であり、特徴といえます。
使用感
シンペンZが発売されて以降、シンキングペンシルはメインとしてシークとシンペンZを併用してきました。
その使用感は次のとおりです。
スロー気味でもしっかりスイングする
シンペンZはスローに巻いてもきっちりスイングするので、安心してスローリトリーブに徹することができます。
シンキングペンシルはアクションしているかどうかがわかりにくいので、ビギナーの頃やシンペンで釣れた経験があまりないアングラーは、どうしても疑心暗鬼になってしまいます。
シンペンZは、手元に伝わるアクションの感覚は小さいですが、実際にはスローに巻いてもしっかりとスイングしているので、信頼して使い切って下さい。
適応範囲が広い
シンペンZは、とにかくシンペンのド真ん中に設定されたシンキングペンシルです。
シンペンが効く状況やシンペンが使いやすいシチュエーションであれば、シンペンZは確実に使うことができます。
尖った性能のなさ(クセのなさ)は一級品です。
やや空気抵抗がある
シンペンZはレイジー95と比較するとややぽっちゃり体型のボディです。
そのため、キャストフィールはそれほど気持ちのいいものではありません。
ビシバシとキャストしていくよりも、重さを利用して「せいやっ!!」とぶん投げるイメージで投げた方が投げやすいでしょう。
特に、Lクラスのロッドの場合、ティップでビシバシ投げようとすると、少し不安感を覚えます。
最近のシンペンにしては、少し投げにくさを感じるところがあります。
よく飛ぶ
上記のとおり、やや投げにくさを覚えるシンペンZ。
でも、ロッドの反発力を使ってしっかり投げることができれば、とてもよく飛びます。
ロッドの反発力を使って投げればLクラスのロッドでも充分過ぎる飛距離が出ます。
シンペンの苦手なシチュエーションでは使いにくい
シンキングペンシルのド真ん中をいくシンペンZ。
シンペンが得意なシチュエーションであれば確実に使うことができます。
その反面、シンキングペンシルのデメリットもしっかりとあわせ持っています。
潮の流れや風によってラインが引っ張られる状況の時は浮き上がりやすくなります。
一般的なシンペンが苦手とするシチュエーションにおいては、シンペンZも使いづらくなります。
使い方
とにかく投げて(信じて)巻く
いろいろなリトリーブスピードを試してみましたが、超早巻きと超遅巻き以外はまったく問題なくアクションしてくれます。
深く考えずに、着水後、自分がよく使うリトリーブ速度で巻くだけで釣れます。
リールのギア比を問わず、(いま流行りの)1秒1回転のスピードで使えば問題ないでしょう。
もちろん、水深が浅いエリアでは1秒2回転くらいのスピードでも構いません。
明暗にフォールで流し込む
もう一つの使い方が、フォールの釣りです。
シンペンZは、フォール中は目視でもわかるくらいにローリングアクションが発生します。
そのため、着水後に何もせずに、流れに乗せているだけでシーバスが食ってくることもあります。
おすすめのフォールの釣り方は、ナイトゲームの橋の下などで、明るい場所に落として、流れに乗せて暗部に送り込む方法です。
30~50cmクラスまでのセイゴサイズが群れていた時に、キャスト→着水→放置というスタイルでバイトがかなり頻発したことがありました。
放置でも食わせられるのはシンペンZの釣獲力の賜物です。
水深20~60cmくらいが使いやすい
シンペンZは長さのわりにはやや自重があるため、深場も攻められるようにも思えます。
しかし、シンペン特有の浮き上がりやすさがあるため、PEラインを使用する前提であれば、水深~60cmくらいまでが最も使いやすかったです。
それよりも深い場所で使おうと思うと、(使えないことはないですが)かなり遅巻きじゃないと使いにくいです。
深く沈めたところで、遅く巻いてやらないと浮いてきます。
そのため、使いやすい水深としては20~60cmくらい(頑張れば80cmくらい)と考えておきましょう。
シーバスハンターシリーズに死角なし!待望のシンキングペンシル誕生!!
ここ15年くらいのシーバスフィッシングシーンで中核となるルアーはミノー・バイブレーション・シンキングペンシルです。
これがシーバスルアーの基本といえます。
ダイワのシーバスルアーの人気シリーズであるシーバスハンターからは、これまでミノーとバイブレーションがリリースされていました。
そして、遂に!
シーバスハンターから待望のシンキングペンシル・シンペンZが登場しました。
しかも、シーバスハンターシリーズに共通する
「オーソドックスでクセがなく使いやすい。そして、よく釣れる」
という基本性能をしっかりと受け継いだものです。
あらゆるルアーメーカーからシンキングペンシルがリリースされている昨今。
と迷うビギナーも多いことでしょう。
そんな時は、リーズナブルでお求めやすいシンペンZを使ってみてください。
シンペンZの使いやすさと確かな釣獲力は、ビギナーアングラーの大きな助けになってくれるでしょう。
関連記事
シーバスフィッシングの20年選手以上になると、シーバスハンターを使ったことのない人はほとんどいないのでは?そう思えるくらい、入門ルアーの代名詞として君臨するのがダイワのシーバスハンターです。このページでは、ビギナー[…]
シーバスハンターのバイブレーション版としてリリースされていたシーバスハンターバイブ70S。2022年9月。そのバイブ70SがZの名を冠してフルモデルチェンジされました。このページではシーバスハンターバイブZ[…]