【初心者向け】ランガンの正しいやり方は?ランガンで釣果を伸ばすための方法!

ナチュラルリリースでもその他のメディアでも当たり前のように登場する『ランガン』というフィッシングスタイル。

ルアーフィッシングでは一般的な釣りスタイルですが実際に『ランガンってどういうふうにやってる?』って聞くといまいちピンとくる答えは返ってきません。

そのため初心者にとっては

入門者
ランガンって言われてもどうやればいいの?

と思うアングラーも少なくありません。

このページでは釣果を伸ばすためのランガンのやり方をご紹介します。

ランガンとは?

ランガンとは、RUN&GUNの略で、移動を繰り返しながらキャストするエリアを広げていくフィッシングスタイル
です。

シーバスフィッシングでは回遊待ちと呼ばれる1カ所に留まってキャストを繰り返す釣り方が一般的ですが、もう一つのフィッシングスタイルとして知られているのがランガンというスタイルです。

ランガンでは1カ所にとどまる時間は短く、数投のキャスト→ポイント移動を繰り返すのが一般的です。

ランガンスタイルでは各エリアでじっくり釣りをすることは少ないですが、回遊待ちと比べるとかなり広いエリアを探ることができます。

ランガンが『わからない』理由は?

ランガンという言葉は釣りビジョンの番組名RUN&GUNソルト)にもなるくらい広く一般的に当然のように使われています。

でも初心者の中には、そもそもランガンという釣りスタイルをどうやって実践したらいいのかよくわからないという人もいます。

入門者
1カ所で投げるキャスト数は何回くらい?
入門者
1回の移動距離は何mくらい?
入門者
ランガン中のルアーチェンジの頻度はどれくらい?
入門者
ランガン中に気になるポイントがあったら粘ってもいい?
入門者
何mくらい先まで行って折り返せばいい?

などなど。

確かに入門者の頃にはどういうふうにランガンを実践すれば効果的に釣果を伸ばすことができるのか分かりにくい。

実はこれらの疑問に対する答えは決まっていません。

どんなふうにランガンを実践しても間違いということはありません。

ただ、そのランガン方法が釣果を伸ばすために効果的かどうか…という観点からはランガンの効果的なやり方の検討が必要になります。

以下では、ランガンの目的やフィールド状況に合わせたランガン方法をご紹介します。

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ランガンする目的は?

そもそも、回遊待ちというスタイルがあるのに、なぜランガンというスタイルで釣りをする必要があるのか?

ランガンというスタイルで釣りをするときは主に2つの目的のうちのいずれかのために行われます。

釣れそうなポイントを探す

たとえば、だだっ広いオープンエリアで流れ込みや潮目やストラクチャーといった目に見えるポイントがない場合。

こういうエリアでは回遊待ちをしようとしても目標となる変化がありません。

ただ闇雲に回遊待ちをしても時間だけが過ぎていくことになります。

オープンエリアのような目標物のないポイントで魚を狙うときにはランガンしながら目に見えない変化を探す必要があります。

たとえば、水面には目に見える潮目が現れていなくても、実際にルアーを通してみると流れの強弱がしっかりと効いている場所があったりします。シーバスは流れに付く魚なので、こういう流れの変化を見つけることができればグッと魚に近づくことができます。

あるいは、ランガンしながら歩いていると「さっきよりもずいぶん水深が深いな(または浅いな)」ってポイントを見つけることがあります。これは『ブレイクラインかけ上がり)』といって、海底の地形が急に落ち込んでいる場所です。

フィッシュイーターが獲物を狙うとき、こういう海底が急に落ち込んだ場所に身を潜めることがよくあります。こういうブレイクラインもシーバスを探すのに絶好のポイントになります。

目に見えるポイントや目標物がないときでも魚の釣れそうなポイントを探すためにランガンというスタイルで釣りをします。

釣れそうにないポイント飛ばす

最初の場合とは逆で、目に見えて釣れそうなポイントや美味しそうなポイントが点在している場合に、美味しそうなポイント以外をすっ飛ばして、美味しそうなポイントに絞って狙うときにもランガンで狙います。

たとえば広範囲にわたって↓のようなストラクチャーが点在しているとき。

こういうポイントでシーバスを狙うときには、ストラクチャーに的を絞って撃っていきます。

ストラクチャーとストラクチャーの間のオープンエリアはすっ飛ばしてストラクチャーに狙いを定めます。

これもランガンスタイルの一例です。

ランガンの目的は主に2つ

釣れそうなポイントを探す
釣れそうにないポイントを飛ばす

ランガンというフィッシングスタイルで釣りをするときの主な目的はこの2つです。

2つめの目的である『釣れそうにないポイントを飛ばす』というのは『釣れそうなポイントに的を絞る』という言い方もできます。

どちらかといえば一般的にランガンというときは『釣れそうなポイントを探す』ためのランガンであることが多いでしょう。

ランガン中にうっかり魚が釣れてしまうこともけっこうありますが、基本的にはうっかりヒット狙いの移動ではなく、釣れそうなポイント探しの旅になります。

いずれにしても、このどちらの目的でランガンをするかによって、1カ所でどれくらい粘るかやポイント間の移動距離が変わってくるので、どちらの目的でランガンをするかは意識しておく必要があります。

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何投くらいキャストする?

「ランガンってどうやったらいいの?」という疑問の中で最も多いのが

1カ所で何投くらいキャストするか?

ということ。

1カ所でどれくらい粘るか?と言い換えることもできます。

釣れそうなポイントを探す場合

オープンエリアなんかで目に見える目標物がないときに釣れそうなポイントを探すためランガンするときは

2~3投

これで充分です。

2~3投ほどキャストして水中に変化を感じ取れないときは移動します。

問題なのは、この2~3投の間に『何を探るか?』ということです。

ランガンをするときに必ず注意深く感じ取ってほしいのが

水深がどれくらい深いか(浅いか)?
潮の流れに強弱があるか?
◆ベイトに当たる感触があるか?

ということ。この3点は要チェックです。

たとえば僕の場合は1投目で水深を確認します。2投目で表層~中層の潮の強弱とベイトの有無を確認します。

この2投で感触がなければ場所を移動します。

このとき使うルアーはバイブレーション体高のあるシンキングペンシルが使いやすいでしょう。

バチルアーのような細身のシンキングペンシルだと初心者には潮の強弱の変化がわかりにくいです。

ノーマルギアやローギアのリールだとさらにわかりにくいです。

なのでシンキングペンシルを使う場合には体高のあるシンペンの方が初心者でも流れの変化がわかりやすいです。

ちなみに…

これらのような水中の変化を見つけた場合には、そのポイントでじっくり粘るのは全然問題ありません。

ランガン中は移動しなければならないというルールはありません。

これら水中の変化というのは回遊待ちをする価値のあるポイントであって、むしろこのような水中の変化を求めてランガンしているわけなので、回遊待ちで粘る価値のありそうなポイントを見つけたときは積極的に粘ってみましょう。

釣れそうなポイントに絞る場合

釣れそうにないポイントを飛ばして釣れそうなポイントに絞るためのランガンをするときは

納得いくまで投げる

これがコツです。

ストラクチャーの釣りではルアーを通すコースや角度によってシーバスの反応がまるで違います。

なので1カ所のポイントで納得いくまでルアーを通してみて下さい。

「ここはダメだ…」と思った時にポイントを移動しましょう。

釣れそうなポイントに的を絞るためのランガンの場合には、釣れそうにないポイントでキャストすることはないので釣れそうなポイントを攻めるために時間を使うようにしましょう。

移動距離はどれくらい?

「ランガンってどうやったらいいの?」という疑問の中で次に多いのが

ポイント間の移動距離はどれくらい?

ということ。

極端な話だと「1m」間隔で移動するという話を聞いたこともありますが…

これもランガンの目的によって異なります。

釣れそうなポイントを探す場合

釣れそうなポイントを探すためにランガンするときは1回の移動で

10~20mくらい

移動します。

ポイント間の移動距離について別に決まりはありませんが、1~2m間隔で移動するのはさすがにちょっとやりすぎ(;´・ω・)

そもそも1~2mで刻める人は相当な釣りウマです。

僕のような下手クソの場合、同じ場所で2~3投もキャストすればルアーの着水点が絶対に1~2mはズレます。

まったく同じ場所にルアーを撃ち込むことができる釣りウマさんにとっては1~2mごとにポイントを刻む意味はありますが、普通のアングラー(特に入門者)にとっては1~2mなんてキャストの誤差でいくらでも変わります。

ちなみに、ランガン中に魚が付きそうなブレイクラインを見つけて、そのブレイクラインを攻めるためであれば1~2mごとに立ち位置を変えるのは全然OKです。

ブレイクラインのようなストラクチャーに付いている魚はルアーを通す角度やコースによって全然反応が違うので、立ち位置を変えてルアーを通すコースや角度を変えてブレイクラインを攻める必要があります。

この場合には立ち位置をどんどん刻んで移動してみましょう。

釣れそうなポイントに絞る場合

釣れそうにないポイントを飛ばして釣れそうなポイントに絞るためのランガンをするときは

1~2mほどの移動を繰り返して立ち位置を変えてみる

これが重要です。

美味しそうなストラクチャーについているフィッシュイーターは、そこを通るベイトに対して闇雲に襲い掛かってくるわけではありません。

フィッシュイーターそれぞれが自分なりに襲い掛かるポイントやタイミングを持っていることが多いです。

こういう魚を狙うときはルアーを通すスピードを変え、コースを変え、角度を変えてアプローチする必要があります。

よく『美味しそうなストラクチャーに付いている魚はスレている』といわれることがあります。これは完全に間違いとは思いませんが、個々の魚ごとの個性(個体差)を無視しているので考え方としては不十分です。

その魚がスレていて釣れないのか?

それとも、アプローチの仕方がその魚のツボにハマらないのか?

それは魚に聞いてみなければわかりません。

そのため、「いかにも!」という美味しそうなポイントを見つけたときは、ルアーを通すスピード・コース・角度を微調整するためにも1~2mの移動を繰り返しながらポイントを撃っていきます。

キャストする立ち位置を微調整しながら納得いくまでルアーを通して、それでもダメなら狙うストラクチャーを変えましょう。

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ルアーチェンジの頻度は?

「ランガンってどうやったらいいの?」というアングラーが抱く三大疑問点の最後が

ルアーチェンジの頻度はどれくらい?

ということ。

これもランガンの目的によって異なります。

釣れそうなポイントを探す場合

釣れそうなポイントを探すためにランガンするときは

ほとんどルアーチェンジなし

です。

ルアーチェンジしても別に構いません。でも、釣れそうなポイントを探すためであるならば、釣れそうなポイントが見つかるまでルアーをチェンジする必要はありません。

うっかりヒットを狙おうとすると、それはただ闇雲にルアーをキャストするだけになってしまうので時間の無駄です。

目に見えない水中の変化を見つけたときに初めてルアーチェンジをしてアプローチ方法に変化をつければそれで充分です。

釣れそうなポイントに絞る場合

勘のいい人であればだんだん分かってきたかもしれませんが、釣れそうにないポイントを飛ばして釣れそうなポイントに絞るためのランガンをするときは

どんどんルアーチェンジする

これが必須です。

美味しそうな場所に付いているフィッシュイーターはベイトを襲うための自分なりの間合いを持っています

そのフィッシュイーターの間合いに飛び込むことができるかどうか…その答えは、立ち位置を変えながらルアーを通すスピード・コース・角度を変えたり、ルアーのカラー・シルエット・泳ぎの強弱を変えてみることで初めて正解に辿り着けます。

「ストラクチャー付はスレていて釣れない」とあきらめる前に、とにかく色々なアプローチ方法を試してみましょう。

気になるポイントで粘ってもいい?

これは、ランガンの目的がどんな目的であっても答えは決まっています。

納得いくまで粘りなさい

これ以外の答えはないと思ってる。

釣れそうなポイント探しのためのランガンであれば、せっかく目に見えない変化を見つけたのなら粘らないという選択肢はないはず。

水中の変化のない場所で闇雲に粘るくらいなら、水中の変化が気になったポイントに時間を費やすべきです。

また、釣れそうなポイントに絞るランガンであれば、釣れそうなポイント以外に時間を費やすことはないので、全身全霊をそのポイント攻略に捧げるべきです。

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何m先で折り返せばいい?

これは主に釣れそうなポイント探しのためのランガンのときに問題になります。

入門者
あの木のあたりまで行って折り返そうか?

とか

入門者
あの水門まで行って折り返そうか?

とか。

どれくらい移動すればランガンとして効果的なのか迷うところです。

これについても答えは決まっています。

自分の体力と相談しなさい

これに尽きます。

僕の場合は一番歩いたときで2kmくらいランガンしたことがあります。往復で4kmです。(そのときの釣果はチーバス1匹)

人によってはもっと歩くこともあるでしょう。

これくらい移動しないといけないというわけではありませんし、目安でもありません。

ただ、100~200m程度の移動であればランガンとしてあまり効果的とはいえない。

だだっ広い海の中の見えない変化を探すためにランガンするわけですから、海の広さからすれば100~200mなんてごくごくわずかな範囲に過ぎません。

運が良ければこれだけの移動でもポイントを探り当てることができるかもしれませんが、それはあくまで運次第です。

オープンエリアでランガンするときは、さすがにもっと広い範囲を探った方が良いでしょう。

ランガンおすすめグッズ

バッグ

シーバスフィッシングではフローティングベストを着て釣りをするアングラーが多いですが、身体の前面にタックルボックスを収納していると機動力に欠けます。

移動の時に段差をよじ登ったり段差に手を掛けたりすることも多いので、身体の前面は空けておいた方がいいでしょう。

そのためランガンのときはウエストバッグやヒップバッグにタックルを収納するのが一般的です。

アブガルシアのバッグはアマゾンで異様に評価が高いので、アブのバッグであれば間違いありません。

シューズ

ランガンスタイルでは足場の状況が同じではありません。

草むらの上を歩いて移動することもあれば水を被って滑りやすくなった石畳の上を歩くこともあります。

どんな場所を歩いてもいいようにソールの滑り止めだけはしっかりしたものを選ぶ必要があります。

シマノのジオロックシューズは(デザインは微妙ですが…)機能面がとても優れているので超絶オススメです。ポイント移動がとてつもなく快適になります。

10000円ちょっとで買えるのも魅力的です。

ライフジャケット

ランガンスタイルのときはフローティングベストよりも膨張式のライフジャケットの方が一般的です。

個人的にはフローティングベストはウェーディングでもしない限り着ることはありません。ほとんどの場合ライフジャケットを着用します。ライフジャケットの方が安全だし。

船に乗らないのであれば桜マークのない安いライフジャケットでも問題ないでしょう。

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まとめ

釣れそうなポイントを探す場合

1か所で2~3投
移動は10~20m(細かく刻まない)
ルアーチェンジはほとんど必要ない
気になるポイントでは粘る
ランガンする範囲は体力が許す限り広くする

釣れそうなポイントに絞る場合

1か所で納得いくまでキャストする
移動距離は細かく刻む(細かく立ち位置を変える)
美味しそうなポイント以外はスルー
ルアーは何度もチェンジする
気になるポイントでは粘る

ランガンスタイルを確立しよう

ルアーフィッシング用語として当り前のように語られる【ランガン】という言葉ですが、これをいざ実践しようと思うとなかなか分からないことが多い。

漠然と「移動しながら釣りするんだろうな…」くらいは思い浮かぶでしょうが、これを自分のスタイルとして実行しようとするとなかなか上手くいきません。

入門者
ランガンってこれでいいの?

って疑問に思う点も少なくないでしょう。

ランガンのスタイルに特に決まりがあるわけではありませんが、効果的かどうかという点からいえば、必ずしも効果的とはいえないランガンスタイルの人もいます。

ランガンのスタイルはランガンをする目的によって大きく変わります。

一般的にランガンをする場合とは、目に見えるポイントがほとんどないエリアで『釣れそうなポイントを探すためのランガン』をすることがほとんどでしょう。

この場合、確かにランガン中にうっかり魚が釣れてしまうこともありますが、ランガンの目的はうっかり釣れてしまう魚を闇雲に探すことではなく目に見えない変化を見つけて変化のあるポイントで魚を狙い撃つことにあります。

この目的を達成するためにはポイント1か所あたりでいかに効率的に水中の変化を探すか…ということが重要になります。

上で述べたキャスト回数や移動距離はあくまで目安にすぎません。

うっかり釣れる魚を闇雲に狙わずに、ランガンの目的を常に念頭に置いてランガンに取り組めば、自分なりのランガンスタイルが確立されていくことでしょう。

ショーカラ
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