【ナノダックス】ナイロンでもフロロでもない第3のショックリーダー!

ソルトアングラーの皆さま。

ショックリーダー用ラインはナイロン派? フロロ派?

巷ではナイロン派とフロロ派の熾烈な争い(言い争い)が止むことはありません。

そんな無益な争いから免れたいアナタ。

そんなアナタにナイロンでもフロロでもない第3のショックリーダーをご紹介します。

ナノダックスという選択肢

おそらくほとんどのソルトアングラーが聞いたことないであろうライン素材。

ナノダックス

ナノダックスとは、ナイロンのしなやかさを持ちながら、直線&結節強度はナイロンをはるかに超え、フロロカーボンにも勝る低伸度・高感度を実現した素材

ナノダックスは、ルアー用ラインメーカーの老舗・サンヨーナイロン社が、『nanodax』素材を製造するナノダックス社からナノダックスの提供を受けて製品化した第3の素材のショックリーダーです。

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nanodax素材とは

ナノダックス(nanodax)のベース素材は最もポピュラーなポリアミド系のナイロンです。
ナイロンを形成する分子があり、分子同士が形成されてナイロン素材ができていますが、ここにナノサイズの改質剤を加えることにより、分子同士の隙間に超微細粒子を結節させて新しいナイロンができました。
ナノダックス株式会社が二酸化炭素流体を溶媒とした超臨界ナノ化技術で研究開発した素材は「ナノダックス」「nanodax」としてラインメーカーに提供しています。
ナノダックス株式会社HPより

ナノダックスラインの基本素材はナイロンラインと同じですが、通常のナイロンラインの分子同士の隙間に超微細粒子を結節させてナノレベルで改良したのがナノダックスです。

紛らわしいですが…

サンヨーナイロンの商品名も『ナノダックス』

素材(添加剤)の名称も『ナノダックス』

サンヨーナイロンに添加剤を提供しているのも『ナノダックス』社

つまり…

ナノダックス社が開発・提供している添加剤「ナノダックス」をサンヨーナイロン社がラインとして商品化したのが『ナノダックス』です。

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ナノダックスの特徴

比重

ナノダックスはナイロンラインをベースに作られているのでラインの比重は

1.14

です。

つまり緩やかに沈みます。(沈むというよりは水中に漂うというイメージの方が適切でしょうか)

しなやか

ナノダックスはナイロンラインをベースに作られているのでラインがとてもしなやかで扱いやすいのが特徴です。

フロロは20lbを超えてくると硬くて巻きグセがキツく、太さもずいぶんと太くなります。

その点ナイロンやナノダックスは同じポンド数であればフロロよりも細くて巻きグセもつきにくいです。

低伸度

ナイロンラインの良い所でもあり悪い所でもあるのが「よく伸びる」という特性。

魚のアタリによるショックを吸収して魚をノセやすくするためには「伸びる」という特性はメリットですが、ラインが伸やすければ伸びやすいほど手元に伝わるアタリの感度が悪くなるという点でデメリットにもなります。

一般的にナイロンラインの伸び率が25~28%くらい、フロロカーボンの伸び率が20%前後です。

ナノダックスはナイロンラインがベースにありながらフロロカーボンと同程度の伸び率20%前後です。

ナイロンラインのデメリットである伸び率をカバーしたい場合には大きな選択肢の一つになります。

引張強度が強い

ナイロン5号の引張強度がだいたい20lbくらい。フロロ5号の引張強度がだいたい18~20lbくらいです。

これに対してナノダックスは5号で23.5lbほど。

一般的なナイロンラインよりもナノダックスの方が引張強力に優れています。

同じ太さで引張強力のより強いラインを求める場合にもナノダックスは最適です。

結束しやすい

ショーカラ
これはかなり主観的な話ですが…

ナイロンラインはしなやかで扱いやすいので、もともと結束がしやすくノットが決まりやすいラインです。

ナノダックスはナイロンラインがベースなのでナイロンと同じくらい結束がしやすい…と思っていたのですが、感覚的にはナノダックスの方がナイロンラインよりもさらにノットが決まりやすい(気がする)!!

根掛かりによるラインブレイクのときにメインラインとリーダーの結束部分から切れることはよくありますが、ナノダックスをショックリーダーとして使っているときはルアーのフックが伸びてそのまま回収できることが多い(気がする)!

まぁこれは容易に数値化できないですが…使った人だけが体感できるアドバンテージです。

釣り入門者でリーダーの結束に不安のある人はぜひ一度使ってみて欲しいラインです。

使い分け(管理人の場合)

基本的に使い分けは必要ありません。

あらゆる場面でナノダックスショックリーダーを使って問題ありません。

念のため、一応僕の使い分けの目安は次のとおりです。

メインはナノダックス
強めのタックルはナイロン
ルアーの浮き上がりを抑えるときはフロロ

まず通常はナノダックスショックリーダーを使っています。

あれこれ試したくなるタイプなので「いつでもナノダックス」というわけではありませんが、なにか理由がない限りはナノダックスショックリーダーを使っています。

大型シーバスのシーズンやジギングで青物を狙うときは強めのタックルを使用します。

この場合はリーダーを本来の『ショックの吸収するため』という目的で使うので伸び率の一番高いナイロンリーダーを使用します。しかも、できるだけよく伸びるように長めにリーダーをとります。

軽くて浮き上がりやすいシンキングペンシルをメインに使用するときは、水に沈んで水馴染みの良いフロロカーボンを使うこともあります。

フロロカーボンの「水によく沈む」という特性はナイロンやナノダックスにはない特性なので、軽量ルアーの浮き上がりを抑えるためにはフロロカーボンが活躍します。

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まとめ

ソルトアングラーにまだまだ知名度の低いナノダックス。

釣具屋で売られていることも多くないので目にする機会があまり多くありませんが、引張強力は

ナノダックス>ナイロン>フロロ

というようにナイロンを凌ぐ強力な素材がナノダックスです。

「ナイロンが使いたいけど伸び率が高いから…」と敬遠していたアナタ。

ナノダックスという選択肢を試してみてはいかがでしょうか。

ナノダックス使った人だけにわかる強力なアドバンテージを体感してみてはいかがでしょうか。

さらにオススメなのが冬のライトゲーム

おまけです。

ここまでナノダックスの『ショックリーダー』について書いてきましたが、ナノダックスがもっともっと活きる釣りが他にもあります。

僕が個人的に最もオススメする釣りは

冬のウルトラライトゲーム

メバリングやアジングなどなどです。

最近はマイクロPEという超極細PEをメバリング・アジングに使う釣り人も増えてきましたが、正直なところマイクロPEは慣れないと超扱いにくい。

冬場は特に扱いにくい。

なにせ髪の毛くらいの太さのラインを使うわけですから、指先のかじかむ季節にそんな細いラインで釣りをするのは慣れていない人にとっては苦行です。

ショーカラ
しかもマイクロPEって糸巻量が少ない割にはかなり割高なんだよね

そこでオススメなのが

ナノダックスのメインライン

ウルトラライトゲームではナノダックスの

引張強度しなやかさ低伸度

という長所が最大限に活きてきます。

引張強力が強いのでナノダックスと同じ太さのナイロンラインよりも安心してやりとりができます。また引張強力の強さを生かして太さをワンランク細くすれば飛距離を伸ばすこともできます。

ナノダックスはしなやかなので、フロロカーボンやエステルラインでキャストしたときにスプールの内側からラインが飛び出るような現象もナノダックスでは起こりません。

ナノダックスはフロロと同等に低伸度なのでフロロ並みの高感度を誇るラインです。

メバリングやアジングには、フロロカーボンよりもナノダックスの方がはるかに扱いやすく釣りが快適になります。

さすがに3~4lbクラスを使うと根掛かりでけっこう簡単に切れてしまうけど…

それはどのラインでも同じなので。

とにかくナイロンと同じようにしなやかでトラブルがなく、ナイロン以上に引張強度が強く、フロロと同等の感度を誇るのがナノダックスです。

冬のライトゲームでは本当にオススメのラインといえます。

ショーカラ
釣具屋であんまり売ってないけどな!



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