【ゼロから始める】釣行データで差がつく!ビギナーが最速で釣果を伸ばす方法!!【第35回】

ビギナー
何匹か釣れたけど、なかなか釣果が伸びない…

釣りを始めてしばらく経つと、こんな悩みを抱えるビギナーは少なくありません。

僕もシーバスフィッシングに傾倒し始めた頃は、同じポイントに何度も通い、プロアングラーの解説する釣り方をマネしていました。

でも、思うように釣れない日々が続きました。

その頃、原因の一つとして考えられたのが「記録を残していないこと」 でした。

 
ショーカラ
これは、コアマン代表の泉さんの記事がきっかけで思い立ったことでした

釣行記録は単なる日記ではなく、自分だけの『釣れるデータベース』といえます。

これを積み重ねることで、魚の動きや潮・天候の関係、ルアーの効きやすい条件などの可能性が見えてきます。

「今日も釣れなかった…」と凹む日も、記録を見返せば次の釣行のヒントがあるかもしれません。

このページでは、ビギナーが釣行記録を活用して最短で釣果を伸ばす方法をご紹介します。

執筆者
ショーカラ(y-nax)
『釣り』の翻訳家
最近の釣りメディアでは、釣りに関する情報がメーカーのために中・上級者目線で発信されるようになりました。ナチュラルリリースでは、ビギナー目線で語られることが少なくなった「釣りに関する『キホンのキ』」をビギナー目線で発信しています。

FAQ(よくある質問)

ビギナーでも釣行記録をつける意味はある?
あります!むしろビギナーこそいろんなことを吸収できる段階なので、気づいたことを記録することで効率よく上達できます。たとえば「昨日と今日でベイトの量が全然違う」などの発見が後からつながります。

何を記録すればいいの?
日付・場所・時間帯・潮周り・天候・釣果・(できれば)水温。ほかにも気づいたことなど。これだけで十分です。記録するときのコツは、感じたことや仮説も書き留めておくことです。小さな違いが次回の釣果に影響を与えるかもしれません。

記録を続けるのってけっこうめんどくさい。何かいい方法ある?
アプリを使うのがおすすめです。スマホで写真を撮るだけでも記録になります。後でまとめて分析することも可能です。

どのくらい続ければ成果が出る?
勘のいい人だと1~2か月程度で変化が出ます。少なくともワンシーズン継続すれば「釣れる日・釣れない日」の傾向が見えてきます。

ビギナーが釣果を伸ばせないよくある5つの原因

過去に釣れたポイントにこだわりすぎる

ビギナー
先週ここで釣れたから、今日も釣れるはず

そんな思い込みは要注意です。

シーバスは水温・ベイト・季節・日照時間の状況によって移動します。

僕も、ビギナーの頃に、実績のある河川で2か月半通い続けてもアタリすらなかった経験があります。

 
ショーカラ
しかし、そのおかげで僕の釣行データには「1~3月上旬の●●川は釣れる可能性が低い場所」として記録され、ポイントを効率よく絞れるようになりました

プロアングラーの釣り方にこだわりすぎる

SNSや動画サイトで紹介されるプロのメソッドはとても面白く、参考になります。

しかし、必ずしも自分のフィールドに当てはまるというわけではありません。

むしろ、自分の釣行データを積み重ねることで、「メインフィールドの季節・時間帯・条件」に最適なメソッドが見つかるでしょう。

「釣れる」と言われているルアーを投げているだけ

巷で人気のルアーを投げ続けていれば釣れる…わけではありません。

大事なのは 「どんな状況で効いたか?」 を理解し、記録することで、シチュエーションごとに使い分けられるようになることです。

たとえば同じルアーでも、潮の流れや水温によって全く反応が変わります。

「釣れるルアー」を投げ続けるよりも「釣行データ」と「目の前の釣り場」を照らし合わせることから始めましょう。

周囲の状況(潮・ベイト・音)の観察不足

シーバスフィッシングは水中で起こっている事件を想像しながら進める釣りです。

つまり、シーバスの反応を目で確認しながらアプローチ方法を組み立てるわけではありません。

したがって、潮の流れ・ベイトの有無・ベイトが逃げる音といった周囲の情報を観察・収集して、水中で起こっている事件の選択肢を狭めていく作業が必要になります。

そして、気づいたことや疑問も書き溜めていくことで、次回以降の釣行時に起こる事件の選択肢をさらに狭めていくことができます。

あとから記録を振り返ると、観察力が釣果に直結していることに気づくでしょう。

魚がいない場所で粘りすぎる

「ここで釣れるはず」と根拠なく粘るのは非効率です。

とはいえ、上記のとおりシーバスフィッシングは水中で起こっている事件にアプローチする釣りです。目視でシーバスの有無を確認する釣りではありません。

そのため、水中で起こっている事件を外部事情から推測せざるを得ません。

そこで役に立つのが「釣れない時期・場所・条件」などのデータです。

データを見返せば「釣れない時期・場所・条件」が分かり、無駄に粘ることが減ります。

効率よく釣るには、場所・時間・条件などをデータ化して判断することが重要です。

「釣れない日」こそ価値がある?シーバスと“ゼロ釣果哲学”

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ビギナー向け!釣行記録の3ステップ

①日付・時間帯・場所を記録
②潮・天候・水温など環境データを記録
③気づいたこと・釣れた理由(釣れない理由)の仮説を記録

この3ステップを記録します。

記録するメディアはノートでもアプリでもOK。

また、③についても、あくまで個人的な見解でOKです。

重要なのは「毎回振り返ること」です。

Anglers(アングラーズ):おすすめ釣行記録アプリ

ビギナー
記録の重要性は分かったけど、毎回ノートに書くのは大変…

そんな方には、スマホアプリ Anglers(アングラーズ) が便利です。

Anglersは、写真を撮るだけで釣果情報を自動記録できます。

また、魚種・場所・潮・天候なども自動で補完してくれるので、ビギナーでも簡単に続けられます。

さらには、写真+メモで釣果を一括管理することもでき、カレンダーや地図で過去の釣果を振り返ることができます。

SNS機能もあるので、他のアングラーの釣果を検索することもできます。

「何を記録すればいいか分からない」ビギナーにとって、続けるハードルを下げることのできるアプリです。

釣行データが釣果を伸ばすマイルストーン!

釣果を伸ばす近道は「試行錯誤を記録し、分析すること」にあります。

過去に釣れた場所やプロの釣法に頼るだけではなく、自分だけのデータ を持つことが釣果を伸ばすカギです。

なぜなら、自分だけのデータというのは自分のメインフィールドに最適化されたデータだからです。

紙のノートでもスマホアプリでも構いません。

大切なのは続けることです。

今日からが第一歩。

釣行記録を始めてみましょう。

釣行毎の小さな記録が、最速で釣果を伸ばす大きな力になります。

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