【リール】ルアーはハイギア!?リールのギア比はこう選ぶ!!

先日、近年ルアーフィッシングを始めた(友人の務める)会社の若い子から

入門者
ルアー用のリールのギア比ってXH(エクストラハイギア)一択でいいんですよね?

と聞かれて答えに困りました。

まぁ確かに個人的にはXH(XG)でいいとは思っていますが、正直なところ

ショーカラ
それは人によるんだよ…
(誰に聞いたんだよ…)

としか言えません。

彼はなぜエクストラハイギアの一択だと思ったのか…?

なぜ人によるのか…?

このページではリールのギア比の選び方についてご紹介します。

リールのギア比とは?

リールのギア比とはハンドル1回転に対するスプール(ローター)の回転数の比率

1:6.4

みたいに表示されます。

「1:〇〇」の1の部分はハンドル1回転という周知の前提事実なので、単に「ギア比 6.4」と表示されることもあります。

おおむね6以上ハイギアくらいのものをノーマルギアくらいものをローギア(パワーギア)と呼びます。

Sponsored Link

ギア比の違いがもたらす影響

そもそも、ギア比がハイギアだとどうなるのか?

ローギアだとどうなるのか?

これは車のMT車を想像するとイメージしやすいです。

MT車のローギア(1速)をどういうときに使うといえば車を発進させるとき急な坂道を上るときに使用します。

車は動き出してしまえば惰性で進む力が働くので車を動かすのにそれほどパワーは必要ではありませんが、車が動き出す瞬間というのは車体重量の重い車をゼロの状態から動かすためにかなりのパワーが必要になります。

あるいは、急な坂道を上るときには重力に逆らって車を前進させるために、車の発進の時以上にパワーが必要になります。

ローギアというのは停車している車を発進させたり、急な坂道をガンガン上ったりと、鉄の塊である重い車を動かすために使うパワーのあるギアです。

でも、ギアをローギア(1速)に入れたままだとパワーはあるもののスピードが出ません。

これに対して車の速度を上げるためのギアがトップギア(4速)やオーバートップギア(5速)です。

トップギアやオーバートップギアは、ローギアのように車が停止している状態から車体を動かせるほどのパワーはありませんが、ローギアよりもタイヤの回転数を高めることでスピードに乗ることができます。

トップギアやオーバートップギアは車が動き出した後のまっすぐな道を走るのには非常に向いています。

でも、最初の動き出しであったり坂道に差し掛かると途端にパワー不足になり減速やエンストを起こします。

車に抵抗(負荷)が掛かる状態に非常に弱いです。

Sponsored Link

リールも車と同じ

リールのローギアをMT車のローギア(1速)
リールのエクストラハイギアをMT車のオーバートップギア(5速)

と仮定します。

ローギアのリールというのは巻くパワーが非常に強いリールです。

流れの強い流芯に差し掛かってもお構いなしにガンガン巻いてくることができます。

その反面、ハンドル1回あたりの巻取り量が少なくなるためハイギアのリールよりも巻き回数が増えます。

何度も何度もグルグルグルグル巻くことになります(←極端)。

ハイギアのリールというのは巻くパワーの弱いリールです。

とくにエクストラハイギアのリールになると初動のパワーが弱いため、リールの巻き始めの瞬間に煩わしいくらいの抵抗(負荷・巻き重り)を感じるものがあります。

その反面、ハンドル1回あたりの巻取り量が多く、ローギアのリールよりも素早くラインを回収することができます。

ハイギアリールの本当のメリットは?

ここまではギア比に関する一般的なお話。

でも釣りにおけるハイギアリールの本当のメリットは『速く巻ける』という単純なものではありません。

ハイギアリールの本当のメリット。それは…

負荷の掛かる状況にとても弱い(敏感)

ということ。

これこそがハイギアリールの最大のメリットです。

車のオーバートップギアは平坦な道でスピードを出すのにはとても優れていますが、坂道のような車に負荷・重力が掛かかる道路では途端に減速してしまいます。

一見するとデメリットのようにも見えますが、リールにおいてはこの負荷に弱いといことがとてもメリットになります。

それは

流れの変化やルアーについたわずかなゴミにとても敏感になる

ということ。

たとえば流れの弱いところから急に流れの強いところにルアーが差し掛かるとリールを巻く手が途端に重く感じるようになります。(車が坂道に差し掛かったのと同じ状況です)

ローギアやノーマルギアでも感じることができますが、パワーの弱いハイギアの方が流れの強弱を明確に感じることができます。

あるいはルアーのフックが拾ってしまった微細なゴミ。

ローギアのリールはパワーがあるのでゴミが引っ掛かったことさえ気づかずに巻いていることがありますが、ハイギアのリールだとハンドルに違和感が伝わる(重くなる)のですぐにわかります。

ハイギアリールの真のメリットはラインの回収の速さよりも巻き感度の良さにあります。

Sponsored Link

使いやすいものを選びなさい

キャスティングによるルアーフィッシングでは巻き感度というのは非常に重要です。

水中の情報をロッドだけではなくリールでも得られるようになれば釣果にも影響します。

その反面、巻いて巻いて巻きまくる釣りでもあるので、リールの初動に感じる巻き重りに鬱陶しさを感じたり潮の流れが巻き抵抗になりすぎて釣りにならないということでは話になりません。

リールの巻き感度という点ではエクストラハイギアのリールが最高ですが、機種によっては巻き重りを感じるものも少なくありません。

人によって手首の力も違うので、ある人にとっては巻き重りを感じるリールが別の人にとっては巻き重りが気にならないということもあります。

キャスティング用のリールは巻き抵抗(巻き重り)が気にならない範囲で最もギア比の速いものを選ぶのが良いでしょう。



Sponsored Link