ルアーやタックルの収納ってどんなケースを使っていますか?
おそらく8割以上のアングラーがMEIHOのVERSUS(バーサス)シリーズをお使いではないでしょうか?
もしくはバーサスシリーズの蓋部分にメーカー名を入れて、各メーカーがオリジナル商品として販売しているケースとか。
バーサスは種類も豊富でどこの釣具屋でも買えてイイ商品なのですが、大容量の収納ケースがイマイチ使い勝手が悪い…(と個人的に思っている)。
しかもケースの数が増えてくると逆に収納に困ってくることさえある。
このページではバーサス以外のルアー収納ケースで管理人がとても使いやすいと感じた収納用品をご紹介します。
バーサス(VERSUS)とは?
バーサスシリーズとはプラスチック収納ボックスを販売している明邦化学から発売されている(主に)ルアーフィッシング用の収納ケースシリーズです。
ルアーフィッシングをしている人は必ず一度は見たことがあるはずです。
こういうやつです。
見たことあるでしょ?
というより「一度は買ったことあるでしょ?」ってレベルで釣具屋に置いてあります。
とにかく種類が豊富でどこの釣具屋でもだいたい売っているので手に入りやすく揃えやすいのがメリットです。
しかもバーサスのラインナップはアングラーの要望に応えるかのように商品化されているので、「こういうのが欲しい!」と思って釣具屋でバーサスを眺めているとだいたい目的に合うものが売っています。
ルアー収納にはバーサスシリーズを買っておけば間違いないだろうといえるくらい種類が多く手に入りやすいです。
バーサスは自宅収納に困る
ルアー類の収納ケースでは無双状態のバーサスシリーズですが、長年使っていると不満点も見えてきます。
端的にいえば値段が高いのと自宅で収納しづらいことが挙げられます。
値段がやや高い
かつて管理人が収納に使っていたのがバーサスのVS-3060というシリーズ。
ハンドルが付いていて仕切りも割とシンプルで40cmサイズのバッカンに収まるので重宝していました。
値段が高いことを除けばこれはこれでけっこう使えました。
小さいサイズが無駄に増えてくる
これは完全に使う側(買う側)の問題なのですが…
バーサスのルアーケースってどんな釣具屋でも売ってるもんだから、釣具屋に行った時に「ちょっと〇〇を入れるケースが欲しい」と思って後先考えずに買ってしまうことが少なくありません。
それで後になって気付くんです。
買った時にはとりあえずの目的を達成するために買っているので、その時には気付かないんですが、後になっていろいろと収納をやり直したり整理したときに
と初めて気付きます。
そうしているうちに、やたら小さいサイズや中途半端なサイズのルアーケースが増えてきて手に負えなくなってきます。
捨てりゃイイじゃんと思うこともあるけど、こういうボックスって後で別の用途に使えることがないわけではないので、一応残してしまう…という悪循環。
大きいサイズの使い勝手が悪い
バーサスシリーズの中にはハンドル付きのかなり大きいボックスもあります。
管理人も2つほど持っています。
こういうデカいサイズのケースを使っているバスマンを見たことありません?
このVS-3080というシリーズはバスフィッシングをやるためにはけっこう考えられている商品なんです。
ワイヤーベイトの収納もできるように考えられていて、なかなか秀逸です。
でもソルトアングラーが使おうとするとちょっと無駄が多い。
もちろん収納するものを厳選して上手く収納すればまったく問題ないでしょうが、そこまでして5000円もするこのサイズのケースを買う必要があるか…といわれると、まったく必要がありません。
むしろ場所を取って鬱陶しい。
しかも積み重ね置きができないので収納スペースに無駄ができる。
自宅収納用のケースとしては使い勝手がよくありません。
アステージという選択肢
知ってる人は知っている。
知らない人は「なにそれ?」という、知名度の微妙な収納ツールメーカーがアステージ(Astage)です。
主としてコンテナボックスを取り扱っているメーカーです。
アステージの商品の中に【パーツストッカー(PS-400X)】という商品があります。
これがルアー収納用のタックルボックスとしてジャストフィット。
サイズ的にはバーサスのVS-3060とほぼ同じサイズですが使い勝手はアステージのパーツストッカーの方が断然上です(個人的見解)。
アステージのおすすめポイント
仕切板の自由度が高い
バーサスVS-3060は上半分は仕切りフリーで自由に仕切れるのですが、下半分に固定の仕切りが入っているために、下半分の仕切板の自由度がそれほど高くありません。
初めから用途を固定していれば問題ないかもしれませんが、後で変更しようと思っても変更できない仕切部分があります。
これに対してアステージのパーツストッカーは仕切板が完全にフリーです。
15枚の仕切板(写真縦方向の仕切板)はすべて可動できるので自由度がとても高いです。
整理し直した時に使い勝手が悪くなる…というようなことはありません。
収納するものに合わせて仕切板を調整することができます。
コンテナボックスに重ね置きできる
(個人的な)最大のメリットは同じアステージの13サイズまたは25サイズのコンテナボックスに重ね置きができるということ。
このメリットは非常に大きい。
家でタックルを収納する場合ってほとんどの人が省スペースにいろんなタックルを収納することになります(一部の富豪を除く)。
そうなると『いかに無駄なく収納ができるか』ってことがポイントになりますが『綺麗に重ね置きができる』というのは省スペースに無駄なくモノを整理・収納するうえでとてつもなく重要なポイントになります。
いやむしろ、重ね置きできるかどうかってのは、モノを綺麗に収納するためのファクターのうち8割くらいを占めるといっても過言ではないと思ってる。
仮にセンスがなくても、サイズ感の揃っている収納ケースに入ってさえいれば、ぶっちゃけ中身が整理されていなくても外から見れば綺麗に見える。
重ね置きという要素は綺麗に収納するうえで欠くことのできないファクターです。
値段が安い
これはあくまでバーサスと比べてってことですが。
バーサスのVS-3060が1個でだいたい2600円ほどですが(Amazon調べ)、アステージのパーツストッカーは2600円あれば2個買える(Amazon調べ)。
この差は大きい
タックルボックスや収納ケースってまとめて何個か買うこともあるので、倍半分の値段の違いは懐にかなり響きます。
アステージのマイナスポイント
(個人的に)ルアーの収納という面だけをみれば今のところアステージのパーツストッカーPS-400Xに対抗馬なしです。
そんな向かうところ敵なしのアステージのパーツストッカーですが、どぉ~しても気に入らない点が1点あります。
それは…
色
この緑と黒のなんとも微妙な組み合わせ…
友人に言わせればミリタリーデザインっぽくて好みだそうですが、そもそも管理人はミリタリーデザインが好みではないので『このカラーだけはもうちょっと何とかならんのか…?』といつも思っています(個人の見解)。
一応クリアバージョンもあるにはあるのですが…
クリアになった途端に100均商品に見えてくるのは私だけでしょうか…?
じゃあ何色ならいいんだ?といわれれば特にこだわりはないのですが、ミリタリーっぽくなく100均っぽくなければそれでいいです。
釣り人お得意のステッカーチューンを施したり、ごまかし方は色々あるかもしれません。
でも個人的にはカラーだけはバーサスのブラックスモークっぽい色が好きです。
まとめ
『釣り道具の収納には釣り道具専用の収納ボックス』と考えがちですが、ホームセンターを探してみると、『釣り道具専用じゃないけど釣り道具の収納に使える収納ボックス』もたくさんあります。
ルアー収納に適したタックルボックスは(ほぼ)バーサス一択なので、アングラーはバーサスの製品から選ぶ場合が多いです。
でもバーサスのタックルボックスは他のボックスと重ね置きができず、自宅で綺麗に収納しようとするとあまり使い勝手がイイとは言えません。
タックルを自宅で綺麗に収納したい場合は、システマチックに重ね置きができるアステージのパーツストッカー+コンテナボックスを考えてみてはいかがでしょうか。