【初心者向け】タダ巻きのスキルアップで釣果は大きく伸びる!

以前、友人と2人釣行に出かけたとき、隣りで釣りをしていた友人だけが立ち話をしながら魚を掛けたということがありました。

しかも、6匹も。

僕はゼロなのに…

あとで話を聞いてみたところ、魚を釣った友人と僕の間には決定的な差があることがわかりました。

それは…

タダ巻きの上手さの違い

このページではルアーフィッシングにおけるタダ巻きの重要性についてご紹介します。

タダ巻きが基本中の基本

ルアーフィッシング(特に巻きの釣り)でより多くの魚を釣るために最も重要なスキルはタダ巻きです。

これが上手く出来るかどうかで釣果が大きく左右されます。

それはなぜでしょうか?

規則性と不規則性

シーバスに限らず多くのフィッシュイーターにとって捕食のスイッチが入る瞬間とは不規則な動きが起こったときです。

この不規則な動きとは、一定のスピードで巻いてからのスピードアップ(あるいはスピードダウン)だったり、一定のスピードで巻いてからのストップだったり。あるいは、真っ直ぐに泳いでいたルアーが急に横にズレたり。

パターンは様々です。

多くのフィッシュイーターは、この不規則な動きが起こったときに捕食のスイッチが入ってベイトに襲いかかります。

ところが、この不規則な動きというもの。

その前提となる『規則的な動き』があるからこそ生まれるアクションなのです。

いつも不安定なスピード(一定でないスピード)でルアーを巻いてしまうと、それは常に不規則な動きをしていることになります。つまりフィッシュイーターの捕食スイッチを入れることができません。

フィッシュイーターの捕食スイッチを入れる不規則な動きは、その前提となる規則的な動きがあって初めて生まれるものなのです。

この規則的な動き、すなわち安定したタダ巻きが上手くできて初めて、捕食スイッチを入れる不規則な動きが生まれるのです。

不規則な動きは意図的に起こすもの?

安定したタダ巻きの中に時折り生まれる不規則な動き。

捕食スイッチを入れるこの不規則な動きはアングラー側で意図的に生じさせることもあります。

タダ巻きからのトゥイッチやジャーク。あるいはタダ巻きからのストップ。

でも最近のルアーはとても優秀なので、オートマチックに不規則な動きが起こるような仕組みをルアーの基本性能として備えているものが多いです。

なので、アングラーはとにかく安定して一定のスピードでタダ巻きすれば、あとはルアーが水流の変化に反応してオートマチックに不規則な動きを起こしてくれます。

もちろん、アングラーがトゥイッチなどで意図的に起こしても構いません。

でも、通常はタダ巻きをしていればOKです。

ある船長の金言

これは経験談です。僕が人生初の東京湾ボートシーバスに行ったときのことです。

一昔前まではシーバスのデイゲームといえば、ブレード系ルアーの早巻きやルアーアクションによってシーバスに口を使わせるってのが通説的な釣り方でした。

僕個人的にも、トップウォータープラグを華麗に操ったりするような、いかにも『ルアーを操作してる』って釣り方が大好きです。『これぞルアーフィッシング』って感じ。

なので、ボートシーバスでも『ルアーアクションで釣る』ってイメージを持って乗船しました。

でも、そんなイメージは秒で崩れていきました(笑)

僕が具体的なアクションを船長に聞いたところ、メディアの趨勢に反して、船長は自信を持って

船長
シーバスは昼でも夜でもオープン狙いでもストラクチャー狙いでもタダ巻きが基本

と言い切りました。

僕としては今日初めて出会った船長の話よりメディアの影響の方が強かったので、(失礼ながら)内心『ふざけんな』って思い、半信半疑で色々な釣り方を試してみました。

その結果…

タダ巻きのコールド勝ちみたいな釣果

『お前のルアーアクションが下手なんだろ!』と言われたら否定はできませんが、その日以来、デイゲームやストラクチャー狙いに関する認識が一変しました。

メディアではまだまだ『デイゲームはブレード系の早巻き』『ストラクチャー着きは小型ミノーをダートさせて口を使わせる』なんて言われている時代のことです。

友人との釣行にて

月日は流れ、山陰に帰ってきて友人と2人で釣りに行った時のことでした。

僕にとって久しぶりに連れ立った釣行だったので、色んな雑談をしながらルアーをキャストしていました。

そんな雑談をしながらも、隣の友人は次々とシーバスを釣っていきます。

同じルアーの同じカラーを使ってるのに!!

結局、雑談しながら友人が釣ったシーバスは6匹。

僕は0匹。

2人の間に何らかの差があったことは明らか。

ルアーは同じ。リールも同じ。リーダーまで同じ(僕が貸したから)。

ルアーのフックサイズ…まではわからない。

明らかに違うのは立ち位置。

確かに立ち位置によって釣果が全く違うってことはシーバスではよくあること。

でも、それはシーバスが群れているときに起こりやすい。

群れていないシーバスをオープンエリアで狙っているときに、立ち位置によって釣果に差が出るってことは(なくはないだろうけど)頻繁に起こることではない。

…何が違う?

と考えてみてもわからなかったので、友人に聞いてみました。

ショーカラ
話しながら何に気をつけて釣りしてました??

すると返ってきたのは意外な答え。

友人M
一定のスピードで巻くってことくらいかな

確かに雑談しながら釣りをしてるときに一番疎かになる部分って『一定のスピードで巻くこと(つまり正確なタダ巻き)』なんですよね。

リールを巻くスピードやリズムがテキトーになってしまう。

この話を聞いたときに、改めて船長の『シーバスはタダ巻きが基本』って言葉が頭をよぎりました。

タダ巻きこそ釣果に直結する基本中の基本のテクニックなんです。

Sponsored Link

リールのギア比とタダ巻きの関係

ローギアの方がタダ巻きしやすい

リールのギア比ってタダ巻きに影響があるんじゃないか?

って最初に思ったのがリールをハイギアリールに買い替えたときでした。10年ちょっと前にハイギアリールが流行り始めた頃のことです。

流行りに乗ってハイギアリールに買い替えたのですが、どうもしっくりこない。思うように釣果が出せない。

そこでようやく気付いた…。

ローギアの方がタダ巻きが安定する

答えはこれ。

よく考えれば当たり前のことですが、気付くのにけっこう時間かかった(笑)

具体例

ごくごく簡単な算数の話です。

Hギア:ハンドル1回転100cm
Lギア:ハンドル1回転50cm

のリールがあったと仮定します。

どちらのリールも1秒1回転のスピードで巻くとすると、ルアーの速度は秒速…

Hギア:100cm/秒
Lギア:50cm/秒

となります。これをタダ巻きとします。

では、タダ巻きをしてるつもりだった僕が、雑談をしながら釣りをしていたため1秒1回転半の速度でリールを巻いてしまっていた場合どうなるでしょう?

この場合ルアーの速度は秒速…

Hギア:150cm/秒(+50cm)
Lギア:75cm/秒(+25cm)

となります。

どちらもルアーの泳ぐ速度が1.5倍になっただけだろって言われるとそのとおりです。

そのとおりなんですが、シーバスにとって問題なのはそこじゃない(笑)

問題なのは、割合的に1.5倍の速さになったことではなく、実際のルアーの泳ぐ速度がHギアでは50cm/秒も速くなってしまったことです。

Lギアでは25cm/秒しかルアー速度は速くなっていないのに、Hギアでは50cm/秒も速くなっています。

平たくいえば…

リールを巻くテンポ(速さ)をミスったときの傷口はハイギアの方が大きくなってしまう

ということ。

タダ巻きが不安定な人がハイギアリールを使うと、ルアーの移動スピードのブレ幅がローギアよりも大きくなってしまうのです。

巻きスピードの小さな変化が、ルアーの速度の大きな違いとなって現れてしまうのがハイギアです。

なので、タダ巻きをより安定させるためにはローギアリールの方が向いています。

この具体例は分かりやすいように数字を大袈裟に設定しています
Sponsored Link

それでもハイギアをオススメする理由

ハイギアの感度は捨てられない

『タダ巻きが基本中の基本のスキル』『ローギアの方がタダ巻きが安定する』というと、なんだかローギアのリールを薦めそうですが…

初心者が使うのはやっぱりハイギアです。

ハイギアの最大のメリットである感度は、経験や場数の少ない入門者にとって何物にも代えられない大きな情報だからです。

感度は鍛えられる?

5~6年前のことだったと記憶しています。バスフィッシングの番組を見ていたら、とあるプロアングラーがこういう事を話していました。

プロアングラー
感度は経験を積めば鍛えられるから(それよりも)ゆっくりルアーを引けるローギアのメリットは大きい

って。

ショーカラ
悟空じゃあるまいし、自分の感度を鍛え上げるって、レベル高すぎるでしょ(笑)

ってのが率直な感想。

いや、もしかしたらホントに感度は鍛えられるのかもしれないけど、これはもう完全にプロ目線、釣り上手目線。

修行かなんかで感度を研ぎ澄ます?

カリン塔に登らなくても鍛えられるかな??

よくわかんないけど…

ショーカラ
俺にはできる気がしねぇ

感度or巻きの安定

結局行き着くところは、ハイギアのメリットである感度をとるか、ローギアのメリットである巻きの安定をとるかってことです。

己れの感度は鍛えれば上がる』って言われるより『巻き速度は練習すれば安定する』って言われた方がリアリティあるよね?

僕、カリン塔に登りたくないし、界王星でバブルス追いかけたくないし。

プロアングラー
練習すれば巻きスピードはコントロールできるようになる

って言われれば

ショーカラ
そうなんだ!

ってなるけど

プロアングラー
お前の感度は鍛えれば上がる

って言われても

ショーカラ
???

って感じ。

いや、たぶん多くの入門者にとってそうなんじゃないかな?

誰だってバブルス追いかけたくないでしょ。

『感度』の体得を己に託すよりも、巻き速度の安定を習得して『感度』はリールに頼ることを入門者にはオススメしますよ、圧倒的にね。

人間はシングルタスクに向いている

ある課題を実行するときに、一度に1つの課題しか実行できないことを「シングルタスク」、同時に複数の課題を実行することを「マルチタスク」といいます。

パソコンはマルチタスクが当たり前です。タスクバーに色んなタスクを開いたままで並んでいませんか?(でも昔のパソコンはシングルタスクが普通でした)

人間の脳は一度に注意を向けられる量に限りがあって人間の脳は本来的にシングルタスクに向いていると脳科学的にいわれています。

釣りも同じです。

タダ巻きのスキルアップへの近道はタダ巻きだけに集中して実践することです。

タダ巻きに集中しながら感度にも注力する…というのは人間の本来の脳の働きからすると負担になる作業なのです。

特に初心者の頃には感度はリールに頼ってタダ巻きに集中する方が絶対にオススメですよね。

Sponsored Link

実は簡単!タダ巻きのスキルアップ

ハンドルの回転数を数えるのを習慣に!

タダ巻きを安定させるにはどうしたらいいか?

ということですが、実はこれはそれほど難しいことではありません。

常にハンドルの回転数を数える

これをするだけでタダ巻きの速度がかなり安定するようになります。

シーバスフィッシングの場合、ミノーやシンキングペンシルであればだいたい50〜70回転くらいです。バイブレーションであればだいたい70回転~くらい。

これをいつも数えることでンドルを回転させるリズムを体と頭で覚えることができます。

ハンドルの回転数を数えることは「タダ巻きのリズムを覚える」ことの他にもメリットがあります。

それは魚がヒットした(アタリがあった)場所を回転数によって把握できるようになることです。

「着水後〇〇回転でアタリがあった!」ということが分かれば「着水後〇〇回転あたりを集中的に狙う」というように狙うポイントを絞ることができます。

もちろんキャスト毎の飛距離によって誤差はあります

管理人の場合

僕は今でもルアー着水後からリールを巻くときのハンドルの回転数をいつも数えるようにしています。

(1)ハンドルを巻くスピード(2)ハンドルの回転数を数えるリズムをリンクさせることで体と頭でタダ巻きのリズムを覚えます。

そうすることで

ショーカラ
あっ、いま数えるスピードが少し速かったな

とか

ショーカラ
今のリズムだと反応がないから、もう少しテンポをゆっくりにしてみよう

という感じでタダ巻きに変化をつけることもできます。

ハンドルの回転数を数える習慣をつけるだけでタダ巻きのリズムがかなり安定します。

その他にもメリットがあります。

僕がよく行くポイントでは、シーバスがヒットするエリアがかなり狭く、ルアー着水後10巻き〜20巻きの間でのヒットが圧倒的に多いんです。

なので20巻き以降は思い切ってルアーを回収して、再度キャストする…

というように、ヒットエリアを絞ることができて効率的にシーバスを探すことができるようになりました。

これはいつもハンドルの回転数を数えているからこそ得られる情報です。

Sponsored Link

タダ巻きで釣果アップへ

シーバスをはじめとしたフィッシュイーターの多くはルアーの不規則な動きに反応して捕食のスイッチが入ります。

その不規則の動きは規則的な動き(安定したタダ巻き)があるから生み出せます。

タダ巻きが不安定だとフィッシュイーターの捕食のタイミングを生み出すことができません。

このタダ巻きは普段からハンドルを巻く数を数えることによって体でリズムを覚えることができます。

タダ巻きのスキルを磨いて釣果アップを目指しましょう!



Sponsored Link