メタルバイブレーション といえばロスト必至の財布に優しくないルアーの代表格です。でも、 オルルド釣具 のメタルバイブレーションは他のメーカーと一線を画す超財布に優しいバイブレーションです。
このページでは初心者でも安心して使えるオルルド釣具のメタルバイブレーションをご紹介します。
オルルド釣具とは?
です。
性能より安さ
この清々しいくらいの割り切り方は嫌いではありません。
フィッシングジャパンHPより
日本でルアー販売しているメーカーで一番のメジャーどころはラパラ。国産メーカーのNo.1といえばDUO(デュオ)です。
ダイワやシマノといった釣具総合メーカーからも超優秀なルアーが発売されています。
そのほかにも星の数ほどルアーメーカーがあります。
そんな群雄割拠のルアーメーカーの中で【オルルド釣具】って聞いたことある…?
釣具屋でしかルアーを買わない人はまずお目にかかることのないメーカーです。
むしろAmazon(アマゾン)でルアーや釣具を買う人でなければまず目にすることはないと思う。
そんなちょっと怪しさの漂うブランドがオルルド釣具です。
オルルド釣具のメタルバイブ
パッと見た感じ、普通のメタルバイブレーションです。
何の変哲もないフォルムですが、逆に安っぽさも全くありません。
普通のメタルバイブレーションです。
最近、巷ではダ●ソーのメタルバイブレーションが流行っているらしいですが、ダイ●ーのメタルバイブレーションはカラーがフルシルバー1色。
オルルド釣具はこだわりのカラー10色展開です。
さらにサイズ展開も
と美味しいサイズを押えています。
オカッパリであれば18gや25g、沖波止やボートであれば25gや30gって感じで揃えておけばだいたいのポイントで使えます。
カラーも10色セットで3000円ほどなので1個あたり300円。
●イソーのメタルバイブほど安くはありませんが、カラーラインナップ・サイズラインナップを考慮すれば十分すぎるくらいに安いです。
ディテール
塗装は100点満点で80点
この手の激安ルアーでたびたび指摘されるのが品質の不安定さです。
みたいな。
僕の手元に届いたメタルバイブの塗装を見る限り非常に気になるレベルだったのが1個ありました。
他はまったく気にならないレベルです。
でもメタルバイブってどれほど有名メーカーのものでもどっちみち簡単に塗装が剥がれてくるので、もともとそんなに塗装の綺麗さや強さを求めない方が精神衛生上快適に釣りができます。
オルルド釣具のメタルバイブは5分の4が及第点だったので80点としておきます。
ウエイトは100点満点
ウエイトのバラつきもよく問題になります。
みたいな。
この点についても届いたルアーすべてを計量しました。
一応全部が注文どおり18gでした。
僕が注文した限りではルアーウエイトにバラつきはありませんでした。
でも5個まとめて量ったらなぜか89gと1g足りない(笑)
まぁこれはスケールの誤差だと思います(;´・ω・)
ところでちゃんと使えるの?
入門者に限らずオルルド釣具に興味のある人が最も気なるポイントが
ってことでしょう。
ストレスなく投げられて、ちゃんと魚を釣ることができるのか?ってこと。
釣果情報に関しては僕単独の釣果よりもInstagramやツイッターで検索するとワラワラと出てくるので参考程度に載せておきます。
で、僕が使ってみた使用感を少々。
飛距離(バランス)
入門者の中には「メタルバイブってどんなものでも同じように飛距離が出る」って誤解している人もいますが、実はそうではない。
バランスが絶妙に設計されていて、キャストのクセによっては簡単にクルクル回ってしまうものもあります。
なので、どんな投げ方をしてもある程度キレイに飛んでくれるという性能は、メタルバイブにとって簡単なようでそれほど簡単な性能ではありません。
そこでオルルド釣具のメタルバイブですが…
80点はあげてもイイ!
それくらいストレスなく使える。
エビ反りにならない?
次に重要なポイントとしてエビ反りにならないかってこと。
メタルバイブでありがちなのがリアフックがリーダーを拾ってしまってエビ反りになるケース。
こうなってしまうとその1投は完全に無駄キャストになってしまう。
「ルアーがクルクル回らないか?」ということと「ルアーがエビ反りにならないか?」というのはメタルバイブの生命線といえます。
そして、このエビるかどうかという点ですが…
70点はあげてもイイ!
これもかなり精度が高く、ほとんどエビることはなかったです。
稀にミスキャストしたときにエビ反りになりましたが、普通にロッドのしなりを使ってキャストできている限りほぼエビ反ることはないといえます。
キチンと泳ぐか?
最後に泳ぎ。
国内メーカーのルアーであればキチンと泳ぐか?なんて心配はほぼいらないです。
とはいえ、中には初期不良品があって、斜めに傾いた姿勢で泳いだり、タダ巻きしても真っ直ぐ帰って来ないで斜めに向かって進もうとするものがあります。
オルルド釣具のメタルバイブレーションがどうかといえば
全部スゲー綺麗に泳ぐ(笑)
これには素直に驚きました。
さらに個人的にイチオシしたいのは綺麗に泳ぐスピードの幅がけっこう広いということ。
メタルバイブの中には低速巻きではほとんどアクションしないものがたまにあります。中低速以上~のスピードでしかアクションしないってパターンのやつ。
でもオルルド釣具のメタルバイブは思ってた以上に泳ぎのスピードに幅がある。
速く巻いてもバランスを崩しやすいこともなく、遅く巻いてもある程度ちゃんとアクションしてくれる。
僕の中でのオルルド釣具のメタルバイブに対するハードルが低すぎたのかもしれませんが、泳ぎに関しての不満はありませんでした。
ということで80点。
初心者にオススメなワケ
ここからはマジメな話。
なぜオルルド釣具を初心者にオススメするか?ってことです。
まぁ端的にいってしまえば『安い』『何の問題もなく普通に使える』ってことなんですが…
これが初心者には超重要なんです。
僕が初々しいルアーマンだった中学生の頃、最も恐れていたのが
根掛かり
です。
なけなしのお小遣いで買った1個1200円くらいのルアーを無情にも一瞬で海の藻屑にしてしまう根掛かり。
あの絶望感は日常生活ではなかなか味わえなかった((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
そのフレーズを聞くことさえ嫌になるくらい。
なので初心者の頃はボトムベッタリを攻めるということはまったくなく、バイブレーションを使ってもボトムに着底する前に巻き始めるのが普通でした。
でも、シーバスに限らず多くのフィッシュイーターがけっこうボトムにベッタリってのは普通にあることで、ボトムを攻められないようでは釣果を伸ばすことはできません。
また、ボトムをノックしたときにロッドを煽ったりリトリーブスピードを調整して根掛かりしないようにする技術って、ボトムを攻めるからこそ身に付くスキルなので、ボトムを攻めるのを怖がっているといつまでたってもボトムを攻めるための技術が身に付きません。
さらにいえば、バイブレーションでボトムを取るのって魚を狙っているときだけではありません。
バイブレーションを投げて着底するまでのカウントを数えて目の前のポイントの水深を把握する
ってときにもバイブレーションをボトムまで沈めます。
みたいな。
バイブレーションをボトムまで沈めるシチュエーションは様々です。
根掛かりをビビっていては釣果は伸びません。
ボトムと友達になることで釣果を伸ばすことができるし、さらにいえばボトムの感触を覚えることで初めて根掛かりが減らせるようになります。
「どんどん根掛かりさせてしまえ!」というつもりは毛頭ありません。
ラインブレイクしたときにはルアーは海のゴミに変わってしまうので極力根掛かりは避けなければなりません。
その根掛かりを避けるためにも、まずは根掛かりを恐れずにボトムを攻めてボトムの感触を覚える必要があります。
この点、『安く』て『何の問題もなく普通に使える』ルアーというのは、初心者が根掛かりを恐れずに使うのに最適なので初心者にとてもオススメのルアーといえます。
想像以上に優秀なルアーだった
あまり聞きなれない【オルルド釣具】というブランドのルアー。
アマゾンで釣具を買わない人には縁のないルアーです。
怪しい中華製のルアーのようにも見えますが、実際に使ってみるとほとんどの性能において及第点をあげてもイイといえる意外にも優秀なルアーでした。
エキスパートアングラーにとってはメーカーの知名度・値段・作り・怪しさなどどれをとっても納得できるものではないかもしれません。
でもこの価格は初心者が『攻める釣り』を覚えるうえでは本当に魅力的です。
ボトムを攻めるだけではありません。
橋脚の際を攻めることもできます。橋脚に当たってルアーが欠けるかもしれません。
でもオルルド釣具であれば臆することなく攻めることができます。
しかも価格だけではない確かな性能。
この性能のルアーが1個300円ほどで買えるなんて入門者にとっては本当に良い時代になったといえます。
「カラーローテーションが大事」とか「時合の時にロストすると困るから予備が必要」と言われても釣り少年ルアー1個が高いからなかなか揃えられないよ!そんな悩みはつきものです。僕も子どもの頃にすごく悩みました。[…]
いつもは中海オカッパリシーバスがメインのショーカラ(@y_nax_ig)です。そんな管理人が、今回は陸を離れてオフショアフィッシングに行くことになりました。ところで、管理人はオフショアに行くのにもメインはシーバス(たまにサ[…]