【ステップアップ】低水温期は「適水温」か「安定水温」かで釣果が変わる!

2月~3月はシーバスフィッシングの中でも、最も難しい季節のひとつです。

ベイトが少ない
個体数が減る
水温が安定しない

こうした条件が重なり、釣果が安定しにくくなります。

しかし、まったく釣れないわけではありません。

むしろ低水温期は狙いが当たれば結果が出やすい季節でもあります。

ここで問題になるが「狙う場所」です。

狙う場所を絞るために重要になるのが

一時的に水温が上がる場所(適水温)
水温変化が少ない場所(安定水温)

の違いをハッキリと意識することです。

低水温期のシーバスは、このどちらを選ぶかで釣果が大きく変わります。

このページでは、低水温期の実釣で迷いやすい点を整理しながら、ビギナーでも判断しやすいように「狙うべき場所」をご紹介します。

執筆者
ショーカラ(y-nax)
『釣り』の翻訳家
最近の釣りメディアでは、釣りに関する情報がメーカーのために中・上級者目線で発信されるようになりました。ナチュラルリリースでは、ビギナー目線で語られることが少なくなった「釣りに関する『キホンのキ』」をビギナー目線で発信しています。

FAQ(よくある質問)

低水温期はシーバスは釣れない季節ですか?
釣れないわけではありません。
ただ、シーバスやベイトの個体数が少なくなるため難しくなります。
場所選びの重要性が一気に上がる季節です。

シャローとディープのどちらを狙うべきですか?
条件次第です。
日光の影響を受けやすい日はシャロー、水温変化が大きい日はディープが安定します。

ルアーは何を基準に選べばいいですか?
アクションよりもレンジを優先するのが基本です。
適切なレンジをトレースできるルアーを選ぶのがカギになります。

なぜ低水温期は難しくなるのか?

低水温期は単純に「寒いから釣れない」というわけではありません。

主な理由は次の3つです。

ベイトが減って捕食のチャンスが減る
産卵に絡む個体が分散する
水温が安定しない

特に大きいのが水温の問題です。

2~3月は水温が低いだけでなく、上がったり下がったりを繰り返すのが特徴です。

太陽光が当たればシャローエリアの水温は上昇します。

しかし、シャローエリアは水量が少ないため、水温が低下するのも速いです。

この変化が釣りを難しくします。

シーバスは低水温に弱いのか?

ロックフィッシュなどと比べると、シーバスは低水温に特別強い魚ではありません。

ただ、冬に産卵する魚種であり、魚体も大きいため、低水温への耐性は比較的強い方です。

水温の低さよりも、どちらかといえば「水温の急激な変化を嫌う」という方が適切でしょう。

 
ショーカラ
基本的に変温動物である魚の多くに当てはまります

水深がある場所=正解ではない

水温が下がる時期になると

アングラー
シーバスは深場を狙えばいい

と言われることがあります。

これは半分正解ですが、半分誤解(極端)です。

確かに、水深がある場所は、水量が多くて水温が安定しやすいエリアです。

しかし、「シーバスは深場を狙えばいい」と一概にいえない理由があります。

それは低水温期でも(一時的に)シーバスの適水温になるエリアがあるからです。

それが

シャローエリア

です。

シャローエリアは水量が少ないため、日中の太陽光によって一時的に15℃~まで温められことも少なくありません。

気温が10℃以下であるにもかかわらず、まるで春が訪れたようにシャローエリアを力強くシーバスが回遊しているのはそのためです。

シャローエリアが有効な条件

冬でも、次の条件が揃うときにシーバスがシャローに入ります。

太陽光がある
風が弱い
潮が動く
ベイトがいる

注意すべきなのは

適水温になるのは短時間

という点です。

低水温期のシャローエリアは、常に一級ポイントというわけではありません。

シーバスが差してきても、水温の低下やベイトの移動によってすぐに抜けてしまいます。

ディープエリアが強い理由

一方でディープエリアは

低水温ながらも安定する
変化が小さい

という特徴があります。

つまり、活性は高いわけではないけどシーバスが抜けにくい。

低水温期は、このような状況がとても貴重です。

適水温と安定水温

2~3月の低水温期のシーバス攻略法をシンプルに考えると、エリア(レンジ)選びについては、この2つを判断することになります。

適水温(シャローエリア)
一時的に水温が上がる場所 → 捕食活動が活発化しやすい
安定水温(ディープエリア)
水温変化が少ない場所 → シーバスが残りやすい

低水温期は、このどちらを狙うかで釣果が変わります。

まずはシャローエリア(適水温)から探る

実釣では、まず適水温から探る方がスピーディにサーチすることができます。

理由はシンプルです。

レンジをコントロールする必要がないからです。

ディープエリアから探ろうと思うと、深く広くサーチする必要があります。

これに対して、シャローエリアの場合は浅く広くサーチすれば足ります。

また、シャローエリアでベイトを追いかけているシーバスは素直にルアーに反応してくれることが多いです。

つまり、答えが早いということです。

そのため、シャローエリアから探る方が効率的にシーバスに近づくことができます。

シャローエリア(適水温)を狙うための基準

シャローエリア狙いは常に有効に成立するとは限りません。

シャローエリアを探るかどうかは

太陽光があること
風の弱いこと
潮が動いていること
ベイトが見えること

の4つで判断します。

どれかが欠けると、成立しにくくなります。

 
ショーカラ
だからといって、もちろん可能性がないってことは全然ありません

逆に、これらの条件が揃えば、短時間でもチャンスが生まれます。

実釣でよく起きる失敗

低水温期に多いのが「条件ではなく思い込みで釣ってしまう」ケースです。

たとえば

アングラー
今日は暖かいからシャロー

と考えてしまう場合などです。

実際には、潮が動いていなかったり、そもそもベイトがいないということもあります。

このような状況では、たとえ適水温であったとしてもシーバスがシャローエリアに入ってくる可能性は低くなります。

アクションよりもボトムをとる意識が重要

低水温期は、ルアーを替えるよりもボトムをしっかりと意識することが重要です。

低水温期は、アクションや波動よりもボトムをしっかりトレースできるかで釣果が大きく変わります。

アクションを変えるよりもボトムをしっかりと意識できる方が結果につながります。

アクションは動かしすぎない方がいい

これは客観的な根拠があるわけではありませんが…

水温が低い時期はルアーを動かしすぎていい思いをしたことはありません。

たとえば、リフトアンドフォールや速巻きなどです。

「冬はリアクション」といわれることがありますが、それほど気にする必要はないでしょう。

 
ショーカラ
あくまで経験にすぎませんが…

低水温期は迷ったらこの順番!

3月に入ると気温の高い日が増えてきますが、海の中はまだまだ真冬です。

しかし、日中の気温の上昇によって、一時的にシャローエリアが好ポイントになることもあります。

また、シャローエリアはレンジのコントロールが不要なうえ、シーバスが居れば反応の早いエリアです。

そのため、条件が揃うのであれば、まずはシャローエリアからサーチする方が効率的にシーバスに近づくことができます。

他方で、シャローエリアは、条件が整わなければ生命感に乏しいエリアです。

その時に頼りになるのが、水温の安定する深場です。

このような順番で攻めるだけでも釣果はグッと安定してきます。

2~3月は確かに難しい季節です。

しかし、状況を整理して考えると、そこには確かに釣れる理由があります。

シーズンイン目前の厳しい時期に、安定した釣果を目指しましょう!

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