一見するとバチルアーのようにも思えるRECTER(レクター)111F。
今回は、サヨリが溜まっている中海で、レクターを使って高活性の謎のフィッシュイーターに迫りました。
汽水湖のシャローオープンエリア
今回のRECTER釣行に選んだのは中海のとあるシャローのオープンエリア。
BANQ釣行をした宍道湖と似たような雰囲気の場所です。
激浅のポイントで、岸に近いところの足元はゴロタ場。
潮通しのいいオープンエリア。
こちらは、宍道湖と違って車をすぐ近くに駐車できるため、気軽にアクセスしやすいポイントです。
この日は、レクターの届く範囲で盛んにベイトが追われているような様子でした。
そのため、この日は
扇状に広く狙いながら、サヨリが捕食されたり水面に変化があったときには、その周辺を狙い撃つ
という感じで狙ってみました。
RECTER111Fの使いどころ
食わせのルアーとして
レクターは、長くて軽いわりに飛距離が出ます。
とはいえ、サーチルアーとして使うような飛距離ではありません。
また、動きが弱々しくてシーバスを惹きつける能力は高くありません。
さらには、潜行レンジが水面~10cmと、とても浅く、サーチできるレンジも限られます。
そのため、パイロットルアーやサーチルアーとしてはそれほど向いていません。
しかし、レクターはフローティングタイプのため、シャローエリアでスローにスローに魅せて食わせるのには抜群です。
シャローエリアでシンキングペンシルを使うと、ゆっくり巻いてくるのにも限界があります。
また、シンキングペンシルでは、「止めて水面で食わす」というような使い方はできません。
そこで、レクターは、超シャローでスローにスローに魅せて食わせるルアーとして重宝します。
高活性時に反応を探るルアーとして
レクターはバチパターンを意識して作られたルアーです。
そのため、できるだけスローに使うアングラーが大半でしょう。
でも、通常、レクターは速巻きしても普通にシーバスは食ってきます。
速めのリトリーブスピードに反応するシーバスがいるかどうか探るために使うこともできます。
水面の変化やベイトの逃げる気配を見逃さずに狙い撃つ
今回のエリアはベイトとなるサヨリの量がとても多かったです。
サヨリが逃げ惑うような音もかなり聞こえていました。
そこで、サヨリが逃げている場所を中心に狙いながら、水面が大きく動くような場所があれば、そちらも狙ってみる
という感じのプランで、今回はRECTER111Fを使って遊んでみました。
この日は、サヨリが逃げ回る音が盛んに聞こえていました。
でも、なかなかアタリらしいアタリはありません。
少し時間が経ってくるうちに、捕食音も聞こえないことから、
と、やや懐疑的になってきました。
そう思うようになったところで、水面に大きめの波紋が現れました。
そこで、その周辺にルアーを通してみたところ、グッドサイズのチヌがレクターを食ってきました。
バチ抜けだけじゃない!使い道いろいろ!!
この日よりも前に行った宍道湖でも、サヨリを捕食している(と思われる)チヌが掛かりました。
今回は前回の反省を踏まえて、魚とのやりとり中、ドラグ調整を慎重にしました( ´艸`)
レクターはバチ抜けをメインに開発されたルアーです。
しかし、レクターが活きるシチュエーションはバチ抜けだけではありません。
その一つが、今回の釣行のようなサヨリを捕食しているシーバスを狙う時です。
また、その他にもレクターが活躍するシーンはたくさんあるでしょう。
バチ抜けに縁のないエリアでシーバスを狙うアングラーでも、ぜひレクターを使ってみて下さい。
きっとレクターの潜在能力を体感できるでしょう。
待て! 次回!!