2022年秋。
話題の新メーカーからあるルアーがリリースされました。
それはPOP SEA CREW(ポップシークルー)のBANQ(バンク)82Sです。
今回は、高活性な夏の汽水湖で、バンク82Sを使って遊んでみました。
2022年。あるルアーメーカーからリリースされたルアーがSNSで話題になっています。それがPOP SEA CREW(ポップシークル―)のBANQ(バンク)82S。このページではBANQ82Sについてご紹介し[…]
最近の釣りメディアでは、釣りに関する情報がメーカーのために中・上級者目線で発信されるようになりました。ナチュラルリリースでは、ビギナー目線で語られることが少なくなった「釣りに関する『キホンのキ』」をビギナー目線で発信しています。
汽水湖の激浅オープンエリア
今回のBANQ釣行に選んだのは宍道湖西部のとあるエリア。
激浅のポイントで、岸に近いところの足元はゴロタ場。
潮通しのいいオープンエリアです。
駐車スペースから15~20分くらい歩きましたが、沖に綺麗な潮目ができた雰囲気のいいポイントです。
バンクがギリギリ届くようなところに綺麗な潮目が通っていました。
でも、沖の潮目よりも岸際にサヨリが溜まっていて、岸際のくるぶしくらいの水深のところまでシーバスがサヨリを追いかけてくる感じ。
そこで、
沖の潮目を回遊待ちで狙いつつ、岸際がザワついたら岸際に入ってきたシーバスを狙い撃つ
という感じで狙ってみます。
BANQ82Sの使いどころ
パイロットルアーとして
バンクは重心移動システムが搭載されているので飛距離が出ます。
また、バンクには小さいリップも搭載されていてレンジキープ能力に優れています。
そのため、ある程度速く巻いてもルアーが浮き上がりにくく、狙ったレンジをしっかりと泳いでくれます。
そこで、広い範囲を素早くサーチするためのパイロットルアーとしてとても有効です。
ボイル撃ちのルアーとして
BANQ 82Sは小粒で軽めのシンキングペンシルです。
そのため、不意に発生するボイルを狙い撃つのがとてもやりやすいですね。
回遊待ちで広く狙いながら、立ち位置の近くでボイルが発生したら、素早く回収して立ち位置から15mくらいの範囲(捕食のあった周辺)をワンハンドキャストで狙う。
こういう狙い方をするには小粒のBANQ82Sはとても使いやすいです。
100mmクラスのシンキングペンシルや120mmクラスのミノーでは、やや取り回しが悪くなります。
BANQ 82Sは広い範囲を素早くサーチしながら、立ち位置に近いエリアをピンポイントで狙い撃てる芸達者な面もあります。
喰わせのスローリトリーブ
バンクはシンキングペンシルなので、スローに巻いて魅せて喰わせるときにも抜群の効果を発揮します。
ただ、スローで使う場合、ほかのシンキングペンシルと比べると少しだけレンジが深く入るので注意が必要です。
広い範囲をサーチしながらシーバスの気配を察知したら狙い撃つ
今回のエリアは歩ける場所があまりなかったので、回遊待ちベースで狙いました。
BANQ 82Sを扇状に投げて広くサーチする。
そして、岸際にシーバスの気配を察知したらピンポイントで狙い撃つ。
こんな感じのプランで、今回はBANQ 82Sを使って遊んでみました。
この実釣動画の中で1匹目と2匹目のシーバスが、気配を狙い撃って釣ったシーバスです。
常夜灯のない場所でのナイトゲームなので、シーバスの泳いでいる姿が見えることはあり得ません。
ただ、このエリアはとても浅いので時々背ビレが見えることがあります。あるいは、ベイトとは比較にならない大きな波紋が見えることもあります。
また、この日は岸に近いところでもサヨリが捕食される音も聞こえていました。
そこで、このようなシーバスの『気配』を察知したときに、素早くルアーを回収して、シーバスの気配を狙うという方法でシーバスにアプローチすることに成功しました。
なお、3匹目の良型シーバスは、気配を察知して釣ったわけではありません。
オープンエリアをサーチしていたら、たまたま偶然釣れたシーバスです。
BANQ82Sはなんでもできる芸達者
この日のポイントは、まさにバンクがハマる(使いやすい)状況でした。
オープンエリアにも回遊があり、そうかと思えば、岸際のくるぶしくらいの水深のところでもボイルが発生するという高活性状況。
バンク1本あるとけっこう広いシチュエーションに対応できます。
ナイトゲームのシャローエリアがホームグラウンドのアングラーは、ぜひバンクを使って遊んでみてください。
待て! 次回!!