本格的に冬入りして「釣りはシーズンオフ」という声も聞こえるようになってきました。
そんな時期はタックルを整理しながら来シーズンに備えるというアングラーも多いはず。
でもタックルをキレイに整理・収納しても、いざ使うときに取り出しにくかったり、どこに仕舞ってあるかわからなかったりすると、結局収納をあきらめて「見えやすい場所」「取り出しやすい場所」に置くようになってしまいます。
このページではタックルの整理・収納について、収納力・機動力・見やすさを兼ね備えたEVA素材のタックルバッグをご紹介します。
EVAバッグとは
EVAバッグとはEVA素材でできた釣り道具を収納するためのバッグです。
大手の釣具屋チェーン店であればだいたいどこのショップでも1種類くらいは置いてあると思います。
調べてみて意外だったのが、けっこう色んなメーカーさんから発売されています。
大きさや形は各メーカーほぼ共通です。
EVAバッグとの出会い
盗難防止
管理人は万が一の車上荒らしの被害に遭ってしまった時に、被害を最小限にとどめるため、出来る限りタックルや釣り道具を自動車には置かないようにしています。
車上荒らしの現場に遭遇したことない人にとっては他人事ですが、管理人は車上荒らしの実況見分現場に二度ほど遭遇したことがあります。
(被害者は面識のないアングラーでした)
なので車から離れて釣りをしなければならないポイントでは、車上荒らしによる窃盗被害も決して他人事とは思えません。
そのため面倒でも釣りに行くときには自宅からタックルを運び出し、釣りが終われば車から荷物を降ろして自宅へ持ち込みます。
バッカンに入れてもいいのですが、なるべく荷物をコンパクトに収めたいので適度な大きさのバッグを探していました。
フローティングベストは使わない
最近はソルトゲームにおけるフローティングベストの着用はユニホームみたいに当たり前になってきていますが、僕はほぼフローティングベストを着ることはありません(ゼロではない)。
基本スタイルは手動膨張式のライフジャケット(桜マーク有)とヒップバッグ(またはショルダーバッグ)です。
なので、フローティングベストに入れられるだけ入れて、タックルの入ったフローティングベストを着て歩くという選択肢がありません。
+αのタックルは積んでおきたい
とツッコまれそうですが、さすがにギリギリのタックルよりも+αくらい余分に持っていきたいというのがアングラーの性です。
たとえば替えスプール。
釣りの途中で万が一ライントラブルによりラインが使えなくなるとその日の釣行は終了になるので、管理人は必ず替えスプールを持っていきます。
それからルアー。
「今日はここでしか釣りをしない!」と決めて釣りに行けば余計なルアーは持って行きませんが、通常はいくつかのポイントに対応できるように多めに持って行くもの。
そして現場に着いてから必要な分をピックアップしてポイントに持ち込むことになります。
+α程度のタックルであれば、万が一、車上荒らしの被害に遭っても必要最小限度の痛手で済みます。
EVAバッグがなんか良さげ
こんな管理人のわがままを満たすような収納バッグを探していたところ、釣具屋でEVAタックルバッグなるものを見つけました。
というより前々から存在は知っていましたが、特に使い道が思い浮かばないので今までスルーしていました。
実際に手に取ってみると、
防水性能もそこそこありそう
という感じで購入してみました。
使ってみた感想
大容量
管理人的に一番
と思ったのは、見た目以上に物がたくさん入るということ。
まぁ四角い形なので当たり前といえば当たり前なのですが、これは本当に助かります。
替えスプールどころか予備リールを余裕で入れることができました。
(用心のために予備リールまでは持ち歩きません)
タックルボックスも(厚さによりますが)4つくらいは入ります。
管理人はルアーの入ったケースを2つと空っぽのケースを1つ入れています。
使ったルアーだけを空のケースに入れて釣行後に洗うようにしています。
ちなみにボートフィッシングに行くときにはこれに詰められるだけ荷物を詰めて乗船します。
少々濡れても平気
蓋がビニール素材なので少々水を被っても問題ありません。
大雨の中で数時間放置しない限り、中身が濡れてしまうということはまずないでしょう。
そのため、空いたスペースにタオルや衣類を入れて持ち運ぶこともあります。
そのまま自宅収納できる
ヒップバッグやショルダーバッグに入れて荷物を移動する場合、帰宅してバッグからタックルを取り出して所定の場所に収納することになります。
連日釣行する場合にはバッグごと置いとけばいいのですが、しばらく釣行に行かないときには、やはりバッグから取り出して収納している人がほとんどでしょう。
でもEVAバッグを使うと、形が四角いので収納場所にそのままドンッと置いといてもまったく違和感がありません。
また、バッグと比べるとはるかに大容量で形も四角くて収納しやすいので、持ち運び用バッグとしてだけでなく、自宅収納用のバッグとしても使うことができます。
バッグの中が物でしっかり詰まっている場合には重ね置きすることも可能です。
実はこんなにあったEVAバッグ
EVAバッグはかなり色んなメーカーさんが販売しています。
カラーや大きさ、デザインは似たり寄ったりのような気がしますが、好きなメーカーや好みのデザインがあるかもしれないので↓こちらを参考にしてみて下さい。
第一精工
サイズ展開が特に豊富なのが第一精工の【タックルキューブ】。
詳しくはこちら(第一精工HP)
とにかくサイズ展開が豊富で用途に合わせて選り取り見取り。
自分の目的に合ったサイズの物を探したいのであれば第一精工のEVAバッグがオススメです。
アブガルシア
もう一つサイズ展開が多いメーカーがアブガルシアの【EVAタックルボックス】。
タックルボックスという名前ですがEVAバッグです。
アブガルシアはアパレル系にも力を入れていて(個人的に)けっこうカッコイイ物が多い。
アブガルシアのEVAバッグはシステムバッグになっていて、Lサイズのバッグの中にMサイズのバッグがキッチリ2つ収まるとか、MサイズとSサイズを1つずつ入れて、空いたスペースをさらに活用するといった使い方が可能です。
言葉で説明するよりメーカーのホームページの方がわかりやすいと思います。
詳しくはこちら(ピュアフィッシングジャパンHP)
ダイワ
さすがダイワ。
このあたりの収納用品は抜け目なく販売しています。
デザインもS社によりカッコイイと思います(主観です)。
シマノ
技術力の必要のない製品(特にアパレル)はダイワに大きく差を付けられている感があるシマノ。
ロゴデザインがシンプルすぎるからでしょうか?
ダイワと比べるとスタイリッシュさに欠けるというか、オッサン臭いというか…
でも逆に「この渋さがイイ!」という人もいるはず。
シマノもさすがにこの手の商品はキッチリ販売しています。
がまかつ
個人的にはシマノとダイワに続く日本を代表する第3の釣り具メーカーだと思っています。
がまかつ
(でも関東に行くとがまかつってけっこう存在感が薄いんだよね…)
好きなメーカーですが他のメーカーのと違ってフタがクリアになっていなくて中が見えないのが△
サンライン
サンラインはバッカンやポーチも販売していたりと、意外に収納用品に力が入っています。
フタがメッシュになっているので防水性能はありません。
でもデザインはロゴが大きくて、でもシンプルという感じでかなり好みです。
自宅でサンラインのラインを保管する人にはオススメです。
バリバス
バリバスはラインしか使ったことがありませんが、バリバスもバッカンやロッドケースを販売しています。
ちょっと派手すぎるかな?とも思いますが、個人的にはバリバスのこのデザインは好きです。
エバーグリーン
バスマン大好きエバーグリーン。
【インナーバッカン】という名前のとおり、EGバッカンに入るように設計されています。
EVAバッグにビッグベイトを入れて持ち歩く人もいますが、インナーバッカンにバラム300は入らないのでご了承ください。
MAZUME(マズメ)
日本の(主にソルト)アパレルメーカーを代表するマズメ。
アパレルはとてもカッコイイです。
マズメのEVAバッグは【ルアーケース】という名前のとおりビッグプラグを入れて持ち運ぶためのものです。
このケースのまま洗えるように、水抜き穴の箇所がメッシュになっています。
DRESS(ドレス)
リールのハンドルをドレス製に交換しているアングラーも多いのではないでしょうか?
ドレスはリールのハンドルだけではなくバッグや小物類にも力を入れていてデザインがカッコイイ!!(個人の感想です)
まぁEVAバッグは普通といった感じですが…(あくまで個人の感想です!)
ちなみにDRESSのEVAバッグにはこんなデザインもあります。
これは好きな人でないと買えないデザインですがエヴァ好きな人にとっては即買いです。
プロックス
激安釣り具メーカーのプロックス。
ダイワやシマノのような釣り具の総合メーカーです。
入門用のイメージが激強なのでプロックスのロッドやリールで揃えている人はほとんどみたことありませんが、こういう小物類はかなり使えます。
激安メーカーですが、EVAバッグに関してはそれほど安くはありません。
カラーが好みの方は使ってみてください。
プロマリン
こちらもリーズナブルな釣具の総合卸メーカーの浜田商会が展開するオリジナルブランド【プロマリン】です。
ハッキリいって第一精工の飛びぬけて高いEVAバッグ以外はどこも価格はそれほど変わりません。
プロックスやプロマリンがわずかに安いかなあ…という程度です。
でも収納用に何個も揃えるとなるとけっこう費用が掛かるので少しでも安いプロマリンはオススメです。
ブラック・ホワイトのシンプルな2色展開があるのも嬉しいポイントです。
タックル整理・収納・持ち運びに超オススメ
EVAタックルバッグの知名度はそれほど高くはありません。
実際に使っている釣り人にほとんど出会ったことがありません。
管理人もEVAバッグの存在は知っていたのに使い道が思い浮かばないために買おうと思ったことはありませんでした。
でも、いざ使ってみると…
と、使い勝手の良さに惚れ込んでしまいました。
タックルの整理・収納で困っている人はいませんか?
タックルの積み下ろしに煩わしさを感じている人はいませんか?
そんなアングラーの方々にはぜひEVAバッグを使ってみてほしいです。