【ゼロから始める】まずはワンタックル!冬のエンジョイライトゲーム!!―ロッド・リール編―【第1回】

寒い季節の定番であるソルトのライトゲーム。

最近では【メバリング】や【アジング】というカテゴライズが進んだため

ビギナー
それぞれに専用タックルが必要?

戸惑うビギナーも多いようです。

このページでは、お手軽に始めるライトゲームのタックル選びをご紹介します。

ワンタックルで始めよう!

最近はメバリングもアジングも、その釣りのためタックルの最適化が進みました。

ユーザーにとっては、それだけ選択肢が増えて、選択に迷うことにもなります。

でも、『メバリング』という言葉が生まれた頃には、メバルを狙うライトゲーマーは渓流エリアトラウトのロッドでメバルを狙っていました。

そして、この頃は、長さや硬さといったわかりやすい部分以外には、それほど使いづらさは感じていませんでした。

ショーカラ
アジングという言葉が生まれる遥か前の時代の話です

もちろん、この時代のロッドの不都合をカバーするために生まれたのが専門ロッドです。

しかし、ロッドがカテゴライズされると、今度は他の魚種を狙いにくくなったり、ユーザーの選択にも迷いが生まれます。

専門ロッドには専門ロッドの良さがありますが、ライトゲームはワンタックルでも始められることを覚えておきましょう。

これだけは押さえたい!―ロッド編―

チューブラーとソリッド

ライトゲームのロッドは、ティップ(竿先)の構造の違いによって2種類に分けられます。

一般的なルアーロッドは、竿先が中空(空洞)になっています。

これをチューブラーティップと呼びます。

ほとんどのルアーロッドは、竿先がチューブラー構造になっています。

ライトゲームのロッドには、チューブラーティップのほかにソリッドティップと呼ばれる竿先のロッドが存在します。

ソリッドティップとは竿先の内側までカーボンが詰まっているロッドです。

ソリッドティップは、竿先の内側が全部カーボンで詰まっているため、竿先を細くしても強度を出すことができます。

つまり、竿先を細くしても折れにくいというのがメリットです。

竿先を細くする理由は『食い込み』が良くなるためです。

魚の小さなアタリにも竿先が追従して、オートマチックにフッキングすることができると説明されます。

おすすめはチューブラー

ワンタックルだけ揃えるときはチューブラーティップのロッドを準備しましょう。

ソリッドロッドのティップのしなやかさは確かに魅力的です。

ただ、ソリッドティップは竿先がかなり細くて柔らかいうえにロッドのアクションがかなり極端なので、ジグヘッド以外のルアーの扱いが難しいです。

アングラー
ジグヘッド以外は使わねぇし

と決めているのであればソリッドティップのロッドで問題ありません。

しかし、「ライトゲーム全般をエンジョイしたい!」と思ったとき。

ライトゲームの仕掛けは、ジグヘッド以外にも、プラグメタルジグスプーンマイクロタイラバなど様々です。ソリッドティップのロッドでは、扱えるルアーの幅が狭くなってしまいます。

ビギナー
とりあえずワンタックルで遊びたい!

というときは、汎用性の高いチューブラーロッドを選びましょう。

長さは6ft半~6ft後半

最近のアジングは、一に感度、二に感度…といって、ロッドがとても短くなる傾向にあります。

逆に、メバルロッドは遠投性や磯場での操作性を重視して7ft台のロッドの方が多い印象です。

足場の高いオープンエリアで釣りをする場合は長くても問題ありません。

でも、船が係留されている漁港で釣りをするときは7ftでは長く感じます。

ショーカラ
7ftを超えると片手で投げにくくなります

長すぎず短すぎず、ちょうどいい長さは6.6ft+αくらいです。

おすすめロッド

最近のメバルロッドは7ft超えのものが増えてきています。

長めのアジングロッドのチューブラータイプが選択肢が多いでしょう。

これだけは押さえたい!―リール編―

糸巻き量は4lb100m

リールを選ぶときの一つめのポイントは糸巻き量です。

ウルトラライトゲームで最も多く使用されるラインの太さは2~3lbです。

なので「3ポンドが100mくらい巻ければ大丈夫」と思えそうです。

…が、相手は海の魚。

かつて、メバルタックルに60cmクラスのヒラスズキがヒットしたことがあります。

40cmクラスのチヌがヒットしたこともあります。

ツイッターを見ていると、50cmクラスのマダイを釣っておられる人もいるようです。

ソルトルアーゲームはどんな魚が掛かるかわからないので、やや強めのライン(4~5ポンド)が100m巻けるリールを選びましょう。

ボディは樹脂製

手元に伝わる小さな情報を頼りにゲームを組み立てるライトゲームでは、ノイズの少ないリールがおすすめなのはいうまでもありません。

ダイワであればイグジスト。シマノであればステラ

でも、冬に釣りをすることを考えると、もう一つ重要なポイントがあります。

それはリールのボディが冷たくならないこと。

アルミボディやマグネシウムボディのリールは冬に釣りをすると、リールフットが冷たくなってリールを持っている手がつらくなってきます。

でも、樹脂製ボディ(ci4+やザイオン)のリールは、軽いだけでなくリールが冷たくならないので、冬の釣りにはかなりおすすめです。

ショーカラ
あまり語られることはありませんが、冬の釣りを快適にするためにはこういう細かい気配りも大切です

ギア比はどちらでもいいが…

ライトゲームはそんなにロングキャストする釣りではありません。

ハイギアリールを使っても、ワントレースで得られる情報というのはもともと多くありません。

そのため、ハイギアでもノーマルギアでもそんなに違いはありません。

ただ、ライトゲームでは、使うルアーが軽い分、ルアーを通して得られる水中の情報もかなり繊細な情報になります。

そこで、わずかな情報でもなるべくキャッチしたいのであれば、おすすめはハイギアリールです。

おすすめリール

極細糸しか使わない人を除いて、2000Sというサイズが糸巻量が丁度いいです。

極細糸しか使わないのであれば1000番でもいいでしょう。

ショーカラ
「ライトゲームは初めて!」という人はリールの番手に困ると思うので、2000という番手に決めつけてもいいでしょう

まずはワンタックルから!

釣り物が少なくなる寒い冬の季節。

お手軽なライトゲームを始めてみたいと考えるアングラーも少なくないでしょう。

ただ、最近ではライトゲームのカテゴライズ化が進んで、タックルが極端なスペックに振り分けられる傾向にあります。

そんな中でも、汎用性のあるロッドやリールは存在しています。

この記事を参考に、(お財布と相談しながら)まずはワンタックルを選んでみて下さい。