【ゼロから始める】始めてみよう!冬のエンジョイライトゲーム!!【第0回】

寒い季節の定番ソルトゲームといえばウルトラライトゲーム。

でも、最近では【アジング】や【メバリング】とカテゴライズされてしまったため、これから始めてみたいと思うビギナーにとって、ややハードルが高く感じる釣りになってきていることも否定できません。

このページでは、ワンタックルで始める冬のウルトラライトゲームの魅力をご紹介します。

ウルトラライトゲームの魅力

冬のウルトラライトゲームとは

冬はシーバスや青物が岸から離れて釣りづらくなる季節。

でも、冬だからこそ釣れ始める魚もいます。

それが小型のフィッシュイーター。

代表的な魚がメバル・アジ・カサゴです。

ショーカラ
地域によってはカマスやメッキアジも狙えます

これら小型のフィッシュイーターを狙ったルアーゲームが冬のウルトラライトゲームです。

ウルトラライトゲームの魅力とは

アングラー
メバルやアジみたいな小さい魚なんて全然引かねぇし…

と侮るなかれ。

使うロッドが柔らかく、ラインが細いということあって、30cmを超える尺メバルや尺アジになると釣りあげるのに一筋縄ではいきません。

アジであれば、時に40cm級の群れも回遊してくるエリアもあります。

40cm級のアジともなるとロッドは常にフルムーン状態です。

また、ウルトラライトゲームの面白さは魚の引きだけではありません。

一番の面白さは

ゲーム性の高さ

です。

シーバスや青物は、群れに当たれば、並んで釣りをしているアングラーにバタバタと釣れ始めることがあります。

でも、アジングでは、群れに当たったとしても釣果に歴然とした差が出ることがあります。

ショーカラ
極端に言えば10対0とか

シーバスだと1対0~3対0くらいの差ならあり得ますが、10対0とか聞いたことありません。

ショーカラ
ちなみに、シーバスでも、群れが極端な塊りになっているときは、隣の人と釣果に大きな差ができることがあります

しかし、アジングは違います。

アジングに手慣れたアングラーとビギナーが並んで釣りをすると、10対0の差がつくことも珍しくありません。

あるいは、メバルを狙うとき。

メバリングも、パターンを見つけるかどうかで釣果にかなり差が生まれることがあります。

引き出しの多さや発想の柔軟さの差が如実に現れるのがウルトラライトゲームのゲーム性の高さです。

ターゲットはいつ釣れる?

意外に年中狙える

メバルが面白くなるのは、ほかの釣り物が少なくなる寒い季節です。

だいたい晩秋から初春にかけての季節が一番面白いです。

ショーカラ
初春といっても1月のことではありません。
文字どおり『春』です。

アジは真冬より春~秋の方が釣りやすいです。ただ、ベイト次第では真冬でも群れで釣れることがあります。アジは、わりと年中狙えます。

ウルトラライトゲームで最も釣りやすいのがカサゴです。漁港の岸壁に立って、真下に落とすだけで釣れることも珍しくありません。

ゲーム性が高い…とは言い難いですが、カサゴも年中狙うことができます。

釣りやすいのは夜

回遊性青物は夜になると極端に釣りにくくなります。でも、アジに関していえば、夜でも普通に釣れます。

むしろ、常夜灯に集まってくるプランクトン・小魚・アミエビを追いかけて、夜に港湾内に入ってくることも多いです。

メバルの場合、昼は海藻や岩陰に身を潜めて獲物を狙い、夜になるとアジと同じように常夜灯に集まるベイトを狙うようになります。

メバル・アジともに昼でも全然問題なく釣れますが、狙いやすいのはベイトが集合しやすいナイトゲームです。

ちなみに、カサゴは、昼夜関係なく狙えます(笑

ターゲットはどこで釣れる?

漁港

ライトゲームを始めるうえで最も確実でおすすめのポイントは漁港です。

漁港であればほとんどどこでも常夜灯が設置されています。

常夜灯周辺にはプランクトン・小魚・アミエビなどが集まりやすく、これらを捕食するメバル・アジ・カサゴにとっては絶好の捕食ポイントになります。

また、アングラーにとっては足場が良くて明るいので、周りもよく見渡せて、とても釣りのしやすいポイントといえます。

なお、漁港は、関係者以外の立ち入りが禁止されている場所も少なくないので、立て看板などは注意して見ておくようにしましょう

主に大型のメバル・アジを狙うためのポイントです。

険しい地磯である必要はありません。

漁港に隣接したアクセスしやすい磯でも大型のメバルを狙うことができます。

オープンエリア

意外な釣り場としてはオープンエリアが挙げられます。

写真↑のようにポイントらしいポイントがない場所でも何かしらの魚が釣れるのがライトゲームの面白いところです。

メバル、アジ、カサゴ、マゴチ、アイナメ、ソイなど。

地域によってはほかにも様々な魚種が狙えるでしょう。

ライトゲームを始めるうえで心がけること

釣り物が少なくなる冬の季節。

そんな寒い季節でも、とにかく楽しめるのがライトゲームです。

でも実は、ライトゲームは、他の釣り以上に殺伐としやすい傾向にあります。

「ナイロンは感度が悪い」だとか「エステルは弱い」だとか…

いちいち指摘してくるエキスパートアングラーがおられます。

ショーカラ
防寒グローブするなら、感度の微妙な差なんて気にしなくてもいいだろう…

と思うのですが、聞いてもいないのにお節介(?)にご教授してくれます。

いろいろと雑音が聞こえてきやすいジャンルの釣りがライトゲームです。

でも、とにかく忘れてはならないのが

釣りを楽しむ気持ち

です。

雑音に振り回されてはいけません。

アングラー
釣りが好きだから冬でも何かを釣りたい!

という思いを大切にしなければ、寒い冬の釣りは長続きしません。

まずはワンタックルから始めてみよう!

最近はメバリングもアジングも、その釣りのために最適化されたタックルが簡単に入手できるようになってきました。

しかし、裏を返せば、それだけ選択肢が増えてユーザーとしては選択に迷うことにもなります。

でも、『アジング』という言葉が生まれる前は、アジを狙うライトゲーマーはメバルタックルで狙っていました。

『メバリング』という言葉が生まれる前は、メバルを狙うライトゲーマーは渓流ロッドやエリアトラウトロッドで狙っていました。

ショーカラ
もちろん『アジング』なんて言葉はまったくない時代の話です

細かいタックルにこだわれば沼にハマることもできます。

ショーカラ
それはそれでウルトラライトゲームの醍醐味の一つです

しかし、とりあえずの柔らかいショートロッドでお手軽に始められるのもウルトラライトゲームがエンジョイフィッシングたる所以です。

無理にタックルを細分化(専門化)してハードルを上げるより、ワンタックルで始められるということをまずは理解してください。

それでは、Let’s enjoy! ライトゲーム!!