コロナに負けるな!自宅でできる釣り人の一人アソビ

COVID-19が猛威を振るい始めた2020年3月下旬。

政府や首長からの外出自粛要請が続く今日この頃。

外出自粛要請はコビッド19の感染拡大防止とは無関係と思われる釣り人にまで心理的な制限を加えています。

(もちろん釣りそのものを自粛した方がイイようなスタイルの釣り人もいます)

でも、自宅で指をくわえているだけじゃもったいない!

時間があるときこそやるべき自宅でできる釣り人の一人アソビをご紹介します。

フック交換

これは自宅でできる釣り具弄りの中で鉄板中の鉄板。

釣行が忙しい時期になるとフック交換がおろそかになるので、釣りに行けない時期にこそ黙々とやると時間を忘れることができます。

ちなみに錆びているだけだと交換する必要はありません。

交換してもいいけど。

フックの先が少しでも潰れている場合には錆びていなくても交換しましょう。

ルアーのウエイトのチェック

ウエイトのチェックといっても重さのチェックではありません。

ルアーのウエイトがスムーズに移動するかどうかのチェックです。

重心移動システム搭載のルアーはウエイトがスムーズに動くことがルアーの飛距離を伸ばしたりルアーを綺麗に泳がすための絶対条件です。

でもルアーの中にはこのウエイトがスムーズに移動しなかったり、とんでもなく動きにくいものがあります。

普段はチェックすることがあまりないのでこういう機会にチェックしてみましょう。

チェックの方法としては、ルアーのヘッドを持ってルアーをキャストするようにルアーを素早く振ります。

この時ウエイトが「カチャッ」と鳴ればウエイトが正常に動いています。

シマノのAR-Cやダイワのサイレントオシレートシステムの場合は音が鳴りません。
ただしウエイトが移動する振動は手に伝わるので、それがわかればOKです。
ルアーを振った時にルアーが飛んでいかないようにルアーはしっかりと握りましょう

ルアーのアイの調整

これは本当に時間があるときor現場でしかやらないこと。

長年同じルアーを使っているとスナップを通す部分のアイが曲がっていることがあります。

意外によくあります。

釣りの最中に現場でルアーの泳ぎが気になるときに直したりするのですが、ナイトゲームだとルアーの動きがわかりにくいので実は綺麗に泳いでいないのに見過ごしてしまうこともあります。

なにもすることがなければ、ルアーのアイもチェックしてみましょう。

ルアーアイが曲がっている場合にはペンチやプライヤーで軽く元に戻してやるだけでOKです。

ラインの交換

正直なところPEラインの交換時期って本当によくわからないんですが、1年も換えていないようならこれを機に交換してもいいでしょう。

ナイロンやフロロであれば触ってみてザラつきがあるようなら長めに切ります。

ラインが少なくなるようなら交換しましょう。

ロッドガイドの掃除

ロッドをシャワー洗いする人もいるようですが、別にそこまでする必要はありません。

ただし(ステンレスガイドの場合)ガイドに付着した塩分はしっかりと洗い流しましょう。

ブランクスの汚れなんて拭いておけば問題ありませんが、ステンレスガイドは塩分が残っていると簡単に錆びてきます。

チタンガイドと比較にならないくらい簡単に錆びます。

ガイドの塩分はしっかりと洗い流してください。

ガイドの塩分以上にしっかりと洗って欲しいのがガイドリングの内側です。

ここはけっこう汚れています。

ガイドリングの内側に微細な砂や塩の結晶が付着しているとラインをじわじわと痛めることになるのでガイドリングの内側だけは綺麗に掃除しておきましょう。

正直なところガイドの塩分は釣行後にすぐに洗わなければ簡単に錆びてきます。
なのでガイドの塩分除去は釣行後ルーティンにした方がロッドが長持ちします。

ラインの塩抜き

これは効果があるのかわかりませんが昔から行われているラインのメンテナンス方法です。

最も簡単な方法はリールからスプールを外してスプールをポチャンと水に浸けておきます。

数分後に取り出してスプールごと乾かします。

お湯に浸けるとオイルが緩くなるのでNGです。

時間を掛ける方法としては、ラインをいったんラインボビンに巻き取って、ラインを巻き取ったボビンごとお湯に浸けるやり方です。

スプールごと水に浸けるよりも心理的な抵抗は少ないと思います。

しかもこの方法だとお湯に浸けることができるので、より確実に塩抜きをすることができます。

自宅収納の整理・変更

シーズン中はいつでも釣りに行けるように自宅にある釣り道具はなかなか整理できないものです。

少々散らかっていてもすぐに使うものであればそのまま置いておきたいし、どこに何が仕舞ってあるかわからなくなるとそれだけで釣りに行く前からイライラします。

外出自粛中で時間があるであれば、これを機に自宅のタックルを機能的かつスタイリッシュに整理し直してみはいかがでしょうか。

ノットの練習

(個人的に)釣りはあくまで魚を食べるために釣るのが基本スタンスなので『練習』というのは好きではありません。

キャスティング練習とか魚とのやりとりの練習とか…

昔はキャスティング練習にも通ったし、魚とのやりとりを練習するために管理釣り場や釣り堀にも通ったことがあります。

ですが、経験上、キャスティングもやりとりも楽しみながら実践しないとすぐに飽きてしまう。

上手くいかないと余計に飽きる。

なので釣りにおける『練習』という行為には否定的なのですが、ノットに関していえば自宅で練習しておいた方が現場での作業がスムーズです、絶対に。

特にナイトゲーム主体のアングラーは、明るいところでキチンとノットが組めないと暗い場所ではまず無理なので、自宅に閉じこもる時間のある今のうちにノットをスムーズに組めるように練習しておきましょう。

無心になってリールを回す

ただ単にリールを回すだけです。

それ以外には何もしません。リールをクルクルクルクル…と回します。

それだけ。

でも…あら、不思議。

釣り人はリールを空回ししているだけで心が落ち着いてリラックスできるんです。

ほぼすべての釣り人が間違いなくそうです(個人の見解)。

何もやることがなければリールを回してみましょう。

それとマジメな話をすれば、リールって使わずに仕舞い込んでるとグリスが硬くなってしまって使えないことがあるので、釣りに使わなくても可動部分は動かした方がイイです。

新しいことを始める

リールメンテナンス

釣り人
リールのオーバーホールを自分でやってみたい!

と思うアングラーは少なくないですが、初めてオーバーホールをしようと思うとかなり時間が掛かります。

ネットの記事やパーツ表とにらめっこしながらリールをバラして、元に戻せるようにキチンと並べて分解していきます。

慣れるとだんだん手際が良くなってきますが、慣れないうちはかなり時間が掛かります。

最近ではトルクスという星型のネジを使用しているリールも増えてきて普通の+-ドライバーでは外せないネジもあります。

トルクスネジ用のドライバーがないと外せないのでリールのオーバーホールには事前準備が必要なケースもあります。

時間があるこの機にチャレンジしみてはいかがでしょうか?

ロッドメンテナンス

「ガイドが錆びていて気になる」「ガイドが曲がったから直したい」というアングラーも少なくないでしょう。

でもガイド修理を自分でやってみようと思うとロッドビルディングに必要な道具を準備しなければなりません。

なので釣りシーズンに突入してしまってからではなかなか時間をとってチャレンジするのが難しくなります。

いま現在、釣りを自粛していてすることがないというときは、ロッドカスタムにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

まとめ

釣り人の目的は釣り場に行って魚を釣ることです。

魚釣りができなければ家では何もすることがありません…

と思っているそこの釣り自粛中のあなた!

釣り人の楽しみは現場で魚を釣ることだけではありませんよ。

魚を釣るまでの過程を楽しむのも釣りの楽しみ方の一つです。

まとめて時間が取れる今だからこそチャレンジできることもあります。

現在の社会情勢では大っぴらに釣りに行くのは気が引けますが、自宅で時間を費やせる釣りの楽しみを探してみてはいかがでしょうか。