とある友人からお言葉をもらいました。
釣り友が『ラインを細くしたら釣れた』って言ってたぞ。
細いラインの方が釣れるんじゃないのか?
結論から言おう。
ここから先は友だちに対する軽いグチになりますが、よかったらどうぞ。
事実の先後関係と因果関係
その友人の話を元に事実を整理してみると…
【事実②】20lbのリーダーを使用
【事実③】ルアーを見に来るけど釣れない
【事実④】リーダーを14lbに替えた
【事実⑤】この魚が釣れた
こういうことらしい。
時系列に事実を追いかけると
【事実① 】魚が見えている
↓
【事実②】20lbリーダーを使用
↓
【事実③】 ルアーを見に来るけど釣れない
↓
【事実④】14lbリーダーに替えた
↓
【事実⑤】見えてた魚が釣れた!
という流れ。
この事実①〜⑤について事実の先後関係があるのは明らか。
問題なのは事実④と事実⑤の間に因果関係まであるといえるのか?ってこと。
たとえば
水温が変化してたら、それが原因で釣れたかもよ?
波の具合で魚からのラインの見やすさに変化があったかもよ?
潮の流れってあっという間に状況変わるよ?
光量の変化でも魚からの見えやすさ変わるんじゃない?
リーダーの太さを変えなくても釣れたかもよ?
その実験はしてないよね?
ラインの太い細いで釣果に影響があるとしても、太くした方が釣れることもあるかもしれないよね?
など素朴な疑問はたくさんあります。
『他の要素にはこれっぽっちも変化はなかった』というのであればラインを細くしたことが原因で事実⑤が生まれたかもしれません。
でも個人的には
って思います。
とは言ってもね…
そんな細かい考え方をして釣りが楽しいか?って聞かれると、僕は
『全然楽しくない』
と思う。
ラインを細くしたから釣れたっていう事実の先後関係があるだけだけど、それだけで因果関係あるってこじつけても良いじゃないか…ってのが僕の考え。
ただ、そう考えることは否定しないけど常に頭の片隅に置いとかないといけないのは
その考え方は想像(妄想)の上に成り立ってるんだよ
ってこと。
想像(妄想)であることを前提に
っていう考え方を持つのは全然OKだと思います。
釣りという趣味なんだから
楽しまないと絶対に損
でも、プロスタッフや釣具屋に言われたことを鵜呑みにしてると、釣りっていう趣味は際限なくお金が出て行ってしまいますよ(笑
釣りとは関係ないけど
これは僕に国語の論理の奥深さ再認識させてくれた1冊。
高校生の現代文の練習には最も向いているんじゃないだろうか。
実際には数学で習う内容が多いけど基本的には日本語の論理の話です。
勉強というほど難しいものではないので、社会人の常識的な軽い気持ちで読んでみると面白いです。