近年はNEWステラが発売された翌年に発売されるというスパンだったシマノのコアソリッドシリーズの上位機種【ツインパワー】。
例年の流れでは18ステラ発売の翌年にあたる2019年に発売されてもおかしくなかったのですが、2019年には19ツインパワーは発売されませんでした。
待ちに待ちましたよ…ツインパワーファンは。
そしてNEWステラ発売から2年後にあたる2020年、ファン待望の【20ツインパワー】が発売されることが明らかになりました。
今までとは違ってボディまでブラックを基調とした質実剛健なイメージがカッコイイ(*’▽’)
驚くべきなのはその軽さ。
数年前まではコアソリッドシリーズの4000番クラスはリールの重量は315gほどありましたが、今ではC5000XGですら260gなんです。
これは18ステラのC5000XGと同じ重量なので、15ツインパワーからかなり軽量化されています(なお、15ツインパワーにC5000XGはありません)。
しかもクイックレスポンスシリーズに属する17ツインパワーXDのC5000XGが290gなので、クイックレスポンスシリーズよりも軽量化されています。
ちなみに、これはどうでもいいことですが【CORESOLID】というロゴも少しオシャレになりました。
オススメポイント
剛性アップ
ツインパワーといえばシマノにおいてはタフなリールの代名詞です。
(もちろんぶっちぎりでタフなのはステラです)
ステラを除けばタフなリールの頂点に君臨するのはツインパワーです。
しかし、そんなツインパワーでもリールのローター部分は樹脂ローターが採用されていました。
シーバスであろうと青物であろうと通常使用には不具合は起きませんが、指で押さえるとけっこう簡単にたわむので、どうしてもフッキングや負荷の掛かったやり取りではパワーロスが生じていました。
20ツインパワーは金属ローターを採用したため、これまで唯一の弱点とされていたローターのたわみが極限まで少なくなりました。
軽量化
これまでの樹脂製ローターから金属ローターに変更したにもかかわらず、20ツインパワーでは大幅な軽量化が実現されています。
それはなぜか?
これまでのツインパワーのボディはフルメタル(アルミ)ボディを採用していました。
しかし、20ツインパワーでは初めて半分アルミで半分樹脂のボディになりました。
具体的には、ギアを格納するためのギアボックス側のボディ(リールフット側)を従来通りのアルミボディとし、ボディカバー側にci4+素材を採用しています。
そうするとボディの強度が落ちるのでは?
と思われるかもしれませんが、それほど大きな問題にはなりません。
というのも、リールのパーツ表を見るとわかりますが、ボディ全体に占めるボディカバーの割合って本当に少ないんです。
誤解を恐れずにいうならば、ボディの一部というよりも、ギアを格納しているギアボックス側ボディの単なる蓋です。
蓋が樹脂製になっただけでメインボディは相変わらずのアルミボディです。
従来通りのフルメタルボディと比べると理論上の強度は落ちるかもしれませんが、その強度の低下が体感できるほどのものなのか?を考えると、これは大いに疑問です。
おそらく一般アングラーが強度低下を体感できるという事案はかなり稀だと思われます。
個人的にはボディカバーの素材がci4+になったところでそれほど心配するほどではないと考えています。
発売が待ち遠しいですね!